[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

FAの目玉アダメズ遊撃手がジャイアンツと7年総額273億円で合意 ジャイアンツ球団史上最高額

[ 2024年12月8日 08:05 ]

ウィリー・アダメズ(AP)
Photo By AP

FAの目玉の一人、ウィリー・アダメズ遊撃手(29)がジャイアンツと7年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約に合意した。7日(日本時間8日)大リーグ公式サイトが報じた。

ジャイアンツ球団史上最大の契約で、13年にバスター・ポージーが結んだ1億6700万ドルの契約を上回った。そのポージーは今年からジャイアンツの野球運営部門を率いている。

アダメズの24年のファングラフスのWAR(Wins Above Replacement)はキャリアハイの4.7、MLB全体の野手ではトップ20。耐久性も大きな武器で、ブルワーズでMLB最多の161試合に遊撃手として先発出場した。その間、打率.251、出塁率.331、長打率.462で、OPS+は118と平均を大きく上回る成績を残した。また、32本塁打と112打点はともにキャリアハイで、打点ではMLB全体で4位タイだった。さらに、盗塁数もキャリア最高の21で成功率は84%だった。

高打率を残すタイプではないが、5つのフルシーズンすべてで20本以上の本塁打を記録。19年以降、遊撃手として放った140本塁打はメッツのフランシスコ・リンドアの145本に次ぐ数字だ。

守備面でもアダメズは優れた成績を収めており、スタットキャストによると、OAA/Outs Above Average(野手が平均よりどれだけアウトを奪っているか表す指標)は23年には+16で、MLB遊撃手の中でダンズビー・スワンソンに次ぐ2位だった。ただし24年にはOAAが+1に落ち込み、特に左方向への守備範囲が低下した。

アダメズはドミニカ出身。12年にタイガースと契約。14年のトレード期限にレイズに移籍。21年にブルワーズにトレードされた。これまでオールスター選出や主要なタイトル獲得はないが19年以降のファングラフスのWAR(18.1)は全遊撃手の中で7位という高い評価を受けている。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年12月8日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /