[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

広島・小園 初の2桁アーチへ背番号5で「GO!!」 打撃フォーム改造に手応え「うまいこといった」

[ 2024年12月8日 05:00 ]

広島・呉でトークショーを行った広島・小園(左)と島内
Photo By スポニチ

広島・小園海斗内野手(24)、島内颯太郎投手(28)が7日、広島県呉市内で行われたトークショーに参加した。今季、初めて全試合出場を果たした小園は2年連続での全試合出場に意欲。長打量産を目指して、11月の国際大会「プレミア12」から打撃フォーム改造に乗り出していたことを明かし、来季は自身初の2桁本塁打到達を誓った。

小園は胸を張って「誰にも負けない」と言い切った。18年ドラフト同期の島内と参加したトークショー。2年連続での全試合出場を誓うとともに、定位置の座を誰にも譲らない意気込みを示した。

「全試合出たい。(秋季キャンプも)みんな頑張っていましたし、レベルも上がっていますけど、さらさら負けるつもりはない。技術をもっと上げて、もっとすごい選手になりたい」

6年目の今季は全143試合に出場して打率・280、2本塁打、61打点。主戦としてきた遊撃は矢野に譲ったが、三塁で出場を重ね、打線をけん引した。来季も主力として活躍が期待される一方、新井監督は秋季キャンプを前に「横一線のスタートになる」とレギュラーが白紙であることを強調。競争激化を伝えられたが、どっしりと構える。

「自信を持ってやりたい。みんな分かっていないと思うんですけど今年はけがもしていた。それでも、出続けられたのは良かった」

今季は6月に膝痛、シーズン終盤には、かかとを痛めていたことを激白。万全な状態ではなかったというが、シーズンを完走したい一心で初の全試合出場につなげた。2年連続を目指す来季を見据え、トークショーではもう一つの目標を色紙にしたためた。

「GO!!2桁ホームランでいきたい。GOは背番号5になるので、そういう意味も込めて」

背番号も51から5に変更。心機一転を図る中、長打量産も目標に掲げた。新井監督も「シーズン2本塁打で終わるような打者ではない。飛ばす力もあるし、10本以上は十分打てる」と期待する。自信の源となったのが、11月に行われた国際大会「プレミア12」。新フォームで臨んでいたことを初めて明かした。

「いろいろ試した。その中で長打が打てるように、バットを(投球の)ラインに入れるようにして、うまいこといった」

スイング軌道の変化が奏功し、同大会のスーパーラウンド・米国戦では2打席連続弾を含む3安打7打点と大暴れ。全7試合でも打率・387をマークし、二塁の優秀選手に選出された。「継続していく」という新たなフォームで進化する。
(長谷川 凡記)

しろまる...広島・島内は2年ぶりのタイトル奪取を誓った。「昨年最多ホールドのタイトルを獲れたので、もう一回それぐらいの活躍をしたい」。今季はチーム2位の58試合に登板して11勝6敗、24ホールド、防御率2.77の成績を残した。トークショーでは2桁勝利を挙げたことも話題に挙がったが、「勝ちは野手のみなさんの援護のおかげ。何度も失敗もしているので...」と謙遜。中継ぎとして来季は勝利数よりもホールド数にこだわる構えだ。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年12月8日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /