火の山・花の山

函館の中心から東へおよそ40km、亀田半島の突端に位置する活火山、恵山(標高618m)は、自生のツツジが群生する名所。その数、エゾヤマツツジ、サラサドウダン合わせて60万本とか! 今年は季節の進みが早く、24〜25日の「恵山つつじ祭り」前の23日には満開に。25日夕方のTVニュースでつつじ祭りの賑わいが放送され「花の見頃はもう暫く続きます」との報道。26日(月)は雨、朝から晴れの予報となった27日(火)に遅ればせながら、恵山に行ってみよう! 祭りも終った平日だったこともあってそこそこの人出、恵山の山裾が朱に染まる絶景をゆっくり堪能することができました。
全山ツツジ ツツジ競艶


ツツジの後は車で賽の河原と呼ばれる火口原(標高320m)へ、辺りは背の低いブッシュに覆われた砂礫や剥き出しの岩礫地帯(文字通り賽の河原)、そしてイソツツジ、ミネズオウといった高山植物がちょうど見頃。眼前に聳える恵山最高峰である溶岩円頂丘の壁面からは、所どころ立ち昇る水蒸気も望見。標高600mそこそこで高山植物が見られるのは海峡に突き出た半島地形による冷涼な気候と、火山活動によってもたらされた砂礫等の特殊な火山地質によるもの。
恵山を望む 恵山火口原
恵山までの往路は津軽海峡回り、復路は噴火湾周りで途中、国宝「中空土偶」を展示している函館市縄文文化交流センターに立ち寄って鹿部〜大沼を経由、城岱スカイラインを越えて帰宅。亀田半島を反時計回りに一周、走行距離ジャスト150kmのドライブを兼ねたお花見でした。

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