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海未「穂乃果のパンツを盗もうと思います」
パンツを盗んだ海未はいなかったんだな
チノ「ココアさん、何作ってるんですか」 ココア「ティッピーパンだよ!」
チノちゃんをパンにすればチノパンだね。
うーん...?w もう一捻り欲しかったな、ありきたりすぎw
エレン「今日はおでんだろ」ミカサ「いいえ焼き鳥」
ワイはおでんをオカズに飯が食える
(注記)現パロです←これ 進撃の巨人でやる必要なくね?w
原作ではエレンが先に死んだ
まゆ「まゆは今日からクール属性になります!」
このスレから10年近くの時を経て、ドミナントガシャでしぶりんはCuに、まゆはPaに、幸子はCoになったという
兎娘「あー世界中の犬と猫が絶滅しねぇかなぁ」兎弟「えぇ...」
うさぎと鶏を同時に庭で飼育した事有る うさぎは手間かかる上気障が荒く最終的には鶏殺害した
チノちゃん「大変です!変態に囲まれてしまいました!」
2018年のごちうさ安価SSなのに人少ないな。
>>1 二期の3年後、3期の2年前だからな
シャロ「6億円が当たったわ!」
二億ならこうならなかった
クロエ「このフトドキモノ」???「それってあなたの感想ですよね?」
???「うっせ!富士山みてぇな口しやがってよぉ!」
【ミリマスSS】 コロちゃんとコロッケ屋さん
三文字でホラーになるの、凄くない?
鞠莉「なんでウチの彼女連中はお◯ぱいが好きなのかしら」千歌「ねぇ」梨子「ねぇ」
果林「何か問題でもあるのかしら?彼女っていうか普通の仲良し同士のスキンシップよね?」 エマ「友達の胸を吸って甘えたりオムツを交換させるのは普通じゃないんだよ」

2025年02月

1: だいやまーくAZbDPlV/MM:2017年03月02日(木) 16:31:48.88 :e3UJv41P0
このSSにはV3そのもののネタバレしかありません。
また、V3そのものの捏造しかありません。
未プレイの方の閲覧は非推奨です。
短い。圧倒的短さ。


2: だいやまーくAZbDPlV/MM:2017年03月02日(木) 16:33:21.65 :e3UJv41P0

最原 「キミは、僕達が嘘の記憶でできた、フィクションの存在だっていうんだね?」

白銀 「そうよ! あなた達はこのダンガンロンパでしか存在できない、フィクションなのよ!」

最原 「だったら、赤松さんと衣装交換をしたときのアレルギーってなに?」

白銀 「だから言ったよね? 私のコスプレは......っ!」

最原 「そう。キミは自ら証明しているんだよ」

最原 「赤松さんへの説明にも"二次元"だと限定しているワケではなく"受け付けるのはフィクションだけ"としか言っていないはずだよ」

最原 「つまり、君にとって僕達の存在はフィクションじゃないっていうことになるよね?」

白銀 「っ!」


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ダンガンロンパ SS ☆その他 0
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017年03月03日(金) 00:48:02.192 :NaOvMDMZ0.net

サターニャ「なーっはっはっはっはっは!恐れなさいガヴリール!」

ガヴリール「......意味わかってんのおまえ」

サターニャ「なっ!わかってるに決まってるでしょ!」

ガヴリール「ほー......?じゃあ......」

ガヴリール「撃ってみろよ」


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ガヴリールドロップアウト SS ☆糞SS 1
1: だいやまーくLYNKFR8PTk:2018年03月04日(日) 20:00:43.32 :rnNERiLr0

ウィッチ「この液体を浴びればどんな生き物も人間になる......」

ウィッチ「ターゲットは勿論......」





カーバンクル「ぐー......」

アルル「はぁ〜......寒いねカーくん」


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その他 SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月05日(月) 18:16:33.51 :+PesBlIL0

男「だーかーらー、そんなんじゃないって」

友「はあ? いっつも幼馴染と帰ってんだろ。羨ましいぜ」

友2「おいおい、その辺のデリケートなことはあまり追求してやんなよ」

男「家が近いから一緒に帰ってるだけなんだって」

友「はいはい、その通りで」

男「お、おい!」

友2「じゃ、俺もこの辺で。ほら......」チラッ


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その他 SS ☆いちゃコメ 0
1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018年03月06日(火) 16:20:21.707 :KC930r1vp.net

母ちゃん「ふせ!」
忠犬「ヘッ!」フセ!
バカ猫「カリカリカリカリ」

母ちゃん「ぱくぱく!」
忠犬「ぱくっ!」パクッ!
バカ猫「カリカリカリカリ」

母ちゃん「食ってよし!」
忠犬「もぐもぐタイム」( ́〜`)モグモグ
バカ猫「カリカリカリカリ」



ほーんとバカ猫ですわ


3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018年03月06日(火) 16:21:21.913 :03ccgk5V0.net
喋る犬と比べるのはかわいそう


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その他 SS ☆その他 1
1: だいやまーくiv1d32We2.:2018年02月27日(火) 22:45:39.58 :uWEZZrAG0

