「3 北の国から 岡ちゃん」カテゴリーアーカイブ

エゾ梅雨

6月27日、東北北部が平年より13日も遅く梅雨入り。「これで梅雨のない北海道を除き全国で梅雨入り・・・」と報道されていましたが、道南(特に当地方)ではその日以降、ぐずついたはっきりしない空模様が続いていて気温も上がらず、朝夕はストーブが欲しいくらいの日もありました。そして昨日(30日)は年に一回しかない函館でのプロ野球公式戦(日ハム対オリックス)が雨で中止になってしまいました(楽しみにしていたのでガッカリ)。この天候経過、よく言われる「エゾ梅雨」現象でしょうか? こんな季節にピッタリの風景、その(1)アイヌ語で岩礁の上に立って魚を待ち、ヤスでとる所の意味を持つ「立待(ピウス)」に由来する立待岬。岬の突端に立つと津軽海峡側から低い雲が函館山に吹き付けられている様子を見ることができます。その(2)函館山の市街地側(谷地頭)、石川啄木の「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」に謳われている青柳町の電停。そこからは稜線が低い雲に覆われた函館山をバックに、谷地頭の急坂を昇って来る市電(路面電車)を見ることができます。この季節、函館山全体が雲の中にすっぽりという事も珍しくなく、標高334メートルの低山ながら、時には眼下に広がる雲海を眺める事もできる、なんていうに幸運に巡り会える事も「有り」です。
立待岬

青柳町電停

花の横津岳

毎年、この季節になるとワクワク・ソワソワ・・・、天気予報とその日の朝、自分の目で山にかかる雲をチェックしてゴーサイン! 行き先は道南の秀峰・横津岳で、9合目相当の標高まで車で行くことができ、そこから1時間程で高山植物が咲き乱れる湿原にたどり着くことができるという花の名山です。晴天に恵まれた昨日(21日)の日曜日、9時20分に駐車場に着いた時にはほぼ満車状態で、この季節のこの山の人気の程を改めて知ることができました。ハイキングコースのほぼ半分は頂上台地に林立するレーダー等の施設管理用の舗装道路、ほぼ半分がいわゆる登山道です。お目当ての花たち、この日、目にすることができたのは、ワタスゲ、ハクサンチドリ、ウメバチソウ、カラマツソウ、チシマフウロ、オオヤマオダマキ、ナナカマド、ミネヤナギ等々で、エゾゼンテイカ(=ニッコウキスゲ)の花は未だ早すぎて、小さな固い蕾でした。駒ケ岳を眼前に望む山頂で昼食をとって下山を開始、駐車場に戻ったのは13時20分、ジャスト4時間の「花の山旅」でした。
湿原を彩るワタスゲの群生

横津岳山頂より駒ケ岳を望む

城岱スカイライン 夏景色

七飯町の中心市街地(本町)から山越えで大沼に通じる城岱スカイラインの夏、緩斜面が広がる頂稜部(最高標高約570メートル)には町営の城岱牧場があり今の季節、放牧された牛さんがのんびり草を食む光景を見ることができます(町営といっても牛さんは町内の農家からの預かりもの)。眼下に津軽海峡、函館平野(来春開業予定の北海道新幹線の高架橋も!)を望む同じ場所から右方向に顔を振ると・・・、大沼側から山を越えて函館平野に流れ込む雲の海、そして駒ケ岳はまるで島のように山頂部分だけが雲海の中に浮かんでいました。大沼に向かってのスカイラインの下りは霧(雲)の中、そして大沼の湖岸から眺める駒ケ岳は垂れ込めた低い雲の中でした。因みにこの山地を挟んで南北におよそ25キロ離れた北斗(海峡側)と森(噴火湾側)のアメダスの9時のデータをみると、北斗:16.3°C、N 5.3メートル、快晴(日照1.0時間)、森:13.8°C、NNW 1.9メートル、曇り(日照0.0時間)でした。この時の天気分布とは反対に大沼側は晴れているのに、本町側は曇って時には小雨も混じる・・ということも決して珍しいことではありません。一番の要因は気圧配置と地上の風向きで、七飯町は町内に天気分布の境界がある町 と言うこともできます。車で大沼への(からの)国道5号線のトンネルを抜けたら、JRの列車で大沼トンネルを抜けたら、城岱スカイラインを越えたら、突然、全く違った光景に遭遇して ?! あなたもこんな幸運に巡り会えるかも・・・。
城岱牧場からの眺め(1)

城岱牧場からの眺め(2)

駒ケ岳岳は雲の中

津軽半島一回り

3年越しの計画、津軽半島一周サイクリングがようやく実現(5月25〜26日)。半島東岸のJR津軽海峡線の蟹田駅がスタート、半島の海岸を反時計回りに高野岬〜今別〜龍飛岬〜小泊(泊)〜十三湖、そして湖の分岐から海岸を離れて内陸に入り、十三湖高原〜五所川原〜大釈迦で国道7号に合流、そしてJR青森駅がゴール。二日間の走行距離161キロ、走行時間16時間、休息・休憩を除いた実走の平均時速14キロというマイペースのゆとりサイクリングでした(正確に言うと一周ではありませんが・・)。
このコースのハイライトがあの石川さゆり「津軽海峡冬景色」で知られる龍飛岬、そして竜泊ラインと名付けられた最高標高がおよそ500メートルのワインディングロード(龍飛岬〜小泊)。龍飛岬の眺望はさておきここで紹介したいのは我が国で唯一の歩行者専用の国道、「国道339 ROUTE」 と「階段国道 」の標識が建っています。自転車も降りれば歩行者、362段を喘ぎながら自転車を押して登りました。そして竜泊ラインを自転車で踏破するのはいささか無謀だったか? 急坂の連続で中には斜度が20%を超える急坂も有り、でも「無理なことは無理」と開き直って、龍飛岬から眺瞰台までの上り7.5キロはほとんど押して登って(この間の所要時間は1時間40分)、宿泊地の小泊にたどり着いたのが18時過ぎ、少し計画が甘過ぎたみたいでした。さて、次なる目標は下北半島一周サイクリング!?
階段国道


竜泊ラインからの眺め

春紅葉(はるもみじ)

ゴールデン・ウィークの頃の「バカ陽気」が嘘のよう、今日(15日)は最高気温が一桁どまり(9.1°C)、ライラックが咲くこの季節特有の「リラ冷え」と称される底冷えのする寒さです。
田園地帯では春耕が始まって新緑から深緑の季節を迎えていますが、自宅の玄関先から正面に眺めることができる木地挽山(標高約680メートル)、日本海側と太平洋側を隔てる脊梁山脈に繋がるこの山塊、雪の少ない冬だったとは言え稜線部には雪が残り、山腹はちょうど春紅葉が見頃でした。比較的平坦な山頂部一帯は公共育成牧場になっていて、間もなくすると牧草を食む牛の姿を見ることができますが、今の季節は雄大な眺望(駒ケ岳〜大沼〜横津岳〜函館平野〜津軽海峡)を楽しむ観光客や山菜採り(フキ、ワラビ、タケノコ等)の入山者で賑わっています。昨日(14日)の収穫の一つが雪渓の側で見つけた芽出したばかりのフキノトウ、フキノトウの天麩羅は最高に美味!でした。
春紅葉

残雪

立夏

本州方面に中心を持つ高気圧に覆われ、道南では南寄りのやや強い風が吹き、お昼前には気温も20°Cを超えて、立夏に相応しい陽気となっています。サクラはすっかり「葉桜」、ゴールデンウイークが終らないうちにサクラの方が終ってしまうなんて(北海道にはあるまじき現象)そして季節は新緑から一気に深緑へ! 花便りもフクジュソウ、イチゲから始まり、ミズバショウ、カタクリへと続き、そして今、大沼ではエンレイソウがちょうど見頃を迎えています。大沼では決して珍しい花ではないのですが、群生地は多分ここだけ(↓)。そして近郊の里山では、林床に咲くニリンソウ、シラネアオイ、ヒトリシズカ等を目にすることができます。「ヒトリシズカ(一人静)」、花の名前とは逆に「群れて賑やかに」咲くのが、この花の特徴!?
エンレイソウ群生地


ヒトリシズカ

桜花爛漫(パート2)

気象台から五稜郭公園のサクラ(標本木)の満開が発表されたのが24日、「もう見頃は終わってしまったのかな・・・」とサイクリングを兼ねて昨日(28日)訪ねてみました。当地方、サクラが開花した21日から晴天続きで、函館では27、28日と二日連続して最高気温が20°C超え! この好天のおかげでサクラの見頃は、まだまだ終わってはいませんでした(満開〜散り初め)。五稜の星形に築かれた高さ5〜7メートルの稜堡(土手)上の散策路からは手の届く距離で眼前に花を、また、見下ろす角度でお濠をバックに花を眺めることができます。五稜郭公園には1,600本のソメイヨシノ、正に「桜花爛漫」の風情でした。五稜郭桜(1)

五稜郭桜(2)

桜花爛漫

北海道に桜前線が上陸(松前19日、函館21日、札幌22日)、いつもの年より函館では9日、札幌では11日も早い開花でした。先週の土曜日(25日)、絶好のお花見日和に誘われて北海道最南端の街、松前へ。松前公園は250種1万本という道内でも有数のサクラの名所、早咲きのソメイヨシノなどは満開、中・遅咲きのサクラは蕾が膨らみ始めたところでした。津軽海峡が眺望できる高台の第二公園からの眺めは正に一目千本、海峡はうっすらと春霞の中(写真上)、そして古刹が連なる寺町、中でも光善寺の血脈桜(松前で最も多い「南殿」という品種の親木)は本堂を背景に満開、「桜花爛漫」の風情でした(写真下)。地元(函館)で満開のサクラに敢えて背を向けての「松前行」、往復207.6キロのお花見ドライブを楽しんできました。
松前のサクラ(1)



松前のサクラ(2)

ウメが開花

昨日、ウメの開花を宣言しました(ただし、ウメはマイ標本木、隣家の庭の梅の木)。昨年と比べて8日も早い開花でした。連日の暖かさで函館のサクラ開花予想も前回の予想より4日も早まって21日に、まさに秒読みに突入です。近郊の野山ではコブシの蕾が大きく膨らみ、カタクリの花が今、ちょうど見頃を迎えています。スプリング・エフェメラル(春の妖精)とも称されるカタクリの花、やはり道南の春は・・・「かたくり」っしょ!

北国の春

春の妖精


まさに春

サクラ前線は東北地方、盛岡〜山形まで北上、道南の最新のサクラ開花予想によれば、最南端の町・松前が4月21日、函館が25日で、サクラ前線が津軽海峡を越えて北海道に上陸するまであと10日余り。今朝の北海道新聞、「道南」面のトップには「桜 膨らむつぼみにやきもき – 早い開花予想に道南のイベント関係者 -」の大きな見出しが躍っていました。
バードウオッチングを兼ねて訪れた今日の大沼公園のミズバショウ園地、午前も早い時間とあって観光客の姿も見えず、静寂の中にミズバショウがわが世の春を謳歌していました。バードウオッチングの方も今日はラッキー・デー、わずか1時間足らずでゲットできた鳥は17種類、中でもクマゲラは今季初、双眼鏡を握りしめる手にも思わず力が入りました。そして湖畔の森では、エゾリスも恋の季節かな? ペアとおぼしき二匹のリスさん、もつれ合うように木々の幹や小枝を追いかけっこしながら走り回っていました。世は・・まさに春ですね。
ミズバショウ


エゾリス・恋の季節

春は駆け足

サクラ前線が急ピッチで内地(本州・四国・九州を総称して、あるいは本州のことを「内地」と言う北海道人は少なからずいるみたいです。要するに津軽海峡の向こう岸は内地?!)を北上中ですね。福岡、東京から「サクラ満開」の花便りが届いた昨日(29日)の日曜日、当地でも今年最高となる16.7°C(北斗のアメダス)を記録、そして今シーズン初めて訪れた大沼のキャンプ場に近い園地で、可愛いいミズバショウの花(正確には苞)が開いていました。3月にミズバショウを目にするのは岡ちゃんとしては初めてで、今の季節だと雪の下に埋もれているのが普通のはずなのですが・・・。大沼はほぼ全面が解氷し水面が露出、僅かに湖岸に風に吹き寄せられシャーベット状に折り重なった氷が見られるだけの状態でした。小沼の方はと言うと・・・ご覧のとおり(↓)、冬の名残りの雪氷面、この暖かさが続けばあと一両日で消え去る運命でしょうか。
ミズバショウ


湖明け間近か

どこかで春が

昨日、最高気温が今季初の10°C超え(11.7°C)、そして今日も10.0°Cまで気温が上昇、二日続きの春の陽気に ♪ どこかで春が 生まれている どこかで水がながれ出す ♪ の光景があちらこちらで繰り広げられていました。大沼3湖の一つ小沼では、岸辺と沼の中央付近にちょっぴり湖面が顔を覗かせ、そして雪解けが進む七飯郊外の田園地帯では、残雪の山々を背景に縞々の幾何学模様が出現、山間いの谷川のせせらぎは、少し水嵩を増し岸辺を洗いながら流れ出していました。
どこかで春が(1)

どこかで春が(2)

どこかで春が(3)

春を告げる花一輪

気象台の発表による今冬の北海道の天候は「高温・多雨(少雪)・寡照」とありました。「多雨(少雪)」を数値で詳しくみてみると、降水量の平年比が129%、一方降雪量の平年比が83%、この一見、矛盾する不可解な数値は、多雪地帯である日本海側の降水(降雪)量が平年より少なかった一方、太平洋側東部の降水(降雪)量が平年よりかなり多かった(釧路、根室では平年比200%超)という対照的な地域間の違いから出た結果と言えそうである。道東では最深積雪が1メートルをこえた所まで現れました。道南の函館も高温、どちらかと言うと少雪の冬で、当地でも雪解けが急ピッチで進み、我が家の菜園・花壇の積雪も一両日中には完全に無くなってしまいそうです。昨日(6日)庭の陽だまりに早春の花福寿草が一輪、可愛い花を開いているのを見つけました。でも、暖冬・少雪はいい事ばかりとは言えないようで、越冬野菜の品質劣化や、積雪という保温カバーが早く取れすぎてむき出しになってしまった畑の土の凍結や降霜の影響など、農家さんの懸念が新聞等で報道されていました。やはり何ごとも「平年並」が一番、望ましいのかな・・・。
雪解け

