7月の終わりに受けた第二種電気工事士技能試験、どうやら合格したようなので、筆記試験と合わせていくらかかったかを計算してみる。
筆記試験に必要なのは知識と筆記用具である。筆記用具はたいがいの人が持っているはずだから費用には含めない。あとは知識だが、スマホアプリと各種Website、Youtube、過去問題を繰り返しやればなんとかなる。これらはすべて無料。いい時代になったものだ。それぞれ検索してもらえば山ほど出てくるが、一つだけ工具メーカーホーザンのYoutubeチャンネルを紹介しておく。
電工試験の虎_ホーザン:Youtube
なお、過去問は
電気技術者試験センターのサイトにある。それにしてもshiken.or.jpってすごいドメイン名だ。
試験の問題と解答:電気技術者試験センター
とはいえ、一応テキストは買った。『第2種電気工事士筆記試験すい〜っと合格』なる本で2080円。
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よくできたスマホアプリがあるのでテキストはなくてもいいが、出題内容が体系化されているのと、工具などの写真が見られるので、ないよりはあったほうがいい。特に電気の基本的な知識に自信がない人は買ったほうがいいだろう。いずれにしても、筆記試験は過去問を繰り返しやることが肝要である。
技能試験は工具が必要になる。全く持っていない人は、ホーザンなどからセットにして売り出されているのだが・・・。
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最低限必要とされる工具は、
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- メジャー
- ウォーターポンププライヤー
- 電工ナイフ
- 圧着ペンチ
- VVFストリッパー
の8つで、最初の4つはたいがいどこのご家庭にでもあるだろう。僕の場合、ウォーターポンププライヤーも持っていたので、あらためて買ったのは電工ナイフ・圧着ペンチ・VVFストリッパーの三つだけ。
電工ナイフはホーザンのこれ。1618円。どう見てもただのナイフだが、主にケーブルの被覆を剥くのに使う。ただし後述のVVFストリッパーがあれば必要ない問題が多い。僕のときはVVRケーブルを使う問題が出たので使用した。
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圧着ペンチは中スリーブまでしか使えない小型のものにした。専用工具だけあってちょっとお高く4391円。「圧着工具なら持っているよ」という人もいるかもしれないが、リングスリーブ(E形)用の黄色いグリップのやつじゃないとダメ。しかもプロにでもならないかぎり二度と使わない可能性が高い。
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圧着ペンチもいろいろな工具メーカーから出ているが、ロブテックス製にしたのは単にエビマークが可愛かったから。
定番VVFストリッパー、ホーザンの P-958。2900円。必須の工具ではないものの、これ一本でVVFケーブルの被覆剥き、切断、輪作りができるので、技能試験を受験するほとんどの人はこれに類する工具を持っている。
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あとは、ケーブルだのスイッチだのの技能試験実習の材料が必要となる。個別に買うのはさすがに面倒くさいし、普通のホームセンターでは売っていないものもあるので、セットになっているものを買った。僕が買ったのはこれ。15000円。
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これもいろいろな会社から出ているが、内容は似たりよったり。値段やオマケで判断すればいいだろう。公表問題1回分か2回分かは悩ましいが、僕は一通り1回やれば十分だと思う。もっとやりたければVVFケーブルやリングスリーブなどの消耗品だけをamazonやホームセンターなどで買い足せばいい。
あと必要なのは受験料と登録料。受験料はネットで申し込めば9593円、合格して免許を発行してもらうのに5300円。
まとめると、以下のとおり。
教材...17090円
工具...8909円
受験料等...14893円
合計 40892円
工具を持っていない場合はもう少しかかるが、電工の工具は一般的なものばかりなので、よほどの高級品を買わないかぎりそれほど変わらないだろう。
これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれだが、生業とするならかなり安いと思う。そうでなくても、コンセントやスイッチの増設・交換など、簡単な工事なら電気屋さんに頼むことなく自分で出来るのだから、すぐに元が取れるだろう。
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