親告罪の現代的意義
その多様化と非刑罰的紛争解決の促進
序章 はじめに
第1節 問題の所在
第2節 研究の内容・意義
第3節 研究の方法
第4節 先行研究との関係
第5節 本書の構成及び概要
第6節 用語の確認
第1章 日本法における非親告罪化の潮流とその問題点
第1節 本章の概要
第2節 性犯罪
第3節 ストーカー行為罪
第4節 著作権侵害罪
第5節 営業秘密侵害罪
第6節 小括
第2章 ドイツ語圏における中間的親告罪制度
第1節 本章の概要
第2節 ドイツ法における中間的親告罪制度
第3節 オーストリア法における中間的親告罪制度
第4節 スイス法における中間的親告罪制度
第5節 小括<br><br>
第3章 ドイツ語圏における親告罪の根拠論の展開
第1節 本章の概要
第2節 軽微思想への批判
第3節 私的領域保護思想への批判
第4節 家族平和保護思想への批判
第5節 和解思想
第6節 小括
第4章 ヨーロッパ刑法を中心とする国際法における職権犯罪化の議論
第1節 本章の概要
第2節 性犯罪・ストーキング
第3節 著作権侵害罪
第4節 営業秘密侵害罪
第5節 小括
第5章 ドイツ語圏における各犯罪類型の職権犯罪化の議論
第1節 本章の概要
第2節 性犯罪
第3節 ストーキング
第4節 著作権侵害罪
第5節 営業秘密侵害罪
第6節 小括
第6章 日本法に対する示唆
第1節 中間的親告罪制度の導入を踏まえた親告罪論
第2節 親告罪の根拠論における三分説からの脱却
第3節 非親告罪化の検証
第4節 結論
参考文献一覧