庭に一輪福寿草

大沼湖上ウォーキング

祝日の昨日、自然に親しむ会主催の「大沼湖上ウォーキング」に参加しました。50名近い参加者の半数以上は岡ちゃんと同年輩かそれ以上・・・とお見受けしました。コースは集合場所の大沼国際セミナーハウス入り口(湖岸周遊道路)から湖面に下りて、全面結氷している湖上をおよそ4.5キロ歩いて東大沼のキャンプ場までで、東西に細長い大沼のほぼ西端から東端までを縦断するコースです。天気は曇り時々晴れ、そして時折、両岸の森が見えなくなる程の雪降り(雪氷原のど真ん中、正にホワイトアウト)、途中、防寒の上着を脱ぐなど数日来の厳しい寒気も緩んだこの日は、まずまずのウォーキング日和でした。途中約1キロごとに小休止、先頭集団がラッセルしながらの雪中行進で(所々、シャーベット状でぬかるむ所も)、ジャスト2時間かかって無事ゴールしました。いつも見慣れている湖岸方向からとは逆方向からの眺めに新鮮な驚きを感じながら、でも「雄大な駒ケ岳を眺めながら・・・」という募集キャッチフレーズにも関わらずこの日は駒ケ岳は纏わりつく雲の中、一度も姿を見せてくれませんでした(いつも見ているからまぁ、仕方ないか・・・)。
湖面ウォーキング(1)

湖面ウォーキング(2)

湖面ウォーキング(3)

雪花繚乱

昨日から日中でも氷点下6〜7°Cの厳しい冷え込みと本格的な雪降りで、今朝の積雪(定規による観測)は23cm、昨日の夕方が13cmだったので一晩で10cmもの新積雪です。早朝の4時半過ぎ、除雪車の音で目が覚めました。道東・道北の大雪をよそに道南ではいつもの年に比べ積雪が少ない傾向が続いていたのですが、今季、3度目になる町の除雪車の出動でした。玄関先や駐車場周りの雪かきは昨日が3回、今日も朝と昼の2回、そして多分、夕方も・・・。上肢、体幹、脚など全身の筋群が動員される雪かきの運動強度は安静時の約6倍、普通のウォーキングの約2倍と新聞のコラムにありました。雪かきに要する時間は3回だとトータルで優に1時間はオーバー、運動不足になりがちな今の季節、健康にも良いみたいで「雪かきも、また、楽し!」ですね。今日の午前中、歯医者さんへの行き帰りのカメラ・スケッチです(↓)。赤松街道の歩道で見つけた雪の綿帽子を被った今どき、ちょっと珍しい丸型の郵便ポスト、そして文化センター脇の道路の街路樹は青空をバックに 雪 花 繚 乱 !
雪の日(1)


雪の日(2)

春立つ日

道東を中心に大荒れの天気をもたらした低気圧が東海上に遠ざかり、高気圧に覆われ晴れ間が広がった立春の今朝、道北の内陸部を中心に厳しい冷え込みとなり、幌加内町朱鞠内という所では、今季道内最低となる-30.9°Cを記録。♪ 春は名のみの風の寒さや・・・ ♪、ご当地、道南に一足早く訪れた「光の春」二景を紹介。
その1⛄ 「光る海」城岱スカイライン登り口から望む函館平野と津軽海峡、逆光を受けて海面の方が雪原より白く眩しく、キラキラと輝いている。雪原に描かれた曲線は、開業まで1年余りとなった北海道新幹線の高架橋。
その2⛄「光る湖面」大沼と小沼の境界にある白鳥台セバット。全面結氷の大沼・小沼で、ここだけは真冬でも氷ることのない水鳥たちにとっては貴重なエリア。今の季節、南行には遅すぎるし北行には早すぎるし・・・、もしかして渡りの途中、大沼で越冬を決めたハクチョウたち?!
光る海


光る湖面

どんど焼き

全道各地に大荒れの天気をもたらしている「ななくさ低気圧(と岡ちゃんが勝手に命名)」による寒波の影響も、道南ではようやく終息の方向に向っているみたいです。
昨日(7日)、地元の氏神様、三嶋神社境内で行われた恒例の正月行事「どんど焼き」に出かけました。お昼近かったのに車はライトを点けてノロノロ運転、信号も見え難くなるほどの風雪模様の悪天候でしたが、初詣の人も含めて境内はそれなりに賑わっていました。
お正月の松飾りやしめ縄、書初め等を積み上げて燃やし、無病息災を祈る「どんど焼き」、内地では小正月(1月15日前後)に行われるのが普通みたいです。私の故里、新潟でも「どんど焼き」は小正月に「鳥追い」行事として行われていました。その行事は大人の背丈ほどの高さに雪を固めて積み上げたほぼ正方形の雪洞の上、四隅に竹竿を立て子供の背丈ほどの高さのところに荒縄をぐるりと一周させ、その縄に集落の各戸から集めた松飾りやしめ縄等を暖簾のようにぶら下げ、雪洞の上で子供たちが声を揃えて鳥追い唄を歌い、最後は雪洞の中(予めくり抜いてある)に飾り物をまとめて入れて燃やすという、農作物の害虫を追い払い豊作を祈願する小正月の行事です。ホームページによると「どんど焼き」は秋田以南で行われている小正月の行事とありましたが、それがなぜ北海道で? なぜ7日なのか? は、謎?!。
どんど焼き


初詣

イランカラプテ

明けましておめでとうございます。「曇り時々晴れ、一時雪」の全天候型のお天気、積雪は20センチ足らず、でも厳しい冷え込みが続いている年末・年始です。今年も岡ちゃんの「北の国から」をよろしくお願いいたします。
アイヌ語のポロ(大いなる)、ト(湖沼・水たまり)→ ポロト(大湖または大沼)に由来する地名をもつ大沼は、連日の寒さでその "大きな水たまり" のほぼ全面が雪と氷に覆われた状態です。
北海道では今「イランカラプテ」キャンペーンが国、自治体等、学術機関、アイヌ関係団体によって推進されています。アイヌ語の「こんにちは」の意味の「イランカラプテ」を、北海道のおもてなしのキーワードとして普及させるキャンペーンです。「北の国から岡ちゃん」からもイランカラプテ!
頌春


イランカラプテ

最後のSL(PartII)

二日連続してSLがテーマです、今季限りの運行ということで、どうかご容赦を・・・。上空の寒気と夜間の放射冷却の影響が重なって、今朝は前日に増して更に厳しい冷え込みとなりました(北斗の最低気温-14.3°C!)。河畔の低木など、すっかり落葉した冬枯れの木々たちは、見事な樹霜の花を咲かせていました。樹霜の川向うに広がる雪原(畑地)、そのまた向こうのJRの高架線を「SLはこだてクリスマスファンタジー号」が、黒い煙と白い湯気をたなびかせながら通り過ぎて行きました。近くで見るSLの迫力ももちろん強烈で素敵ですが、こんな距離(写真にあるような)から眺めるSLは、何故か無性に懐かしさを感じさせてくれる暖かさがあり、岡ちゃんお気に入りのアングルの一つです。今回の寒波も今朝が底で北斗の日中の最高気温は+1.6°Cまで上昇、わずか一日で真冬日から脱出でした!

逆光にきらめく樹霜(主に晴れた夜、気温が氷点下5°C以下のとき樹木などにつく樹枝状の氷の結晶)
逆光にきらめく樹霜(主に晴れた夜、気温が氷点下5°C以下のとき樹木などにつく樹枝状の氷の結晶)
氷点下の空気を切り裂きながら「SLはこだてクリスマスファンタジー号」は行く(函館本線、七飯〜大沼間)
氷点下の空気を切り裂きながら「SLはこだてクリスマスファンタジー号」は行く(函館本線、七飯〜大沼間)

最後のSL

今年度限りで運行が廃止されるSL函館大沼号、その函館大沼号の冬バージョンとも言える「SLはこだてクリスマスファンタジー号」が今日(6日)から運行を開始しました。今季一番の冷え込み(北斗の最低気温-7.7°C)と今季一番の積雪(自宅の庭、定規で観測した値は19センチ)に見舞われて、"クリスマス"号の名にふさわしい雪景色の中での運行初日となりました(運行最終日は12月25日)。そして最高気温(北斗)が-4.4°C、終日氷点下の真冬日という特大のおまけ付きの一日、シャッターを押す指先も凍えました。

SLはこだてクリスマスファンタジー号(函館本線、七飯―大沼間にて)
SLはこだてクリスマスファンタジー号(函館本線、七飯―大沼間にて)

小春日和

本州付近に中心をもつ高気圧の緩やかな張り出しに覆われた昨日(28日)、道南地方は柔らかな初冬の日射しが降り注ぎ、風も弱く最高気温が10°C超えの、正に絵に描いたような小春日和! この好天に誘われて多分、今シーズン最後となるロングサイクリングに、レッツ・ゴー! コースは駒ケ岳山麓を反時計周りに一周(+自宅から大沼往復)する全長83km余り、撮影行を兼ね7時間半もかけた ゆったり、のんびりロング・ライド でした。コースの途中、大沼では渡りの途中のハクチョウ20〜30羽が、南行に備えて湖面で羽を休めていました。渡り鳥たちが飛び去り、湖面が雪氷に覆いつくされる季節まで、もう暫くかかりそう・・・。

姿を隠し木陰から密かにフォーカスしている筈なのに、さり気なく遠ざかる群れに「野性」を感じました。
姿を隠し木陰から密かにフォーカスしている筈なのに、さり気なく遠ざかる群れに「野性」を感じました。
背景は駒ケ岳、大沼湖畔の森はすっかり冬枯れ、セピア一色の世界です。
背景は駒ケ岳、大沼湖畔の森はすっかり冬枯れ、セピア一色の世界です。

積雪の朝

今季、最低となる-2.0°Cまで冷え込んだ明け方、目覚めてカーテンを開いたら一面の銀世界、でも積雪はせいぜい2cmほど。道内各地、札幌で22cm、旭川で25cmの積雪を観測するなど、道央・道北では平地でも積雪が50cmセンチに達したところも・・・。
冬タイヤへの交換はすでに2週間前に済ませてあり、今朝は慌てて物置から長靴、雪かき用のスコップを引っ張り出す等して冬支度・除雪体制は万全、 冬将軍の到来、歓迎!!
積雪の朝

初雪

昨日(28日)、函館で初雪そして横津岳(1167m)で初冠雪が観測されました。平年と比べて初雪は6日早く、初冠雪は3日遅い記録でした。いつもの年だと山(横津岳)に冠雪があって、しばらくして平地(函館)でも雪という順番なのですが、今年は一気に雪が山を駆け下ったという感じです。当地、七飯でも昨日、冷たい雨に雪が混じり初雪、そして近郊の七飯岳(779m)、仁山高原(632m)でも頂上付近が白く雪化粧しました(昨日は低い雲が垂れ込め雲間からチラッとしか見えなかったのですが、今日は青空をバックにくっきりと)。そして我が家の庭にも干し柿の季節が到来しました。同じく庭に柿の木があるお隣さんも、今日の好天に柿の実の収穫に大忙しのようでした。本格的な冬の訪れを前に秋と冬が同居する季節・・・です。
山に初雪


今年も干し柿の季節

秋色(あきいろ)満開

平地の紅葉も日増しに鮮やかさが増している今日この頃、横津岳の南〜西向き斜面の扇状地に広がる野菜畠や果樹園では今、秋色(あきいろ)満開! 特産の長ネギの収穫作業が行われている畠の隣には、害虫駆除と緑肥を目的に植えられているマリーゴールドが時ならぬお花畑を出現させ、その畠の山手にあるリンゴ園では、枝もたわわに鈴生りの朱い実が青空に映えていました。沖縄の東海上をゆっくりした速度で北上する台風19号、何とか東にそれて行って欲しいですね(リンゴの願い)。
マリーゴールド


マリーゴールド


たわわな実り

寒 露

今日は二十四節季の「寒露」、草花に冷たい露が宿る季節の到来です。一昨日(6日)、昨年より13日も早くユキムシを初見、白い雪片を思わせるようなユキムシが舞う姿は、北海道に冬の訪れを告げる風物詩です(あるお天気会社が実際、道内各地で調べたところ、ユキムシの大量発生から平均21日後に初雪との調査結果が得られたとのことです)。そして昨日の夕方、我が家では今秋、初めてストーブを点火、「寒さに備えて、試験運転」等と言いながら・・・昨年より20日も早いストーブ点火初日でした。大沼の紅葉も始まり、我が家の庭では柿の実が色づき初め、ホウズキが真っ赤に熟し、そして、あれれ・・・夏の花であるはずのアサガオが今の季節になってようやく一輪、二輪、枯れかかった秋の花、コスモスの隣で鮮やかな花を付けていました!?
紅葉が始った大沼

それぞれの秋

しぐれ模様

上空に10月中旬並みの寒気が流れ込んだ北海道では、16日には大雪山系の旭岳で平年より9日早く、17日には道北の利尻山で平年より16日も早く、それぞれ初冠雪が観測されました。さすがに道南の駒ケ岳では冠雪は観測されませんでしたが、北斗では17、18日、二日連続して一桁の最低気温が記録される(17日が8.6°C、今日18日が6.1°C)冷え込みとなりました。そして今日18日の渡島地方の天気予報は全天候型予報(曇り時々晴れ、所により雨で雷を伴う)、大沼での特に午前中の実際の天気変化も、日が射していたかと思ったら突然、黒い雲に覆われ大粒の雨、ひとしきり ザーツ と降るとまた青空、その青空をバックに雲頂が風で吹き千切られたような雄大積雲・・・まさに しぐれ の時期の天気そのものでした。
湖畔の森では風で落果した栗の実を見つけ! そして、ミズナラの樹には枝もたわわになる程のドングリが付いていて、今年は木の実が豊作のようです。道南でもヒグマの出没情報があちらこちらから・・・「クマさん、今年は山の木の実が豊作のようだから、人里に出て来たら絶対だめだよ!」。
今日(9月18日)の大沼公園(小沼と駒ケ岳)


