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阪神・西勇&梅野 チーム"最年長"コンビで最優秀バッテリー賞狙う!その先にはリーグVが待っている

[ 2024年12月8日 05:15 ]

プレゼントコーナーで商品を渡す阪神・西勇(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

阪神・西勇が新たな勲章をつかみ取る。梅野とともに大阪府内で行われたイベントに参加。来季に向けて、スポニチ本社制定「最優秀バッテリー賞」の獲得を熱望した。

「あれは理想。みんなが思っている100倍かっこいい。あの賞を2人でかみしめていると思うと、うらやましい」

理想像は今季、同賞を受賞した巨人の菅野と小林のコンビだ。西勇は16年から菅野と4年連続で自主トレを行った間柄。それだけに、両リーグトップの15勝を挙げる復活ぶりを喜んだ。とはいえ、羨望(せんぼう)のまなざしを向けるだけではない。「バッテリーと言うけどこっちのレベルアップをしていくことが大前提」。今季6勝。17年目の35歳を迎える来季、自らを鼓舞するように力を込めた。

「俺らも30代中盤。どれだけ(チームに)必要とされて花を咲かせるかは、僕ら次第」

投手を縁の下で支える立場の梅野も「一緒に獲れたら」と呼応した。22年には青柳とともに受賞。自らの経験値に加え、無双していた「スガコバ」の配球から学びを得た。「高さ、配球含めて、トータルであんなに勝つ。しかも大事な試合で勝っている」。捕手として来季へのアップデートを怠ることはない。

西勇は独特の表現で、復活への決意を明かす。「消えかかりそうなところにもう一回火が燃えるような(活躍をしたい)。想像はできている。それに近づけられるように変わるしかない」。チームでは投手最年長と野手最年長という熟練された2人。実績通りの力を発揮すれば、2年ぶりのリーグ優勝が見えてくる。 (石崎 祥平)

▽最優秀バッテリー賞 投手だけでなく捕手にもスポットを当て、球界最高の「バッテリー」をスポーツニッポン新聞社が制定、表彰する。第1回は1991年で今年で34回目。投手は先発ローテーションの一員として、または救援投手としてシーズンを通して活躍したことを最低条件とする。捕手はインサイドワークや盗塁阻止率、捕逸の少なさなどを基準に選考される。阪神からは03年井川―矢野、05年藤川―矢野、22年青柳―梅野の3組が選ばれている。

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