メディア学部が「広告」に注目している理由
2017年1月13日 (金) 投稿者: メディア技術コース
みなさん、こんにちは、
メディア学部では、今「広告」に注目しています。
広告という言葉は昔から使われている古い言葉です。広告といえば何を指すかは、誰もが知っています。実は、その広告が新しい時代を迎えようとしているのです。新しい広告技術は「アドテク」とも呼ばれています。周囲を見回すと、新しい広告に気づきます。
〇駅にも、電車の中にも、液晶ディスプレイが設置されて、動く広告が表示できるようになりました。
〇コンピュータで情報検索すると、検索結果以外に、何か以前検索したことに関係したような広告が表示されていることに気づきます。
〇スマホの画面に、勝手に情報が表示されることがあります。
というように、何か情報の伝達のスタイルが変わってきています。
「広告」はまさに新情報の流通手段の1つで、メディアの重要な分野なのです!
メディア学部では、個人個人の欲しい情報がもっともっと適切に各個人に届けられることを目指しています。
その1つが、インタラクティブな広告です。
次の図を見てください。東京工科大学メディア学部の研究施設の様子です。
図1 インタラクティブディジタルサイネージ
格闘技をしているのではありません。ジェスチャーによって、見たい画面を操作しているところです。このように、人と広告が相互に連携することをインタラクティブと呼びます。2002年に公開されたマイノリティレポートという映画で、ジェスチャーで見たい図面を探すシーンがありましたが、それが実現できるようになってきているのです。
他にもあります。
次の図を見てください。これは、八王子祭りの様子です。
図2 山車にスマホを向けると情報が得られる
山車の提灯にビーコンが設置されていて、スマホをかざすと、山車の情報がスマホに表示されるのです。これも、いろいろな広告に応用できますね?コンサートやイベントで登場人物の情報を表示したりもできそうです。
このように、広告は新しい時代を迎えています。
広告には、情報の見やすさやデザイン、取り上げる対象や表現などの文系の側面と、新技術をいかに活用するかという理系の側面があります。たとえば次に挙げるように、これからの課題もたくさんあります。
1、ファッションの広告はどうすれば魅力的?
2、実感できる電気製品の広告は?
3、コンサートやミュージカルの広告で臨場感をアピールできないか?
4、ディジタルサイネージ(電子広告)とスマホを連動させるには?
メディア学部は、この新広告技術「アドテク」の最先端を走っています。みなさんも一緒に考えませんか?
相川 清明
「入試関連」カテゴリの記事
- 大学院説明会が開催されました!(2018年12月30日)
- 受験スケジュール管理の一手法(2018年12月15日)
- 8/5オープンキャンパス参加レポート by新任・森川 第一回:メディアコンテンツコース編(2018年08月08日)
- 先端メディア学「感性表現による音声コミュニケーション」その3(2017年12月31日)
- 大学の演習で人の声でメロディを演奏するボコーダ作成!(2017年12月30日)
「広報」カテゴリの記事
- あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」(2019年03月12日)
- メディア学部の提携校である香港城市大学への訪問(2019年02月27日)
- 日本テレビ「世界一受けたい授業」(2/23放送)での講義!(2019年02月10日)
- Global Game Jam 2019 最終発表(2019年01月29日)
- Global Game Jam 2019 β版発表(2019年01月27日)
「高校生向け」カテゴリの記事
- チュラロンコン大学からのインターン学生との再会(2019年03月14日)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019年03月08日)
- ゲームの学会?!(2019年03月07日)
- 香港理工大学デザイン学部の紹介(2019年03月04日)
- 香港理工大学デザイン学部を訪問し、学部長Lee先生にお会いしました!(2019年03月03日)
CALENDARカレンダー
RECENT ENTRY最新の投稿
- メディア学部の情報はこちら
- メディアコンテンツコースの情報はこちら
- メディア技術コースの情報はこちら
- メディア社会コースの情報はこちら
- 入試情報はこちら
- 資料請求はこちら(大学案内、募集要項等)
- 東京工科大学の情報はこちら