秋の実り

北緯42度

昨夜、テレビを見ていたら 乗用車の冬タイヤ のコマーシャルが放映され、思わずワイフと顔を見合わせて「今年ももう、そんな季節になったんだね・・・」。そしてこの秋二番目の冷え込みとなった今朝(最低気温13.0°C)、北西に面した玄関フードのガラスが結露のため一面白く曇り、取って来た道新朝刊の22面(函館ローカル面)には、西洋リンゴ栽培発祥の地・七飯で早生種のリンゴ「みすずつがる」の収穫が始まったとカラー写真入りで報道されていました。季節の歯車がまた一目盛り回ったことを改めて感じました。
道南の景勝地、大沼を東西に横切るように北緯42度の緯度線が通っています。大沼周遊道路の大沼の南岸沿い、キャンプ場にも比較的近く夕日の絶景ポイントとして知られる はまなすの浜 には北緯42度の緯度線通過を示す標識が建てられています。ここから地球をはるか真東へ辿ればアメリカ・ボストンの少し南、逆に辿ればイタリア・ローマという緯度です。大沼観光では余り知られていないどちらかと言うとマイナーなスポットですが、その分、一人佇めば・・・北の旅情をたっぷりと味わうことができますと、太鼓判を押しましょう。
大沼

はまなすの浜

縄文の丘

昨日(19日)、小・中学校では二学期の始業式、あいにくの雨降りの中、居間のガラス越しに登校する子供たちの姿を見ることができました。北海道は・・、もう、すっかり秋です。
先週(14日)、好天に誘われて亀田半島の太平洋(噴火湾)沿岸にある縄文遺跡を巡ってきました。海沿いの国道から標高差40mほどの急坂を登った海岸段丘上に大船(おおふね)遺跡があります。そこには土器など遺跡の出土品を展示する埋蔵文化財展示館、その隣には「縄文のにわ」と称する集落跡(竪穴建物跡、盛土遺構、復元建物等)があり、自由に見学することができます。眼下には遥か青い海が広がり、背後には広葉樹を主体とした豊かな森が茂っている、そう、ここは縄文の丘なのです。
大船遺跡から海沿いの国道に戻り5kmほど走った国道バイパス沿いの段丘上、垣ノ島遺跡の隣接地には函館市の縄文文化交流センターがあります。このセンターは道の駅と一体となった博物館施設で、各種の遺物のほか北海道唯一の国宝「中空土偶」が展示されていることで知られています。大船遺跡の静寂さとは対照的に、夏休み中とあって交流センターは大勢の家族連れで賑わっていました(夏休みの自由研究のテーマに「縄文」を選んでいる子が多いみたいでした)。
北海道(噴火湾沿いのこれら遺跡も含む)と北東北(青森・秋田・岩手の3県)の 縄文遺跡群 は世界遺産登録を目指しています。約1万年にわたる持続可能な社会を形成した日本列島固有の先史文化、その価値が世界に認められる日が必ず来ることを期待したいですね。「かっくう」(中空土偶の愛称)も応援しているよ!
大船遺跡 中空土偶

進水式に行こう!

全長180m、幅30m、総トン数2万1千トン余りの巨大貨物船が、轟音を轟かせながらわずか1分足らずで海面へ! 「函館どつく」の進水式では手を伸ばせば届くほどの距離、すぐ目の前でこんな光景を見学することができます。年間6回前後行われる函館どつくの進水式は一般公開されていて、個人でのフリー参加はもちろんのこと、学校や各種団体、サークルの体験学習、社会見学の場としても利用されています。8月6日に行われた進水式には夏休み中ということもあって親子連れの姿も目立ち、市民ら約1,100人が参加したと報道されていました。岡ちゃんが所属するサークルでも進水式見学が年間活動計画の中に組み込まれていて、この日も20人の会員が参加しました。函館どつくへのアクセスは、往路は函館駅前から市電(路面電車)で終点の「函館どつく前」下車(片道230円)、徒歩約10分。復路は函館駅まで3km余りの道程を、名所旧跡や観光スポットを巡りながらのそぞろ歩き・・、でもこの時期、熱中症対策を万全にしての進水式見学会参加でした。
進水式(1)

進水式(2)

進水式(3)

最北の城下町、松前

紫陽花と言えば本州などでは梅雨時の花のイメージが強い花ですが、道南では盛夏期の今頃が見頃の花。北海道最南端の町、松前は北海道の桜の名所として、わが国における最北の城下町として知られている町。町の中心、松前公園内では2千株余りの紫陽花がちょうど見頃を迎えていました。
公園の中心にある松前城の北側には中世(1400〜1600年代)に創建された五つの寺が残る” 寺町” と呼ばれる情緒溢れる街区が形作られていて、松前城と共に「北海道遺産」にも選ばれています。写真の寺(↓)は唯一、戊辰戦争で焼かれずに残った龍雲院、その山門前の通りの佇まいです。華やかなサクラも似合うけどシックな紫陽花もまたよく似合う寺町通りでした。
公園散策の後は和洋の建築デザインが統一されたクラッシクな雰囲気の商店街 ” 城下通り” の一角の食堂で、ご当地グルメの一つ「松前浜ちゃんぽん」(ウニ、岩海苔、エビ、ツブなど近海の魚介類がてんこ盛り)を賞味、この日は汗ばむ陽気でしたがフーフー言いながら、熱いちゃんぽんを美味しくいただきました。
松前城(正式には福山城)


寺町の通り


白神岬の北海道最南端の碑

夏休み

全国的な猛暑をよそに、当地方では今季の真夏日「ゼロ日」が継続中。7月の真夏日の平年値が1日に満たない当地方、平年並みの暑さと言ったところでしょうか。
先週末から夏休み恒例のSL函館大沼号が運行開始、このSLの運行は本年限りとの方針がJR北海道から出されたことから「最後の夏」を見納めようと、撮影ポイントには例年より多くのカメラを携えたSLファンの姿を見ることができます。運行初日の7月19日、はるばる兵庫県から寝台特急で駆け付けたという鉄道ファンの一人と言葉を交わすことができました。その撮影ポイントは工事中の北海道新幹線「新函館北斗」駅が俯瞰できる跨線橋、この新駅は在来線の渡島大野駅との接続駅で完成目前の新駅とSLとのツーショット写真が撮れました。
そして孫が通う中学校は昨日が終業式で今日から夏休み、北国の短い本格的な夏の到来です。蛇足ながら中学校の夏休みは8月18日まで、年間の授業日数が多くなるのでは? の心配はご無用、その帳尻を長い冬休みで合わすのが北海道でした。
SL函館大沼号

