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2017年12月

2017年12月28日

☆「考えよう!アジアそして世界の平和を!」☆

日中国交正常化45周年記念講演会 丹羽宇一郎氏

「考えよう!アジアそして世界の平和を!」

主催:特定非営利活動法人三重県日本中国友好協会

共催:日中友好促進三重県民会議、三重・河南経済交流会

後援:中華人民共和国駐名古屋総領事館、三重県、国立大学法人三重大学、三重県華僑華人総会

講演会全体 公益社団法人日本中国友好協会会長であり、元中華人民共和国駐箚全権大使の丹羽宇一郎氏をお招きし、2017129日(土)13:15からプラザ洞津にて開催しました。当日は当協会の会員、日中友好促進三重県民会議や三重・河南経済交流会の関係者、また三重大学の学生約30人など、約140名の来場者があり、司会進行も三重大学の学生2人が担当しました。

最初に主催者を代表し、舟橋裕幸会長が「日中国交正常化45周年という節目の年に丹羽会長をお招きし、こうして講演会を開催できることを大変嬉しく思います。アジアの平和に向けて、どういう立場で何をすべきか、来場の皆様に日頃の活動において参考にして頂きたいですので、ぜひ最後までご拝聴ください。」と挨拶された。

続いて、来賓として中華人民共和国駐名古屋総領事館鄧偉総領事が挨拶し、「三重県日中友好協会は今年一年、中国語スピーチコンテスト、中部六県中日友好写真展や本日の講演会など、さまざまな友好事業を行ってこられました。今後も中日友好関係の発展に積極的に寄与されますよう期待しております。」と述べられた。

そして、丹羽会長は1時間の講演で、「今の世界中のリーダーには戦争経験者がいない。だから戦争の想像ができない。原爆がどんなものか。皮膚がめくれ上げる痛さとはどんなものか。悲惨さを勉強してほしい。また、国際関係は必ずしも良好ではない。そして人口、資源、お金はアジアに集まりつつあり、この流れは続くだろう。だから、『世界の平和はアジアの平和なくしてあり得ない』のである。

アジアに目を向ければ、日本と中国でアジアの名目GDPの68.6%を占める。つまり、アジアの平和には日本と中国の平和が重要となるのである。日本は戦争に近付かないこと、核兵器の怖さや歴史を学び、(戦争を)北朝鮮に要求してはいけない。」など、世界の平和にとって、日中が良好関係を築くこと、同時に戦争の歴史を学ぶことがいかに重要かを述べられた。

DSC_0637続いて、第二部として丹羽会長と三重大学生とのトークセッションが行われた。当協会副会長で三重大学教授の朴恵淑氏が進行役を務め、三重大学の学生6人(小西凌さん、南部陽香さん、岡本良啓さん、孫墁さん、万華さん、陳婉秋さん)が丹羽会長の講演会の感想や日中の印象を話し合った。

小西凌さんが「戦争を学ぶ方法を教えて下さい」と丹羽会長に質問すると、丹羽会長は「体験者の話を聞くことや本読んだり、戦争の歴史に興味をもって欲しい」と返答した。陳婉秋さんや万華さんは日本の印象として、ゴミの分別にびっくりした事などを述べ、南部陽香さんは「尖閣諸島や大気汚染といったイメージしかなったが、実際に中国人の学生と話すと礼儀を重んじる人たちだと感じた」と述べた。

これを受けて丹羽会長は、「中国でも数多くのトークセッションに参加したが、誰も悪い事は言わない。忖度してくれる」と会場の笑いを誘った上で、「人間どの国の人も変わらない。中国人も日本人も同じ人間。日本人はなぜ靴を脱いで部屋に入るのか、中国では出された食事を全部食べると失礼になるのか。それは文化が違うからである。文化の違いを理解してほしい。」と述べられた。

第二部最後には、トークセッションに参加した学生を中心に作成した、『日中友好青年宣言文』を日本語と中国語で交互に読み上げ、日中友好事業の後継者として、専門的知識を身につけ国際的視野にたち、新しい歴史を創り上げるために力を尽くすことを誓いますと、宣言すると、会場から拍手が起こりました。そして、来場の学生が壇上に上がり、『世界にひとつだけの花』を日本語と中国語交互に歌って閉会となりました。

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事務局〜ヨウカン


☆『留学生生活向上サポート事業』をスタートさせます☆

129日の丹羽宇一郎氏講演会では、司会進行、日中友好青年宣言文の作成や発表など、中国人留学生が日本人学生と共に講演会の成功に大変貢献してくれました。
また、三重地区中国春節国際交流パーティーや留学生新入生歓迎会、その他さまざまな活動を通じて、中国人留学生との交流が行われています。交流を深めるうち、憧れの日本で生活し、学業に励む彼らの様子を見聞きする機会が多くなりました。そこで、当協会として三重県の中国人留学生の生活向上をサポートする事業を始めることとしました。

孫慢さん 三重地区中国人留学生学友会会長 孫墁さん

留学生が来日すると、三重大学の場合は寮に入るか、アパートを借ります。寮には電化製品や家具などは揃っていますが、決まりで半年後には寮を出なければなりません。敷金と家賃を支払い、生活用品を揃えなればなりません。一度にたくさんのお金が必要となるので大変です。奨学金制度や学費減免制度を利用している人もいますが、学費が全額免除される訳ではないので、みんな節約生活をしています。


不要になった生活用品をご提供ください!当協会理事 草深茂さん


1日頃は当協会の活動にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。私は20年以上三重大学をはじめとする中国人留学生の支援を続けてきました。

彼らは日本が大好きで、留学を終えて帰国すると日本の文化や思い出を家族や知人にたくさん話してくれます。
また、日本に残って就職する子たちもたくさんいます。

自転車や冷蔵庫など、無くて困っている物を用意してあげると、彼らは「嬉しい!」と本当に喜んでくれます。喜んでくれる事が私の生きがいなのです。買い替えなどで、使用可能ではあるが、必要が無くなった生活用品を未来明るい若者たちに是非、提供ください。ご協力をお願い申し上げます。

ご提供頂きたい物例:
自転車、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、湯沸しポット、調理鍋、ベット、こたつ、本棚、机など安全に使用できるものに限ります。家電器具機器は壊れている物、古すぎて発火など危険の恐れのある物の提供はご遠慮ください。事故の無いよう、正しい使用法が分かる『取扱い説明書』があれば、一緒に提供ください。

ご提供したい物がある場合:
下記の連絡先まで、品名、型番・年式、提供者名と連絡先をお知らせください。

ご相談の上、可能であればご自宅まで取りに伺います。

連絡先 TEL:090-3568-4338(草深茂)FAX:059-223-0755

Email:kusafuka@foxmail.com

必要な物を探している場合:
知り合いの留学生が電化製品などの提供を希望している場合は、事務局又は草深茂副理事までご連絡ください。

事務局〜ヨウカン




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