2013年12月22日
☆李先生のお話☆
これもずいぶん昔のことになりますが、三重県武術太極拳連盟前理事長の故仲野貴久子先生に誘っていただいて、伊勢で日中学院の李先生のお話を聴いたことがあります。
細部に記憶違いがあるかもしれませんが、こんなお話でした。
李先生は日本人と結婚して日本に住んでおられました。義妹(夫の妹)の夫が中国で戦死した時、義妹は中国人である先生を責めました。その時、義母(夫の母)は義妹に「これは日本が中国へ攻めていってやっている戦争なんだから、二度とねえさんにそんなことを言うのは許さない」と言われたそうです。
特別の学問もない、ものを粗末にしない、そのおかあさんへの信頼が揺るいだことは一度もない、と先生はおっしゃいました。
おかあさんの言葉は、戦争が終わった後なら言えたかもしれないけど、どうして当時そのように考え、そのように言うことができたのか?
賢くも勇敢でもない私のような人間が、今のような状況の中を、間違わないで生きていけるのか。不安です。
事務局〜zj麺
jcfamie at 18:11│Comments(0)│事務局〜zj麺
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