ハリウッドのアニメーターによる講演会が行われる.

2018年7月17日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

2018年6月28日に Matthew Steidl (マシュー・スタイドル)氏によるAn Introduction to Hollywood Visual Effects Production Methodologies[ハリウッド視覚効果の制作技術の紹介]の講演会が行われました.
ハリウッドのアニメーターによる視覚効果の制作技術の講演会 2018年6月25日
http://blog.media.teu.ac.jp/2018/06/post-f5aa.html
この講義では,前半ではマシュー氏の中学,高校時代のことから南カリフォルニア大学でアニメーションを学ぶことまでをまず紹介していただきました.大学院に進学してから,ワインバーグ先生に会って,USCKIプロジェクトのことを知り,本学へ来たり,東京アニメフェアに参加したりした経験を紹介してくれました.
そして,いくつかのプロダクションでアニメ制作,VFXなどの仕事をしたり,フリーランスになってさらに映像制作にかかわってきたことなどを経て,現在の仕事をしているとのことを具体的に話をしてもらいました.このような仕事を通じて,TV番組やVFXを担当したりしたことを作品を紹介しながら話をしてもらいました.EXTANTという作品では,日本の俳優である真田広之氏のCGモデルを制作したということでした.これらの経験から大きな会社ではスペシャリストが求められ,小さな会社ではジェネラリストが必要であるとのことでした.
その後,次の質問からハリウッドにおける視覚効果の技術、業界の体制、制作動向などを紹介していただきました.
1. 視覚効果(VFX)は何ですか?アニメーションや実写とどんな関係がありますか?
ジョージ・メリエスのトリック撮影から現在の技術に成長したとのことでした.
2. VFXを製作するために、どんな役目は必要でありますか?
いろいろな職種の説明がありました.
3. ポスト・プロダクションはどういう意味ですか?
プレプロダクション,プロダクション,ポストプロダクションの制作工程の説明がありました.
4. アメリカのVFX会社の文化はどうですか?
5. アーティストとして、どうやって経験を積んで成長していくのですか?
6. 将来、映画産業でどんな動向が出てくるのでしょうか?
7. アウトソーシングやグローバリゼーションとか、VFXの予算とか、アーティストの契約などでどんな影響がありますか?
8. 就職活動中の学生として、どうやってプロの生活を準備するべきですか?
学生から最近よく使われているソフトウエアについて質問があったとき,Nukeというソフトがよく使われていることが紹介されました.
大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄

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