函館山へ
夜景観光では全国的によく知られている函館山ですが、昼の函館山にはもう一つ別の顔が・・・。函館山は明治32年から昭和21年に至るおよそ半世紀もの間、軍事用の要塞として一般者の入山が禁止されたこともあって、市街地に隣接しながら豊かな自然が保たれてきました(植物は約600種類が現存とのこと)。
標高334m、山麓外周約9kmのミニ独立峰である函館山には登山道(トレッキングコース)が四通八達、パンフレットには枝道も含めると11ものコースが紹介されています。7月中旬並みの最高気温22.7°Cを記録した昨日(25日)の日曜日、旧登山道(単に登山道というと山頂の展望台へ通じる車道のことらしい)と呼ばれるメインのコースは、家族連れ、年配のグループ、カップル(老若とも)等など、ハイキングや探鳥、写真撮影、ウォーキングから中にはジョギングに至るまで、新緑を楽しむ大勢の人々で賑わっていました。ウグイス、キビタキの美声に交じって森の奥からはコマドリの鳴き声も! 登山道脇の草むら・林縁にはニリンソウ、シラネアオイ、オドリコソウ、ムラサキケマン等、初夏を彩る花々が。そして昼なお暗くなるほど鬱蒼と茂る山腹の森を抜けて稜線に出ると、真っ青に透き通る空と海が、視界いっぱいに広がっていました。
函館山旧登山道コース
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