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役割体験学習論に基づく法教育

裁判員裁判を体感する授業

役割体験学習論に基づく法教育

法教育に必要とされる役割体験学習。裁判員裁判の授業の作り方・指導方法を解説するテキスト。DVD付録。

著者 井門 正美
三浦 広久
ジャンル 教育
出版年月日 2011年02月25日
ISBN 9784877984571
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

これまでの法教育は、充分な教育内容・方法によって展開されてきたとは言えない。知識と行為の統一的学習を試みる模擬裁判などの役割体験学習が必要とされる。本書は、裁判員裁判の授業の作り方・指導方法を解説するテキスト。付録DVD
第1章 役割体験学習論による法的実践力の育成
第1節 役割体験学習論とは-社会体験の体系化-
1.裁判員模擬裁判の評議から
2.模擬裁判における役割体験
3.役割体験学習論社会体験を役割から捉える体験的学習論
第2節 役割体験学習論に基づく法教育カリキュラム
1.法教育の定義と目標
2.法教育の内容・内容構成
3.問題解決(課題設定)型の法教育カリキュラム

第2章 役割体験学習論に基づく法教育ガイド-裁判員裁判を事例として-
第1節 役割体験学習の始まり-ウォーミングアップ-
1.公民科の教育方法-社会的実践力を培う公民科教育-
2.法に関する講義と文献講読
3.刑事裁判の傍聴
4.弁護士・検察官を招いた授業
第2節 模擬裁判シナリオ作り-エクササイズ-
1.全体計画と学生によるシナリオ原案作成(2008年6月)
2.検察官によるシナリオ作成指導(同年7月)
3.弁護士によるシナリオ作成指導(同年8〜9月)
4.検察庁におけるシナリオ打合せ(同年9月)
5.弁護士と学生によるシナリオ共同作成(同年10〜11月)
第3節 模擬裁判への挑戦-ヒートアップ-
1.模擬裁判の役割担当者決定と事前練習
2.裁判員模擬裁判の実践-「田沢太郎に対する殺人未遂被告事件」-
3.裁判員模擬裁判後の体験の共有化
第4節 アンケート調査と事後討議-クールダウン-
1.アンケート調査から
2.事後討議

第3章 法曹三者と学生による裁判員模擬裁判の実際-秋田大学の実践-
第1節 裁判員制度のエッセンス
1.裁判員制度のねらい
2.裁判員制度の特色
3.裁判員裁判の対象となる刑事事件
4.裁判員の選任資格と欠格事由等
5.裁判員の仕事と義務
6.裁判員の選任手続
第2節 模擬裁判2006「甲野はじめに対する強盗致傷被告事件」
1.第1場「裁判官による裁判の説明と裁判員の宣誓」
2.第2場「公判」
3.第3場「評議・評決」

第4章 学生による裁判員裁判の授業-秋田市立外旭川中学校における実践-
第1節 社会科授業「もうすぐ始まる裁判員制度と私たち」
1.テーマ設定の理由-国民の司法参加と法的実践力-
2.授業の展開
第2節 授業反省会とアンケート調査の考察
1.学生による授業反省会
2.外旭川中の生徒・教師と弁護士に対するアンケート調査
3.外旭川中学校校報「穂波」での実践紹介

第5章 インターネットを活用した裁判員模擬裁判-「ネット裁判員模擬裁判」で学びの場を拡張する-
第1節 インターネット学習システム「ネット裁判員模擬裁判」
1.「ネット裁判員模擬裁判」のねらい
2.ネット裁判員模擬裁判のシステム構成
第2節 ネット裁判員模擬裁判の実践
1.ネット裁判員模擬裁判の準備
2.ネット裁判員模擬裁判の評議
第3節 ネット裁判員模擬裁判を終えて
1.参加者はネット模擬裁判から何を学んだのか
2.ネット模擬裁判の課題は何か
3.弁護士からのコメント
4.ネット裁判員模擬裁判の参観者の感想

終章 役割体験学習論に基づく法教育を!
第1節 「青春法廷」に見る役割体験
1.「青春法廷」の概要
2.青春法廷における役割体験
3.役割体験による現実世界の自省的再構成
第2節 法曹三者と学生による裁判員模擬裁判を振り返って
1.はじめに
2.弁護士の目で振り返る
3.法教育の目で振り返る
4.中学生の目で振り返る
5.さいごに

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