五稜(ほし)の夢 -五稜郭築造150年―

函館が国際港湾都市として発展するきっかけとなったのが1854年の日米和親条約に基づく開港、そして徳川幕府により蝦夷地統治と防衛、外交の拠点としてヨーロッパの城塞都市をモデルに五稜郭が築造されて、箱館奉行所が函館山麓から五稜郭に移されたのが1864年で、今年がちょうど150年という節目の年にあたり様々なイベントが催されています(写真はそれらの中から、幕末見廻隊と箱館戦争抜刀隊)。
五稜郭の150年は箱館奉行所と戊辰戦争最後の戦いとなった箱館戦争を抜きにしては語れません。幕府崩壊により奉行所が明治新政府に引き継がれ箱館府として開庁されたのが1868年、箱館戦争に際しては旧幕府軍により1868年10月から翌69年5月まで五稜郭が占拠、そして箱館が北海道の政治の中心としての役割を終え奉行所の建物が解体されたのが1871年でした。大きな時代の流れの中で箱館奉行所は僅か7年で歴史の表舞台から消え去り、それからおよそ140年の時を経て2010年に復元整備されました。
旧幕府軍のトップで蝦夷地仮政権の総裁、榎本武揚の「蝦夷島共和国は 夢のまた夢」、最後の幕府軍、この五稜郭に散る!
幕末見廻隊 箱館戦争抜刀隊(1)

箱館戦争抜刀隊(2) 箱館戦争抜刀隊(3)

小 暑

今日は二十四節季の小暑そして七夕、本格的な夏の訪れの頃ですね。郊外の畑ではじゃがいも、庭ではラベンダーなど、この季節を彩る花たちが全開です。
生産量全国一を誇る北海道の野菜は、たまねぎ、かぼちゃ等、十指に余りますが、中でも「じゃがいも」は70%のシェアを誇る正にポテト王国です。品種改良等が進み現在では約50もの品種のじゃがいもが栽培されているとのこと。「男爵薯」、岡ちゃんも含めてある年代以上には懐かしい名前だと思います(子供の頃、新潟あたりでもじゃがいもと言えばダンシャク、でも何故、ダンシャクなのか大きな謎だった)。その男爵薯が我が国で最初に栽培されたのが七飯町、函館ドックの社長(当時)、川田男爵が明治40年頃、欧米視察旅行の際に持ち帰り、当町にあった農場で栽培したのがルーツで、現在その場所には「男爵薯発祥の地 記念碑」が建てられています。
冷夏の予報だったのが、北海道の最新の3か月予報によれば並夏の予報に変わり、花、野菜、果樹たちも多分、ホッ!
じゃがいも畑

ラベンダー

横津岳花めぐり

6月27日(金)、天気晴れ 横津岳は大沼を挟んで駒ケ岳と対峙するように聳える標高1167mの死火山で(およそ100万年前に活動)、山頂部は比較的なだらかな台地状で小規模な湿地が点在している花の山です。その眺望の良さから航空や気象等のレーダーが林立、頂上まで舗装道路が通じていることは以前、このブログでも紹介したとおりです。
横津岳へは毎年この季節、1〜2回登っている山で今年もそろそろと思っていたのですが、前日の駒ケ岳に続き2日連続しての登山決行となった理由は、前日、駒ケ岳で言葉を交わした登山者からの花情報「横津岳のワタスゲやキスゲが見頃ですよ」でした。登山口は、山頂施設の管理道路の入口に相当するゲートの手前、標高およそ960mの地点で、頂上までの標高差は僅か200mしかありません。標高が千メートルそこそこなのに高山植物を楽しむことができ、しかも半日行程で気軽に登れる人気の山! この日も熟年の登山者で賑っていました。
年々、湿原はじめ山頂部の乾燥化が進んでいるようで花の群落が小さくなりつつあるようには感じていたのですが、特に今年は春先の少雨、今月の長雨・日照不足の影響なのか(冬場の積雪も少ない方だった?)、いつもの年と比べて花がちょっぴり寂しかったのが残念・・・。
初夏の湿原

湿原の花たち(1)

湿原の花たち(2)

駒ケ岳登山

6月26日(木)、天気快晴 登山規制もあり足が遠のいていた駒ケ岳ですが、4年ぶりの訪問となりました。登山口となる六合目駐車場と、事実上の頂上(十合目)となる火口原の南縁に位置する馬ノ背との標高差は僅か420m、関東でいえばあの高尾山にも及ばない、初心者向けの登山コースです。平日のせいもあって行き交ったハイカーはおよそ30人(女性の方が多かった)、皆さん60歳代半ば以上とお見受けしました。でも初心者コースと侮るのは禁物、浮石が多い砂礫の道は非常に滑りやすく、登りより下り方が要注意と言われているのがこのコースの特徴です(本日の私のタイムは登り58分に対して下りは慎重に、慎重にと38分)。上空は快晴にも係わらず噴火湾側の山麓には見事な雲海(正体は海霧)が広がり、風に流されて谷沿いに大沼近くまで侵入している霧を見下ろすこともできました。そして時折、山肌を吹きあげてくる涼風は、正に一服の清涼剤!
馬の背から剣ヶ峰に続く稜線


大沼俯瞰


剣ヶ峰を臨む


エゾ梅雨明け?!

先月末から今月初めにかけての記録的な暑さ(函館の夏日6日間)から一転、道内では曇雨天の不順な天候が続き、各地で連続降雨日数の記録更新や不安げな農家の様子がニュースに(函館の連続降雨日数は15日で一位タイ)。この変動の大きい不順な天候と害虫の被害も加わって、2シーズン目、北海道産種子から育てている家庭菜園の「ツタンカーメンのお豆さん」も、生育不良気味で花数も昨シーズンに比べてかなり少ない・・・、天候の回復とお豆さんの巻き返しにエール!

長雨も一段落、昨日の午後から久しぶりに日射しも覗き、一夜明けた夏至の今日、澄み切った「北海道晴れ」の青空が一杯に広がり梅雨明け模様です。写真は昨夕、日没(午後7時15分)からおよそ1時間後の西の空、夏至の季節、緯度の高い北海道の夕暮れはゆっくりで、午後8時を過ぎても空が明るく、昨夜も街灯の明かりが届かない所で新聞の大見出し、中見出しを読むことができました(さすが記事までは無理)。
ツタンカーメンのエンドウマメ


夏至前夜

火の山・花の山

函館の中心から東へおよそ40km、亀田半島の突端に位置する活火山、恵山(標高618m)は、自生のツツジが群生する名所。その数、エゾヤマツツジ、サラサドウダン合わせて60万本とか! 今年は季節の進みが早く、24〜25日の「恵山つつじ祭り」前の23日には満開に。25日夕方のTVニュースでつつじ祭りの賑わいが放送され「花の見頃はもう暫く続きます」との報道。26日(月)は雨、朝から晴れの予報となった27日(火)に遅ればせながら、恵山に行ってみよう! 祭りも終った平日だったこともあってそこそこの人出、恵山の山裾が朱に染まる絶景をゆっくり堪能することができました。
全山ツツジ ツツジ競艶


ツツジの後は車で賽の河原と呼ばれる火口原(標高320m)へ、辺りは背の低いブッシュに覆われた砂礫や剥き出しの岩礫地帯(文字通り賽の河原)、そしてイソツツジ、ミネズオウといった高山植物がちょうど見頃。眼前に聳える恵山最高峰である溶岩円頂丘の壁面からは、所どころ立ち昇る水蒸気も望見。標高600mそこそこで高山植物が見られるのは海峡に突き出た半島地形による冷涼な気候と、火山活動によってもたらされた砂礫等の特殊な火山地質によるもの。
恵山を望む 恵山火口原
恵山までの往路は津軽海峡回り、復路は噴火湾周りで途中、国宝「中空土偶」を展示している函館市縄文文化交流センターに立ち寄って鹿部〜大沼を経由、城岱スカイラインを越えて帰宅。亀田半島を反時計回りに一周、走行距離ジャスト150kmのドライブを兼ねたお花見でした。

