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加害者家族支援の理論と実践[第2版]

家族の回復と加害者の更生に向けて

加害者家族支援の理論と実践[第2版]

加害者家族支援の実践例から効果的な支援のあり方を提案する。

著者 阿部 恭子 編著
ジャンル 法律
法律 > 刑法
法律 > 刑法 > 実務書
出版年月日 2021年12月28日
ISBN 9784877987930
判型・ページ数 4-6・448ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

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加害者家族支援の基本書である『加害者家族支援の理論と実践――家族の回復と加害者の更生に向けて』の第2版。

加害者家族支援の基本書として多くの方々に手にとっていただいた第1版の発刊から約7年が経過した。
その間、加害者家族支援の輪は全国に広がっている。2015年に、大阪でNPO法人スキマサポートセンターが立ち上がり、2018年には山形県弁護士会が犯罪加害者家族支援センターを設立、2020年には鹿児島大学司法政策教育研究センターで加害者家族研究会が立ち上がっていおり、年々、加害者家族に対する社会的関心も高まりつつある。

編著者である阿部恭子が理事を務める加害者家族支援団体であるWorld Open Heart(WOH)が受理した相談件数は2000件を超え、47都道府県すべての地域の加害者家族の支援を経験した。
第2版では、第1版発刊からの約7年間で起きた変化や新たに蓄積された経験を踏まえて、加筆修正を施した。

第1部では、人権・福祉・社会政策の観点から加害者家族支援の根拠と意義を明らかにする。第2部では、捜査から判決確定までの各段階における支援の在り方と事件の類型から求められる介入について、刑事弁護人との連携という観点から検討。第3部では、心理の専門家による加害者家族への心理療法の在り方と、加害者の更生というニーズによる加害者家族への心理的支援、加害者家族のピアカウンセリングの在り方について検討。第4部では、事件によって破壊された加害者家族の生活を再建するために必要な支援について、生活保障と地域との関係に焦点を当てた支援について検討する。
第1部 加害者家族支援の理論
第1章 加害者家族の現状と支援に向けて(阿部恭子)
第2章 加害者家族支援と社会医学(佐分利応貴)
第3章 加害者家族支援と修復的正義(宿谷晃弘)
第4章 加害者家族支援と刑事司法(岡田行雄)
第5章 加害者家族支援とソーシャルワーク(木下大生)
第6章 加害者家族支援と弁護士(勝田亮)
第7章 日本における加害者家族支援(阿部恭子)

第2部 加害者家族と刑事弁護(阿部恭子、草場裕之〔監修〕)
第1章 重大事件の報道対応
第2章 捜査段階における支援
第3章 公判にむけての支援
第4章 公判における支援
第5章 殺人事件の家族支援
第6章 否認事件の家族支援
第7章 少年事件と家族支援

第3部 加害者家族の社会的支援
第1章 加害者家族としての心理療法(相澤雅彦、駒場優子)
第2章 加害者更生と加害者家族への心理的支援相(相澤雅彦、駒場優子)
第3章 加害者家族へのグループアプローチ→データ(相澤雅彦、駒場優子)

第4部 加害者家族への心理的支援
第1章 加害者家族の生活保障(関孝ヱ、菊地登康)
第2章 加害者家族の子どもたちの支援(阿部恭子)
第3章 関係修復に向けた支援(阿部恭子)
第4章 加害者家族支援に法律家として関わることの意義(遠藤凉一、原田いづみ)
第5章 「加害者家族の集い」のひとつのあり方(遠藤真之介)
第6章 家族支援と本人の再犯防止(佐藤仁孝)

コラム「新型コロナがあぶり出す『世間体』という病」
コラム 「加害者家族『支援者』の傍聴する権利」
コラム 「世間から無罪を勝ち取れるか」
コラム 「共に生きるということ」

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