モバP(以下P)「そろそろか......」

千奈美「何、天井を見上げて。ノってほしいの?」

P「うぉっ、いたのか?!」

P「や、これはその、別にあの病気じゃないぞ」アセッ

P「そうだなぁ、言ってみれば免許の更新だ」

千奈美「はっきり言いなさいよ」

P「献血」

千奈美「......献血?」パチクリ

P「そう、献血。そろそろだな、ってさ」

千奈美「説明して」

P「へぇ。興味湧いたのか?」

千奈美「......気紛れよ」フイッ

P「さいで」


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モバマス SS ☆その他 0
2: だいやまーくossIyKFqYI:2018年02月16日(金) 19:14:34.58 :MVtfKoBc0

ーー菱山駅(京阪石山坂本線京阪石山駅)ーー

勇太「何か大津線の駅名が変わるらしい」

六花「そうなのか」

勇太「浜大津が...びわ湖浜大津、皇子山が...京阪大津京、坂本が坂本比叡山口...に変わります...」


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2: だいやまーくUYlhnKrxEE:2017年12月26日(火) 08:07:10.59 :1E1TzQ5M0

-もんじゃ村


おっさん「し、しまった〜」

スティレット「どうかしたの?」

おっさん「まいったのう、あいつは今旅行中でいなかったんじゃ〜」

スティレット「あいつ?」

おっさん「この旅に欠かせない仲間じゃ!あ〜どうしたら...」ガシガシ

スティレット「そもそも場所は空の上なんでしょ、どうやって行くの?」

おっさん「あ......」

スティレット「いきなり行き詰ってるじゃないの...」


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その他 SS ☆冒険・バトル 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月28日(水) 18:09:23.07 :XrmfHymA0

― とある朝 ―

ヴィーネ「ガヴ、学校に遅れるわよ?」ドンドン

ガヴリール「着替えに時間が掛かりそうだから、先に行ってくれ!」

ヴィーネ「しょうがないわね。先に行くけど、ちゃんと後から来るのよ!!」

ガヴリール「わかってるって...。」

〜20分後〜

ガヴリール「着替えと準備は終わったけど、学校まで歩いて行くのが何か面倒だな。」

ガヴリール「いいや、神足通で教室まで移動しよう。久しぶりに使うけど、まっ、大丈夫だろう...」


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1: だいやまーくLYNKFR8PTk:2018年02月12日(月) 20:01:55.04 :AQKhG5450

ヒメコ「あーそういえばこの間一年に転校生来たってA組の中谷さんが言うとったわー」

スイッチ『ところでボッスン、それは本当なのか?』

ボッスン「本当だって!! 背中に思いっきり!! でっかいネジがついてんの!!」

ヒメコ「ホンマか? アンタの見間違えとちゃうん?」

ボッスン「よーし! じゃあ来てみろ!! 絶対ついてるからな!!」

スイッチ『それじゃあ早速彼女のクラスの1年Q組に行くとしよう』

ヒメコ「なんで一年だけそんなにクラスあんねん!!」


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その他 SS ☆コメディ 0

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月17日(土) 00:31:11.01 :/msfDHJh0

曜「私と梨子ちゃんの二人だけで下校するって珍しいね」

梨子「千歌ちゃんと善子ちゃんが風邪ひいちゃったからね」

曜「二人とも風邪ひいちゃったのは珍しいよね」

梨子「最近流行ってるのかしら?」

曜「後でお見舞いにいかないとね」

梨子「そうね」


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ラブライブ! SS ☆いちゃコメ 0

2: だいやまーくUEry/CPoDk:2018年02月18日(日) 11:12:47.79 :BVSiYf2Z0

莉緒「ちょっと姉さん、どういう事よ!」

このみ「何よいきなり。」

莉緒「こないだ貰ったアドバイスよ。あれ昨日の合コンでためしたら全然駄目だったわ!」

このみ「アドバイスってあれのこと?料理が出来る点をアピールしてみなさいって言った。」

莉緒「そうよ、皆感心するどころかドン引きだったわ。どうなってるのよ。」

あずさ「お料理の話でそんなふうになるものなのかしら。なんて言ったの?」

莉緒「ん?『得意料理は肉じゃがとひじきの煮物、あとはカボチャの煮付けや里芋の煮っころがしとかです』って。」

莉緒「一応言っとくけど、これでもちゃんと本当に作れるわよ。練習したからね。」

あずさ「えっと、いくらなんでもそれは...」

莉緒「どうして?男の人ってこういうのが好きなんでしょ。」


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ミリマス SS ☆その他 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月19日(月) 18:20:23.48 :PXvN3a/FO

オーブ「お久しぶりです、あの時はありがとうございました」

ゾフィー「いや、私は何もしていないさ。むしろ助けられたのは私たちの方だ」

オーブ「そんなことは...、ゾフィーさんや、ジャックさん、セブンさんとゼロさんのお力があったからこそ俺は勝つことができたんです」

ゾフィー「いいんだ、私たちではレイバトスを倒せなかった。君には本当に感謝をしている」

ゾフィー「前のは宇宙警備隊隊長として、そして今度はゾフィーとして礼を言わせてくれ。ありがとう、オーブ」

オーブ「...俺には勿体な過ぎるお言葉、ありがとうございます」


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その他 SS ☆その他 1
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月15日(木) 05:07:03.31 :AJeIpMiKO
酔った勢いで書いた


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月15日(木) 05:07:29.07 :AJeIpMiKO

