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妄言砂漠思いて学ばざればで紹介されていた、中央研究院文献処理実験室の篆書フォントを試してみた。

篆書フォント
左のサンプル(クリックすると拡大します)は、一番上から北師大説文篆文(7,475字)・中研院金文(1,533字)・中研院楚系簡帛文字(1,095字)・中研院甲骨文(760字)。空白は文字がないもの。

小篆は説文のものなので、問題ないが、金文・甲骨は時代がごちゃごちゃになっているようなので注意。

例えば、サンプルでいうと、金文の「荒」は、なんだかナサケナク見えるが、中山王器の金文である。ちょっと調べてみたら他に用例がみつからなかったので、適当にやっているのではなく、できるだけ古い用例をフォントにしているのかもしれない。
(追記) (追記ここまで)
タグ :
#フォント
#篆書

コメント

コメント一覧 (2)

    • 1. むじん
    • 2006年12月21日 03:24
    • 文字がないのはまあ仕方ないけど、あちこちの書体をごちゃまぜにしてるのはちょっと問題ですね。楚簡の電子テキスト化ならばともかく、これらのフォントを使って何か文章を書くという用途には使うことはできそうにありませんね...。
    • 2. 中川@やたナビ
    • 2006年12月22日 05:19
    • 金文・甲骨文に関しては、出典に忠実なだけに、何に使うのかわかんないですね。
      太さぐらい調節すれば、デザインなんかには使えたかもしれないのに。
      よく考えてみれば、バラバラだから始皇帝も文字統一したんで、単純に集めてきただけでフォントになるわきゃございません。
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