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"脱いだら凄い"楽天・ドラ3中込 ボディーメークの大会Vの最速150キロ超腕!

[ 2024年12月8日 05:30 ]

楽天の新入団選手発表会見でタオルを手にポーズを決める(前列左から)中込、宗山、徳山、(後列同)岸本、吉納、江原、陽柏翔(撮影・木村 揚輔)
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実は自分、脱いだら凄いんです――。楽天が仙台市内で新入団選手発表会見を行い、7選手がお披露目された。ドラフト3位の中込(四国・徳島)は、来場したファンクラブ会員100人を前に「筋トレ、筋肉が凄い好き」とアピールした。

それもそのはず、背番号26のユニホームの下には強靱(きょうじん)な肉体が隠されている。「シンプルに格好良くなりたかった」と山梨学院大で筋トレに目覚めた。

ボディービルダーの指導も受けながら、3年時には半年間にわたる過酷な食事制限で体重80キロ超から68キロまで減量。8月には体の引き締まり、美しさを競うボディーメークの大会「APF ALPS CHAMPIONSHIPS」に参戦し、「スポーツモデル・新人の部」で見事に優勝を果たした。「最後の1カ月はかぼちゃと(鶏の)胸肉だけで生活した。絞り過ぎて、野球には良くなかった」と苦笑するほど、筋肉に魅了されている。

磨き上げた体を生かして卒業後は消防士になるつもりだったが、4年秋のリーグ戦で準優勝し、関東地区大学選手権でも4強入り。「野球をやめたらもったいない」と四国・徳島に入団し、プロへの道を切り開いた。「筋トレビッグ3」といわれる数値はスクワットとデッドリフトが200キロでベンチプレスも130キロを誇り「大腿四頭筋のカットの出方はだいぶ自信がある。野球で、たくさん走って筋がめっちゃ出た」と胸を張る。

「イーグルスの筋肉好きな方たちには全然、負けていると思うので頑張らないと」と中込。最速150キロ超の即戦力右腕が、杜の都で筋肉にも野球にも全力で向き合う。(花里 雄太)

◇中込 陽翔(なかごみ・はると)2002年(平14)1月23日生まれ、山梨県出身の22歳。山梨学院では3年時に春夏連続で甲子園出場。山梨学院大を経て今季は四国・徳島でリーグ最多の43試合に登板し、8勝2敗2セーブ、防御率1・97で最多勝。1メートル75、85キロ。右投げ右打ち。

≪宗山は背番1「似合う選手に」≫背番号「1」の真新しいユニホームに袖を通したドラフト1位の宗山(明大)は「1番は大学時代につけてみたかった。この番号に似合うような選手にならないといけない」と誓った。発表会見の前には球団施設を見学。本拠地の楽天モバイルパークのグラウンドにも足を踏み入れ「ショートを守っているときにいろいろな声援が聞こえてくると思うので、それを力にできたら」とイメージを膨らませた。20年に1人の逸材といわれる即戦力の遊撃手について、同席した三木新監督は「確定ではない」と前置きしつつも「24年のアマチュアでトップの選手。連れていかないといけない」と早くも来年2月に行われる沖縄・金武町での春季キャンプ1軍スタートを示唆した。

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