モバP(以下P)「ありすからもらったチョコから変な味がする」

ちひろ「は、はあ......?」

P「真っ赤なイチゴのチョコでありすらしいなー、って思ったら、なんというか、チョコの味としてはあってはならないような、生臭いような、鉄臭いような味がするんです......」

ちひろ「ありすちゃんのことですから、また何かに感化されたのでは?」

P「それならいいんですけど、何か違う感じがするんですよ......」

ちひろ「違う感じ?」

P「だって最近の俺を見るありすの目、おかしくないですか」

ちひろ「気付いてたんですか」


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モバマス SS ☆糞SS 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 11:37:11.19 :YLuyWgXQ0

【ガルパン】プリンセス オブ ダークネス

桃「西住、お前が転校しろーーー!」

こうして西住みほの転校が決まった。


愛里寿「......ばか?」




(注記)機動戦艦ナデシコのパロ
キャラ崩壊注意
最終章のネタバレなし


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ガールズ&パンツァー SS ☆その他 0

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月21日(水) 23:02:35.53 :do0p4Rg40

その時、まゆが運命に落ちました。

その日まで色のなかった人生には色がつきました。

あの時全力で守ってくれたプロデューサーさん。でも、なんでですかぁ?

なんであの時はあれだけ細かったのに、なんで今はボディービルダーみたいになってるんですかぁ?


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モバマス SS ☆その他 0
1: だいやまーくKakafR9KkQ:2018年03月03日(土) 19:06:48.19 :3YEL/YcEO

ある日 ファストフード店


花音「い、いらっしゃいませ......」

紗夜「これとこれと...... あと新発売のこれをください」

花音「えぇっと...... 全部で

紗夜「あ、すいませんやっぱりこれもお願いします」

花音「ふぇぇ......」

紗夜「全部で3,200円ね...... お財布......」

紗夜「......」

花音「えっと...... どうされました?」

紗夜「お金が足りないわ」

花音「ふぇぇ......」


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バンドリ! SS ☆いちゃコメ 0
1:以下、名無しが深夜にお送りします:2018年02月24日(土) 20:17:23 :Dxvn7gA2

ガヴリール「今月、使い過ぎで課金が出来ねぇなぁ...。何とか、楽して金を手に入れる方法は......」ペラッ

ガヴリール「んっ?」ピタッ

雑誌に掲載されてる小説の一文『バラされたくなかったら、金よこしな。』

ガヴリール「これだぁーっ!!!」


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1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月19日(月) 18:36:23.80 :V8cwEB2n0
某所でスレ立てしたら即死したのでこちらに投下
Aqoursのみんなでどうでしょうの名場面を再現しようとするSSです

(注記)一部ネタバレあり


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月19日(月) 18:37:33.83 :V8cwEB2n0

千歌「そうそう! 水曜どうでしょうの企画で、私たちがやるなら何がいいかなぁって話してたとこなんだー。曜ちゃんは何かある?」

曜 「んー......そうだなぁ、サイコロやヨーロッパみたいな人気企画も良いし、リアカーみたいなマニアックなのも捨てがたい......あっ! いっこあった!」

千歌「おおっ?? Aqoursでも指折りのどうバカ曜ちゃんのやりたい企画......それは......?」

曜 「四国R-14!」

花丸「四国......」

善子「R-14......まさかの2000年に番組が休止した際に藤やんうれしーとチームナックスが組んで撮られた......あの、"どうでしょうだから大したことないだろ、と視聴者がタカをくくっていたら予想以上に怖くて毎週視聴率を下げた"という伝説のホラードラマ、四国R-14......さすが曜、選ぶ企画がどうバカだわ......」


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ラブライブ! SS ☆その他 0
1: だいやまーくy6uYTky2xI:2018年02月19日(月) 02:31:25.32 :mdUZ7nFR0

所恵美「いやだ。この先へは行かせない、行かせられない」


2: だいやまーくy6uYTky2xI:2018年02月19日(月) 02:32:05.59 :mdUZ7nFR0

琴葉「どうして、って聞いても無駄よね」

恵美「分かってるじゃん」

琴葉「恵美は優しいもんね。今だって私のためにやってるんでしょ」

恵美「私が絶対に譲らないのは仲間の危険を止める時とファミレスのクーポン券だけだよ」

琴葉「ふふっ、何それ」

恵美「ここで琴葉を止めたら、エレナも呼んでまたファミレスに行く予定だから」

琴葉「それなら私はパスね。恵美を殺してでも私はその先へ行く」


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ミリマス SS ☆冒険・バトル 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月27日(火) 18:11:38.63 :OlU40Mn/0

男「今妹は部屋にいるようだ。ぐへへへ」

男「妹のスペックは>>2-4(の中から複数選択)」


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月27日(火) 18:13:29.03 :NQTsflop0
アニメ好き


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月27日(火) 18:13:32.86 :/GolI/11o
無乳


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月27日(火) 18:15:04.69 :KOxF84X90
怪力


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姉 ・ 妹 SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月22日(木) 01:21:27.47 :bQB3JNn20