函館山へ

夜景観光では全国的によく知られている函館山ですが、昼の函館山にはもう一つ別の顔が・・・。函館山は明治32年から昭和21年に至るおよそ半世紀もの間、軍事用の要塞として一般者の入山が禁止されたこともあって、市街地に隣接しながら豊かな自然が保たれてきました(植物は約600種類が現存とのこと)。
標高334m、山麓外周約9kmのミニ独立峰である函館山には登山道(トレッキングコース)が四通八達、パンフレットには枝道も含めると11ものコースが紹介されています。7月中旬並みの最高気温22.7°Cを記録した昨日(25日)の日曜日、旧登山道(単に登山道というと山頂の展望台へ通じる車道のことらしい)と呼ばれるメインのコースは、家族連れ、年配のグループ、カップル(老若とも)等など、ハイキングや探鳥、写真撮影、ウォーキングから中にはジョギングに至るまで、新緑を楽しむ大勢の人々で賑わっていました。ウグイス、キビタキの美声に交じって森の奥からはコマドリの鳴き声も! 登山道脇の草むら・林縁にはニリンソウ、シラネアオイ、オドリコソウ、ムラサキケマン等、初夏を彩る花々が。そして昼なお暗くなるほど鬱蒼と茂る山腹の森を抜けて稜線に出ると、真っ青に透き通る空と海が、視界いっぱいに広がっていました。
函館山旧登山道コース

函館山讃歌

稜線漫歩

リンゴの花、散り初める頃

カッコー初鳴き(19日)、そして郊外の水が張られた田圃からは夕暮れ時、カエルの合唱(20日)、まさに 夏は来ぬ ・・ ♪ の今日この頃です。サクラは遅咲きの八重桜を除けばすっかり葉桜、そして町の特産であるリンゴの花も、今がちょうど満開 〜 散り初め。北海道開拓の明治初頭、開拓使によって官園と呼ばれる今でいう農業試験場のような施設が置かれた七飯町は、全道(全国)に先駆けて西洋式の農業・栽培種が導入された北方農業の拠点・先進地、リンゴ栽培もその一つで「西洋リンゴが日本で初めて栽培された所」が七飯町です。今でも町役場や文化センターの敷地に隣り合って、果樹農家のリンゴ園が広がっている・・・という、七飯ながらの光景を目にすることができます。
リンゴの花咲く頃 リンゴいろいろ

季節はサクラから新緑へ

いつもの年に比べて、足早に過ぎ去ろうとしているサクラの季節、そして今、日射しが眩しく感じられる新緑の季節を迎えています。ちょっと時間を巻き戻してゴールデンウイークを中心とした花だよりです。
写真1:エゾヤマザクラ:北海道の代表的なサクラ、花と同時に赤みがかった葉を付けるのが特徴、花も淡い紅色、開花は今年もソメイヨシノとほぼ同時でした。
写真2:ソメイヨシノ:本州などでは単にサクラと言えばこのソメイヨシノを指すほど代表的なサクラ。でも北海道では道南限定のマイナー種で、両方のサクラを同じ時期に見ることができる道南はとてもハッピー・ラッキーな所です。
写真3:林床の花たち:オオバナノエンレイソウとヒトリシズカ。早春の花たちフクジュソウ、カタクリ、エゾエンゴサク等に代わって、次に主役に躍り出るのがこれら林床の花たち。エンレイソウ、道南でよく見かけるのは「シロバナ」エンレイソウの方で、「オオバナノ」エンレイソウ(大花延齢草)は道南ではやや稀れ、かつて住んだことのある道東では、林床に大きな群落を作るオオバナノエンレイソウが珍しくなく、その光景は息をのむ程の美しさでした。 ヒトリシズカ(一人静)の名前は、かの源義経の愛妾、静御前に由来するとか、一人という名前に相反して群れて咲くのがこの花の特徴、その華麗さはさしずめ宝塚歌劇団「花組」、春の北海道公演か ・・・。
写真1:エゾヤマザクラ

写真2:ソメイヨシノ

写真3:林床の花たち

今年もSLの季節!

サクラの季節、GWに合せて今年もSL函館大沼号が運行を開始、その汽笛を耳にするとソワソワ、愛用のカメラを携えて駆け回っている自分を発見です。今日(30日)、訪れたのは函館本線渡島大野駅(北海道新幹線の新函館(仮称)駅として生れ変り中)と大沼駅の間にある仁山駅、撮影スポットとしては「知る人ぞ知る」的な存在、駅には先客があって遠来のマニアと思しきカメラマン数人がスタンバイ中でした。昭和11年に信号場として開設された古い歴史をもつ仁山駅、駅はかつてスイッチバックで列車が登り下りした急勾配の途中にある駅のため、黒煙を吐きながら急坂を喘ぐように登って来る漆黒の車体、そして昭和19年改築という古い木造の仁山駅舎(現在はもちろん無人駅、ホームの一部は板張り)、そんな佇まいがSLとベストマッチング、こんなところにこのスポットがマニアに人気の秘密がありそうですね。
仁山駅にて(1)

仁山駅にて(2)

サクラ開花

昨日(28日)、函館でサクラが開花、平年より2日、昨年より10日も早い開花宣言でした。4月の半ば以降、雨がまったく降らず乾燥した晴天が続いていた函館地方、函館では26、27日の最高気温が2日続けて21°C超え! 「函館のサクラは5月に入ってから・・・」という開花予想でしたが、膨らんだつぼみ、この暖かさに5月を待ちきれずに、咲いてしまったみたいです。
サクラの開花宣言とこの陽気に誘われて、函館郊外の観光名所の一つ、明治31年に創設されたわが国最初の女子修道院であるトラピスチヌ修道院に向かいました。修道院の前庭を彩るソメイヨシノは今、まさに開花したばかり、見頃は今週末あたり、どうやらGWの後半に的を絞っているかのようでした。
春のトラピスチヌ修道院

大沼公園のある日

海(湖)明けした大沼では観光遊覧船が今季の営業を開始、湖岸の周遊道路では本州で言えば他県ナンバーに相当する「札幌」、「旭川」、「北見」ナンバーの車を目にしました。そして周遊道路に並行するサイクリングロード(と言っても自転車通行可の少し広めの歩道)には歓声「◇#☆?@しろさんかく・・・(外国語)」をあげながらレンタサイクルで走り過ぎる外国人ツアー客の一行も。そんな道路脇の森の中にヤマゲラ(アオゲラというキツツキの北海道亜種、緑色はアオゲラと同じ、違いはお腹に黒斑がない)そして天然記念物クマゲラもゲット。この日(4月22日)はミズバショウ園地のほか、バードウォッチングを兼ねて周遊道路の探鳥ポイントを巡っていたところでした。そして突然、目の前に現れたのがキタキツネ、人の姿を見ても逃げることなく、悠々と目の前を横切って、木立の中に消えて行きました(おかげでカメラを構える余裕がありました)。車や人が行き交う道路脇でミズバショウ、クマゲラ、キタキツネを見ることができるなんて・・・、さすが北海道ですね(数日前、道新に「ハイヒールでも参加できる大沼のミズバショウ鑑賞会」の記事も散見)。
キタキツネ見参!

