エゾ梅雨

6月27日、東北北部が平年より13日も遅く梅雨入り。「これで梅雨のない北海道を除き全国で梅雨入り・・・」と報道されていましたが、道南(特に当地方)ではその日以降、ぐずついたはっきりしない空模様が続いていて気温も上がらず、朝夕はストーブが欲しいくらいの日もありました。そして昨日(30日)は年に一回しかない函館でのプロ野球公式戦(日ハム対オリックス)が雨で中止になってしまいました(楽しみにしていたのでガッカリ)。この天候経過、よく言われる「エゾ梅雨」現象でしょうか? こんな季節にピッタリの風景、その(1)アイヌ語で岩礁の上に立って魚を待ち、ヤスでとる所の意味を持つ「立待(ピウス)」に由来する立待岬。岬の突端に立つと津軽海峡側から低い雲が函館山に吹き付けられている様子を見ることができます。その(2)函館山の市街地側(谷地頭)、石川啄木の「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」に謳われている青柳町の電停。そこからは稜線が低い雲に覆われた函館山をバックに、谷地頭の急坂を昇って来る市電(路面電車)を見ることができます。この季節、函館山全体が雲の中にすっぽりという事も珍しくなく、標高334メートルの低山ながら、時には眼下に広がる雲海を眺める事もできる、なんていうに幸運に巡り会える事も「有り」です。
立待岬

青柳町電停

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