ある日、あるところに一人の女子がいた。



女子「うーん、最近食べ過ぎでちょっと太っちゃったな。運動不足もあるし」

女子「太ったといっても2kgくらいだけど、少しだけダイエットしようかな」カチカチ

男子(女子の彼氏)「お、女子! いったい何を調べるんだ?」

女子「あ、男子くん。実はダイエットしようと思って。だから良い方法を検索してるの」

男子「ダイエットだと......」

女子「うん、最近食べ過ぎちゃって。あははは......」

男子「馬鹿野郎ーーーーッ!!」

女子「うわっ!?」ビクッ


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その他 SS ☆その他 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月26日(月) 05:36:11.84 :IgJtsITR0

歌織さんメインのミリシタアダルト四人組の話です。

〜とある居酒屋にて〜



莉緒「それでね、たまに物凄い小さいおばあちゃんっているじゃない、そういう人を見かけるたびにそれでプロデューサーくんったら"いつかこのみさんもああなるのかな..."なんていうから笑ちゃって!」

このみ「あんのバカプロデューサー...!明日会ったら鳩尾に正拳突きね...!ってコラ!風花ちゃん笑いすぎっ!」


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ミリマス SS ☆いちゃコメ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月28日(水) 17:53:10.69 :eQWKpt1u0

(注記)パラレルワールドの設定です

セレナ「えっ...今度の日曜日...?」

サトシ「空いてないか?」

セレナ「う、うん...その日は何にも予定ないけど...どうかしたの?」

サトシ「ならさ!映画に行かないか!」

セレナ「え、映画!?」

サトシ「あぁ!で?行けるのか?」

セレナ「う、うん!行けるよ!」

サトシ「なら今度の日曜日楽しみにしておくからな!」

セレナ「(さ、サトシとデート...///)」


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ポケモン SS ☆糞SS 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月25日(日) 22:55:21.89 :Ee/4SOb5O
ガルパンドリームタンクマッチ特典の戦車道裁判、面白かったです。
特に妹えこひいき裁判が面白かったです。

少しネタバレありますけど、知らなくても大丈夫なはずです。

あと少しキャラの崩壊は注意です。


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月25日(日) 22:56:27.61 :Ee/4SOb5O

役人「本法廷では、『西住まほ、妹好き過ぎ裁判』を行います」

みほ(弁護人)「はあ......」

アンチョビ(陪審員)「またあの続きか」

ケイ(裁判長)「前の『西住まほ、妹えこひいきしすぎ裁判』では無罪だったわよね」

アッサム(証人)「あの後の調査で、被告人である西住まほにはさらなる余罪があるのではないか、ということが判明いたしました」

まほ「......」

みほ「お姉ちゃん......」

エリカ(弁護人)「隊長に余罪なんてあるわけないじゃない!」

小梅(弁護人)「そうです!第一、みほさんは大切な妹なんですよ!好きで当たり前です!」

みほ「二人とも......ていうかエリカさん、少し声高くなった?」

エリカ「うるさいわよ!」

杏(検察官)「まあまあ、とりあえず証拠があるんなら観てみようよ」

オレンジペコ(陪審員)「そうですね、角谷さんの言うとおりです」

ケイ「オッケー、それじゃあ証人、証拠の方お願い」

アッサム「この映像を見て下さい」


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ガールズ&パンツァー SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しが深夜にお送りします:2018年02月23日(金) 01:14:30 :t6WktX.M

(注記)短編になります。

~とある会場にて~

ヴィーネ「いい? 私とラフィでここまでしてあげたんだから、しっかりとお客様の笑いを取るのよ?」

サターニャ「任せなさい! さぁ、行くわよ、ガヴリール」

ガヴリール「へいへい...」ポリポリ

ラフィエル「ガヴちゃん、サターニャさん、ファイトです♩(さて、どんな風に楽しませてくれるのでしょうか?♩)」ワクワク


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2: だいやまーくW56PhqhW.M:2018年02月26日(月) 14:17:27.70 :l4IqRebF0

「話にならないわ!」

志保さんがそう叫ぶとレッスン室は静寂に包まれました。今日はクレシェンドブルーの全体練習日、でもレッスン開始からギクシャクとした空気は拭えず、動きはバラバラ、まるでそれぞれが別の曲を踊っているかのようでした。

「あなたたち、ちゃんとやる気はあるの!? レッスンの時間は少ない、その少ない時間すらお喋りや団らんにばかり。私たちはプロなのよ!? 学校の部活動気分でいられると困るの!!」

志保さんの言っていることは何も間違っていません。私の門限のせいでみんなの練習時間は六時まで。どんなに区切りが悪くても、その時間が来たらパタリと練習を打ち上げます。練習終了と同時に、志保さんが私の方を鋭く見つめているのも知っています。気づいていないふりをしていますが。


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ミリマス SS ☆シリアス・ドラマ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月19日(月) 05:48:42.21 :3sBUc6XMo

〜ガキの使い楽屋〜

浜田「第一回ガキの使いやあらへんでチキチキ 爆笑問題 太田光 七変化〜!」

浜田「さあ今回七変化にあの太田光参戦ということですが」

山崎「いいんですか松本さん......?」

松本「え、何が?」

一同「wwwwwwwwww」


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その他 SS ☆コメディ 2
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月23日(金) 12:16:55.14 :/JKxeLu00

〜学校 教室〜

「マジだれでもいいから付き合いてぇー」

男「だなぁ」

「でもお前には幼馴染さんがいるだろぉ〜?」

「マジマジ、男はうらやましいなぁ。あんなかわいい子が彼女でよぉ」

男「おーい、やめろよぉ〜!そんなんじゃねえってぇ!」

「ワハハハ!」


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その他 SS ☆いちゃコメ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月01日(木) 00:02:44.94 :BJQ+y6LC0