ななえ 春景色

観光と並んで「農業の町」・・・を謳う七飯町の今の季節、町を見下ろす高台(城岱スカイライン)から郊外の田園地帯を眺めるとこんな景色が(↓写真上)、白っぽく光って見えるのは農業用のビニールハウスとビニールトンネルです。ハウスの中は七飯町特産の花卉や野菜、畠の畝を列状に覆うトンネルの中は葉物の野菜が主のようです。普通の目線でビニールトンネルの畠を横から眺めるとこんな風景が展開(↓↓写真下)、七飯の春の風物詩の一つと言えそうです。春耕前の田圃や畠の上空には、かしましくさえずる雲雀の鳴き声!
春耕ななえ(1)

春耕ななえ(2)

春、そして春・・・(パートII)

サクラの開花前線は東北の北部、盛岡〜秋田まで北上、青森まではもう一息? サクラの開花前線が津軽海峡を渡る(青森から函館へ)のに要する日数はおよそ1週間、最新の開花予想によれば函館の開花はほぼ平年並みの5月1日、見頃は5/5〜5/9頃とありました。道南のお花見のクライマックスはゴールデンウイークの最終盤です(いつものことながら・・・)。そのサクラの季節を前に野山では春の花たちが競演中、フクジュソウ(4月13日)以外、エゾエンゴサク、ミズバショウ、カタクリは昨日、今日(4/19〜20)の撮影(大沼公園、匠の森など)です。この顔ぶれが揃って初めて「道南にも春が来た!」を実感します。
早春花(1)


早春花(2)

逆さ富士

サクラの開花前線は北陸の西部〜関東の北部まで北上しているとのニュース、東京などでは満開(もう過ぎた?)のサクラに無常の雨・・・の予報も。その関東から緯度にしておよそ6度北に位置する当地方、大沼の積雪は昨日で0cm、ただしアメダスの公式記録で、野山にはまだ積雪が残っています。最高気温も3日連続で10°Cを越え、大沼に張りつめていた氷も一気に緩み始め、湖岸の水辺には早くもミズバショウ(苞)の淡い緑が、冬枯れの森に彩を添えていました。そして今の季節限定の「逆さ富士」、大沼湖岸の小さな入江に出現したわずかな水面に、残雪をいただく駒ケ岳(別称、渡島冨士)の姿がくっきりと映し出されていました(写真は4月1日撮影)。
ミズバショウ

逆さ冨士

春・・そして春

関東、四国で春一番が吹いた昨日、四国・高知からは今シーズン、本邦初のサクラ開花便り・・・、日本列島、いよいよ春本番ですね。そして北海道、大沼の今日です。湖面は未だ一面の雪氷原ですが、眩しい日射しは春そのものです。大沼と小沼を結ぶセバットと呼ばれる狭い水路、流れがあるため真冬でも氷ることがなく、渡り鳥たちの「道の駅」になっている場所です(写真下)。今日もマガモ、オナガガモ、カワアイサ、ミコアイサ、キンクロハジロ、オオハクチョウなど、常連さんの水鳥に交じって、遥か沖合の氷原の上には1羽のオジロワシ(この辺ではもっと稀れにしか見れないオオワシの方でした)が羽を休めていました。

大沼3湖で最大の大沼、一面の雪氷源が広がっています。
大沼3湖で最大の大沼、一面の雪氷源が広がっています。
大沼3湖の一つ小沼、白鳥台セバットと呼ばれる探鳥ポイントからオオハクチョウなど。
大沼3湖の一つ小沼、白鳥台セバットと呼ばれる探鳥ポイントからオオハクチョウなど。

小さな春、見つけた!

先週そして先々週の関東・甲信地方を中心とした本州の大雪、本当に大変でしたね。テレビのニュースを見ていて思わず「七飯より積雪、多いよ!」と声をあげてしまいました。
立春はとうに、そして雨水も過ぎて " 時は 春 " のはず・・・なのですが、今朝も-12.9°Cまで冷え込み、日中の気温もわずかに0°Cに届かずで、日射しはたっぷりあるものの、風が少し冷たく感じる今日の天気です。でも、雪が消えたばかりの道路脇の陽だまりに、今季初めて「ふきのとう」を見つけました。どこの世界にも少しあわて者がいるみたいですね、今日は冬型の気圧配置、上空の強い西風に乗って脊梁山脈を吹き越えてきた「風に舞う雪片(風花)」を見上げて、多分 「おー寒い!」、顔を出したばかりの ふきのとう君(↓)、思いがけない寒さに首をすくめているように見えませんか。
ふきのとう

ウォーキング日和

年明けから厳しい寒さが続き、最低気温が-10°Cを下回った日数は今日で10日目、13日の祝日には何と-18.9°Cを記録しました(日平均で-10.2°C)。こんな日は、体感的には「寒〜い」と言うより「痛〜い」という感じです。
冬場の運動不足解消のためにと、ウォーキングをやっているのですが、その日の気分と体調と天気(特に風)と雪(特に新積雪)と路面状態と・・等々、厳しい(自身には甘い)条件を課しているのでなかなか実現しません。でも今日は、冷え込みは厳しかった(-12.0°C)ものの風が弱く絶好の冬晴れ、そこで意を決して向ったのが城岱スカイライン、でも冬期はスカイラインの中腹、函館平野が見渡せる展望場所を折り返す往復11.6km、スタート地点の自宅と展望場所の標高差が300mのヒルクライムコースです。この日は登り1時間35分、下り1時間15分、休憩を含めて3時間、いい汗を流しました(多分、晩酌のビールが美味い!)。
雪面のトレイル

冬晴れ

真冬日

昨日からの断続的な雪で現在の積雪は5cmほど。でも、寒〜い! それもそのはず日中の最高気温が-1.6°C、今季初の真冬日となりました。19年前、転勤によって関東から引越して来て初めて迎えた北海道(函館)の冬、周囲から「凍らしてはいけないものは冷蔵庫へ、凍らないものや凍っても構わないものは、屋外のベランダか暖房の効かない屋内のスペースへ」、つまり冷蔵庫は「温蔵庫」、屋外は冷凍冷蔵庫みたいなものと教わりました。かつて北海道では冬、「室内で、半袖になってビールを飲んでいる」と言われていた時代もあったようですが、省エネが叫ばれている昨今、セーターを着込んでストーブは設定温度を下げてエコモードで運転しているので、ビールは別にしてさすがに半袖はありません。
そして、煌びやかな巨大ツリーと冬のシバレ(寒さ)が売りの はこだてクリスマスファンタジー、イブのクライマックスに向けて、ますます盛り上がっているところでした(写真は11日夜)。
はこだてクリスマスファンタジー(1)

はこだてクリスマスファンタジー(2)