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「法の支配」をめぐって

歴史・政治・理論

「法の支配」をめぐって

「法の支配」がどのように生まれ,機能しているかを検討,その妥当な理解を助ける。

著者 ブライアン Z・タマナハ
四本 健二
神戸大学大学院国際協力研究科四本ゼミ
ジャンル 法律 > 司法制度 > 専門書
出版年月日 2011年12月27日
ISBN 9784877984885
判型・ページ数 A5・208ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

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様々な断絶が存在するこの世界で、満場一致の支持を得ているかのような「法の支配」。しかしその意味するところは、必ずしも明らかではない。「法の支配」がどのように生まれ、機能しているかを検討、その妥当な理解を助ける。
第1章 法の支配の古典的起源
ギリシャ思想における法の支配
古代ローマの寄与

第2章 中世に遡る法の支配の起源
教皇対国王
ゲルマン慣習法
マグナ・カルタ
中世から後世に残されたジレンマ
ブルジョアジーの台頭

第3章 自由主義
自由をめぐる4つのテーマ
自由相互の緊張関係
自由主義の社会文化的文脈
自由主義との比較における共同体主義
自由主義と資本主義
小括

第4章 ロック、モンテスキュー、『ザ・フェデラリスト』の論客たち
法に対してロックが果たす卓越した役割
モンテスキューの提言
フェデラリスト・ペーパーズ
イングランドの場合
法曹

第5章 保守主義は警告する
自由主義と社会主義の対立
ダイシーの批判
ハイエクの緻密な論考
生き延びた福祉国家
第6章 衰退に拍車をかける急進左派
急進左派の目に映った自由と平等
法現実主義者と法に対する道具主義的アプローチ
主流派のジレンマ
急進左派から見た法の支配の崩壊
共同体への憧れ
不確定性と法の支配

第7章 形式論
法「による」支配
形式的合法性の空虚さ
形式的合法性における道徳性
形式的合法性は規範の問題
民主主義プラス形式的合法性

第8章 実質論
個人の権利
権利の反民主主義的側面
政治の司法化
形式的合法性、民主主義、個人の権利
もっとも豊富な内容をもつ実質的形態

第9章 3つのテーマ
法の下の政府
形式的合法性
人の支配ではなく法の支配

第10章 国際的なレベル
法による制限を受ける主権
形式的合法性
人の支配ではなく法の支配
万人のための国際法

第11章 人類にとって普遍的な善か?

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