レミリア「ねえ咲夜、最近何か荷物でも届かなかったかしら?」

咲夜「荷物ですか?届いてませんね」

レミリア「そう...ったく、一体業者は何をやっているのかしら」イライラ

咲夜「そんなにいらつかれて、一体どうしたというんですか」

レミリア「届かないのよ。五日前に、ジャングルでポチったトマトジュースの箱詰めが」

咲夜「...ジャングル?」

レミリア「あ、アマゾンだったわ」

咲夜「分かりますけど」


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その他 SS ☆コメディ 0
1: だいやまーくz80pHM8khRJd:2018年02月20日(火) 02:00:14.89 :XtsaYpZt0

「ごめん、星梨花! どうしてもこっちが立て込んでいて迎えに行けそうにないんだ」

一仕事終え、そろそろかなーとお迎えを待っているときに、プロデューサーさんから掛かってきた電話を嬉々としてとると、それはちょっぴり残念な内容でした。

とりあえずお返事をします。

「えっと......大丈夫です。プロデューサーさんがその......お忙しいのは分かってますから」

「ごめんな星梨花。実は......」

プロデューサーさんのお話を聞いていると、どうやら向こうで機材のトラブルが起きて時間が押してしまい、どうしてもその場を離れられないみたいです。

まぁ......仕方ないですよね。プロデューサーさんはわたしだけのプロデューサーさんではないのですから。


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ミリマス SS ☆シリアス・ドラマ 0
1: だいやまーくKakafR9KkQ:2018年03月03日(土) 19:06:48.19 :3YEL/YcEO

ある日 ファストフード店


花音「い、いらっしゃいませ......」

紗夜「これとこれと...... あと新発売のこれをください」

花音「えぇっと...... 全部で

紗夜「あ、すいませんやっぱりこれもお願いします」

花音「ふぇぇ......」

紗夜「全部で3,200円ね...... お財布......」

紗夜「......」

花音「えっと...... どうされました?」

紗夜「お金が足りないわ」

花音「ふぇぇ......」


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バンドリ! SS ☆いちゃコメ 0
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月23日(金) 21:06:22.28 :bVYklYiA0

友奈「」

東郷「...嘘でしょ...友奈ちゃん...」

東郷「目を覚ましてよ...ねぇ...!」ユサユサ...

友奈「」死〜ン...


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1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月19日(月) 23:58:31.87 :IBiS+bJA0

「博士、少し聞きたいことが」


「なんですか、助手」


「実は昨日、かばんの作ったカレーを食べたのです」


「か、かばんのカレーを食べたのですか!? 一人だけずるいですよ、助手!!」がたっ


「最後まで聞いてください、博士。確かに私はカレーを食べていました。ですが、気づいた時には、普段寝ているベッドの上にいたのです」


「............?? 助手が何を言っているのか、全然分からないのです......」


「夢ですよ」


「夢?」


「後で調べてみたら、図書館の本に書いてあったのです。ヒトは寝ている間に、脳が頭の中を整理します。その時に見る映像を『夢』と呼ぶのだそうです」


「そ、それなら知っているのです! まったく、分かりにくく言わないでほしいのですよ!」ぷんすこ


(かわいい......)


「なんなのですか、その目は!」


「いえ......すみません、博士。今まで見た覚えがほとんどなかったので、つい珍しくて話したのです」


「それは仕方がないのです。夢は見ても忘れることが多いのですよ」


「......ですから、次からはカレーの夢を見た時は教えるのですよ! 博士にも食べさせろです!」


「ど、どうやって食べるつもりですか..................それより、私がその夢を覚えていたのはなぜでしょうか?」


「それはきっと、かばんのカレーのおかげなのです」


「カレー?」


「おそらく、自分の好きなものが出てきたから、強く記憶に残ったのです」


「なるほど............ということは、逆の場合もあるのですか?」


「ありますよ。嫌いなものの出る夢も、記憶に残りやすいのです。例えば......」






「過去の思い出したくない出来事が夢に出てくることもあるそうですよ」


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:02:43.34 :PoruoH2d0

大切なもの。


離したくないもの。


かけがえのないもの。


失いたくないもの。


いつも近くにいるのが当たり前で、気がつくと忘れている時がある。




「かばんちゃん!」




サーバルの隣にいるのは、さばんなちほーで出会ったヒトのフレンズ、かばん。




「なあに、サーバルちゃん」


「手、繋ご!」


「うん、いいよ」




二人は片方の手をぎゅっと握り合って歩く。手から感じるのは、じんわりとした温もり。ぐっと握れば、相手からぐっと握り返される、小さな幸せ。


その温もりは、セルリアンによって、一度失いかけたもの。


そして、みんなで救い出したもの。




「こうしているとね、かばんちゃんがちゃんとここにいるんだな、って思えて嬉しくなるの」


「ぼくも、こうしているのは好きかな」


「えへへっ......かばんちゃん、これからも一緒だよ」


「......うん、もちろんだよ、サーバルちゃん」




あれから二人は、一緒にいる時間が増えた。大切なものをまた失ってしまうのが怖くて、何となく気がかりだったから。


二人は時々、あの時のことを思い出してしまう。そんな時――心臓がどくどくと波打つ時は、いつも互いの手を握る。


お互いの存在を確かめるように、お互いの鼓動を合わせるように、二人は横に並んで歩く。


誰にも負けないと自信を持って言える、強い絆と、何にも変えがたい、たくさんの思い出を胸にしまって。


もう大丈夫だよ。もう離さないよ。


二人は相手に、自分自身に、そう言い聞かせる。





そんな二人のもとに、それは突然やって来た。


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:07:03.54 :PoruoH2d0

地響きのような音。辺り一面の真っ暗闇。


何も見えないのに、「何かがいる」と野生の本能が感じ取る。


その「何か」は巨体の向きをぐるりと変えて、一つ目が、ギョロリと私を見つめている。


大きな、大きなセルリアン。


そのあまりの巨体に、思わず頭が真っ白になる。


逃げなきゃ――!


そう思った私は、すぐさま体を動かそうとする。




......あれ?


動かない?


いくら動こうとしても、体が言うことを聞こうとしない。逃げられない。


このままじゃ、私――――




どすん


「うみゃあっ!」




ぐらりと体の中心が傾き、その場で尻もちをついてしまう。




「いっ............たた............」


痛い。


ずきずきと痛みを感じて、体に力が入らない。


手でなんとか後ろに後ずさるが、それだけで逃げられるはずもなかった。それを見下ろすセルリアンは、大きな目を下に向けて、私をじっと凝視する。


あまりの大きさに圧倒されて、体から力が抜けてしまう。




ぐらっ




セルリアンは大きく傾いた。




ああ。


私、死ぬんだ。


セルリアンの体に飲み込まれる直前、私の頭に浮かんだのは、その言葉だけだった。


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:10:06.22 :PoruoH2d0

「!!」がばっ




現実に引き戻され、飛び起きた私は、すぐさま辺りをきょろきょろと見回す。




今の、何?




木。野草。風の音。青い空。


セルリアンの姿は、どこにも見当たらない。




「すー............すー............」




隣で眠るかばんちゃんの寝息を聞いて、私はやっと我に帰る。私とかばんちゃんは木陰でお昼寝をしている真っ最中。夜行性の私が昼間に起きているのを心配したかばんちゃんが、私のために作ってくれた時間だった。


私が見ていたのはただの夢。




ただの、夢?


それにしては、あまりにもリアルだった。


本当に、あれは夢なの?




「ち......違う」




違う、違う、あんなの違う。あんなの現実じゃない。


あんなの、ただのまやかし............嘘に決まってる。


私もかばんちゃんも無事に生き延びて、今こうして生きている。それは揺るがない事実のはずだ。




でも............


それなら、どうしてあんなにリアルだったんだろう......?




どくん、どくん、どくん


「っ............」




おいしい空気で満たされているはずなのに、呼吸はやけに苦しい。




心臓の鼓動はまだ収まらなかった。


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:11:34.05 :PoruoH2d0

「ここは......?」





場所はおそらく、真っ暗な森の中。




目の前に立っているのは、また、巨大なセルリアン。




ただ、前の夢と違い、こちらの様子に気づいていない上、足が問題なく動く。




それなら早く逃げた方がいいと、私はセルリアンに気づかれないよう、ゆっくりと後退していく。





けど......何だろう? 何か違和感を感じる。





セルリアンの様子が以前とは違うような――





どさっ





「えっ......」





その時、セルリアンの体から何かが落ちてくるのが見えた。




見覚えのあるシルエットに、思わず背筋が凍りつく。




かばんちゃんの、かばんだ。




「かばん............ちゃん............?」




見たくもない、目を背けたくなる光景があると分かっていても、私はゆっくり、ゆっくりと視線を上へ動かしていく。





セルリアンの真っ黒い体の中に、かばんちゃんは一人、ぷかぷかと浮かんでいた。


6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:15:18.84 :PoruoH2d0

その瞬間、恐怖の感情は消え失せ、逆に怒りが沸騰するように湧き出した。




「............みゃ」




「うみゃあああああぁぁぁっ!!!」




さっきまで凍りついていた私の体は、反射的にセルリアンの体へと飛びついていた。
ぎらりと先を尖らせた爪で、がりがり、がりがりと、セルリアンを引き裂いて、


引き裂いて、引き裂いて、引き裂いて、




がりっ、がりっがりっ、がりりっ


「みゃあっ!! うみゃああぁっ!! 返して、返してよっ!! かばんちゃんを返して!!!」


がり、がりがりがり、がりっ


「みゃっ!! うみゃっ!! うみゃーーーっ!!!」


「はあっ、はあっ..................」




「かばんちゃんは............怖がりだけど優しくて、困ってる子のためにいろんなことを考えて、とっても頑張り屋さんで............」


「まだお話したいことも、一緒に行きたいところも、たっくさんあって............」


「だから、だから返して...............っ」




「かばんちゃんを、返してよーーーーーっっ!!!」




世界に自分一人しかいないとさえ思えてしまうくらい、静かな夜の森を突き抜けるように、私の大きな声は辺りに響き渡った。




ぐらっ


「え............きゃあっ!」




精いっぱいの思いもむなしく、私の体はやすやすと、セルリアンの黒い足に吹き飛ばされた。


7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:16:49.01 :PoruoH2d0

「いたい............っ............」




私の攻撃に怖気づいたのか、それともただの気まぐれか、セルリアンはぐるんと向きを変え、どすどすと地面を鳴らしながら走り始めた。




「ま、待って、かばんちゃ......っ!」


ずきっ


「いたっ......!」




慌てて追いかけようとすると、ずきん、と足にひびが入ったかのような痛みに体が固まる。
吹き飛ばされ、勢いよく地面にたたきつけられた私の足は、思うように動かなくなっていた。




「そんな......いやっ、だめ............だめ............!」




私は両手で地面をひっつかみ、這いつくばって前に進もうとする。


だが、そんな悪あがきをしたところで、セルリアンとの距離が縮むはずもない。


セルリアンの足音は遠ざかり、小さくなっていく。




「............やだ............っ..................かばんちゃん..................行かないで............」


「いや............いやっ..................いやだぁ..................」




やがて、音の一切が聞こえなくなり、私の体力が尽きて動けなくなった頃、




世界は真っ暗な闇に包まれた。


8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:19:15.37 :PoruoH2d0

「............ちゃん............かばん......ちゃん......」





「かばんちゃん!!」


「えっ?」


「うみゃっ............あれ..................?」


「サーバルちゃん、どうかしたの?」


「あ............かばんちゃん、生きてる......生きてるの?」


「え......何言ってるの?」


「かばん......ちゃん..................かばんちゃんっ!!」だきっ


「わっ、サーバルちゃん!?」どさっ


「よかった............よかったぁ............っ」




私は一目散にかばんちゃんに飛びつく。二人でごろごろとバスの中を転がって、バスの車体がぐらっと揺れた。


目の前のきょとんとしたかばんちゃんの姿を見ただけで、嬉しさと、安堵と、喜びでいっぱいになる。


ぎゅっと抱きついた場所から、かばんちゃんの体温がじんわりと伝わって、体と心を温めてくれる。




「本当にどうしたの? さっきまで苦しそうに唸ってたのに、起きたら急に飛びついて......」


「......あ、ごっ、ごめんね! 迷惑だったかな?」


「平気だよ。少しびっくりしたけど......それよりサーバルちゃんは......」


「え、えーっと、ほんとに何でもないから! 心配しないで!」


「そう? それならいいけど......」




かばんちゃんに嘘をついている背徳感からか、私はまっすぐに目を合わせることもできず、何も無い場所を見ながら言ってしまう。


ごめんね、かばんちゃん。でも、こんなこと言えないよ。


かばんちゃんが私の前からいなくなるなんて、そんなの私......




ずきっ


(いやっ!)




心臓に針がささったような痛みを感じて、私はすぐに考えるのをやめた。


9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:20:54.01 :PoruoH2d0

「カバン、今日ハジャパリカフェニ行クンジャナカッタノ?」




かばんちゃんの手元でちっちゃくなったボスが、ツッコミを入れるように言う。




「あ、そうでしたね、ラッキーさん。すぐ行きましょう」




かばんちゃんはボスにそう伝えると、いそいそとバスの運転席へと向かった。




巨大セルリアンを倒した後、私とかばんちゃんは「無事セルリアンを倒せた&かばん何の動物か分かっておめでとうの会」をゆうえんちで開催するために、各地のちほーを飛び回っている。


単にお誘いするだけの時もあるし、ちょっとしたお仕事を担当してほしいと頼んだりもする。みんなかばんちゃんのことが大好きだから、誰もが喜んで引き受けてくれた。


今日はこうざんのジャパリカフェに向かう日。


あそこにはカフェを営むアルパカ、紅茶を飲みに来るトキに加えて、最近新しく増えたお客さんも何人かいるらしい。


なるべくたくさんのフレンズに来てほしいなら、カフェでアルパカさんに宣伝してもらうといいと思う、と提案したのはかばんちゃんだった。かばんちゃんは本当に頭がいい。


「どんなフレンズが遊びに来るのか、今から楽しみだね」とかばんちゃんに後ろから話しかける。かばんちゃんは「そうだね」と楽しそうに返してくれた。




どく、どく、どく、どく............




血液が波打つ心臓。鼓動はまだ速いまま。


............大丈夫。かばんちゃんはすぐ目の前にいる。


大丈夫......大丈夫......




私は自分に言い聞かせ続ける。


10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:23:10.76 :PoruoH2d0

「ふわああぁ! いらっしゃあい! ようこそぉ、ジャパリカフェへ〜」


「お久しぶりです、アルパカさん」




カフェの経営主であるアルパカは、以前バスの電池を充電しに来た時と何ら変わらない笑顔で、私たちを迎え入れてくれた。




「あんれぇ、二人とも久しぶりだねぇ! どうぞどうぞお、ゆっくりしてってぇ! これねぇ、新しい種類の紅茶なんだゆぉ〜。飲んで感想を聞かせてほしいなぁ〜」


「ぜひ、飲ませてください!」


「あら、久しぶりじゃない。といっても、セルリアンの時以来かしら」


「トキさんもいたんですね」


「もしかして、また私の歌を聴きに来たの? ふふ、歌ならいつでも歓迎よ。ここに来るようになってから喉の調子がずっといいの」


「そのことなんですが......トキさん、その歌を、もっとたくさんのフレンズに聞かせたいと思いませんか?」


「......? それって、どういうこと?」きょとん




「へえ......なるほどね」


「PPPのみなさんも呼ぶ予定なので、コラボしてみるとかどうでしょう?」


「むふふ、いいじゃない。あのPPPと歌えるなんて光栄だわ。私の歌をフレンズに知ってもらうきっかけにもなるわね。お友達のショウジョウトキも呼ぼうかしら」


「ぜひそうしてください!」


「新しい紅茶持って来たよぉ〜!」




トキとかばんちゃんが楽しそうに話していると、アルパカが新しく仕入れたという紅茶を持ってきた。




「いただきまーす!」


「あ、これおいしいです!」


「ほんとぉ? よかったぁ」




かばんちゃんの言葉はお世辞でもなんでもなく、本当においしい紅茶だった。何の植物を使っているのかは相変わらずさっぱり分からないけど、ちょっと嗅ぐだけで鼻の中にふわっと広がって、頭が痺れるようないい香り。


さっきまで冷えていた心も、紅茶が体の中からじんわりと温めてくれる。


11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:24:32.69 :PoruoH2d0

「本当だ。すごくおいしい!」


「えへへぇ、褒めてくれてうれしいなぁ」


「ではここで一曲。すぅーー............みんなで飲む紅茶はあぁ〜〜とってもぉ〜〜〜最高なの〜〜よぉ〜〜〜〜」





「ふう......どうだった?」


「とっても素敵な歌でした! 前に歌ってた時よりもさらに良くなっていると思います!」


「むっふっふ......こう見えてちゃんと毎日練習してるのよ。PPPとコラボするなら、この歌声もさらに磨きをかけなきゃいけないわね」


「すごーい! PPPとのコラボ、楽しみだね!」


「そうだね、サーバルちゃん」


「あははっ......」




紅茶だけじゃない。お店の雰囲気も、アルパカの嬉しそうな笑顔も、トキの歌声も。


今は何もかもが温かい。




(ずっとこうしていられたらいいのにな......)





「......それにしても、あなたも大変だったわね」


「えっ?」


「飲み込まれたんでしょ、セルリアンに」




どきっ




「怖くなかった? 仲間を守るために飛び込むなんて、あなたは勇敢なのね」


「そんなことないですよ。あの時は必死で......」





だめ。




やめて、それ以上は。


12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:26:48.07 :PoruoH2d0

「追い詰められた時に、獣の本性は現れるものよ」


「逃げずに立ち向かうなんて、かばんさんはすごいにぇ」




逃げずに立ち向かって、かばんちゃんはセルリアンに、




セルリアンに、




セルリアンに、




どく、どく、どく、どく、どく......


「......サーバル?」


「......ぁ、え、何......?」


「あなた、顔が真っ青よ。具合でも悪いの?」


「ちが......何にもないよ......」


かたかたかたかた......


「手が震えてるじゃない」


「違うの、これは......」




セルリアンの中に、




真っ黒い体に、




体に、




かばんちゃんが、




かばんちゃんが、




かばんちゃんが、




「気をつけてねぇ。セルリアンがいなくなったわけじゃないから、油断してるとまた食べ............」




「いやあっ!!!!」


13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:29:12.82 :PoruoH2d0

がちゃん!




「わああっ!! た、食べ............!?」びくっ


「はあっ......はあっ......はあっ......」


「サ、サーバルちゃん、大丈夫!?」


「はあ..................はあ............」




私、今、何して......?


ゆっくりと顔を上げると、さっきまで飲んでいた紅茶が床に飛び散り、ティーカップは破片となって辺りに散乱していた。




「あれまぁ、どうしたのぉ?」


「ご、ごめんなさい! カップを割っちゃった......」


「カップなんて他にもあるからいいんだよぉ。それより大丈夫? けがはない?」


「......はい............」


「よかったぁ。ちょっと待っててねぇ、箒とちりとり持ってくるからぁ」




アルカパは席を立ち、奥の部屋に掃除道具を取りに行ってしまった。
取り残された三人の間に、ずっしりと重たくなった空気が立ちこめる。




「............」


「............」


「............」




「さ......サーバルちゃん」


「......何?」


「その......あんまり気を落とすことないよ。誰にでも、こういう失敗はあるから......」


「うん............そう、だね............」




ぐっ、と毛皮を掴む手の力が強くなる。


きゅっ、と唇を噛む力が強くなる。


目を合わせるのも躊躇ってしまう。


視界の端でかばんちゃんが、なんて声をかけたらいいのか、迷っている顔を見せていた。


14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:30:34.26 :PoruoH2d0

そんなかばんちゃんを他所に、トキはぽつりと口を開く。




「......サーバル。あなたは何を見ているの?」


「......え」


「今のあなた、まるで別人よ。原因は分からないけど、ずっと何かに怯えた顔をしてる」


「あなたが恐れているのは、一体何なの?」


「っ............!」




トキは鋭い。私が怯えていることに、もうとっくに気がついていた。




言うべき、なのかな。


確かに、今ここで全部吐き出してしまった方が、気分は楽になるかもしれない。


けど、ここで言ってしまったら、かばんちゃんは――




「おまたせぇ! 箒とちりとり持ってきたよぉ〜」」




私が口を開こうとするのと、アルパカが戻ってくるのはほぼ同時で、私たちの会話はそれきり打ち切られた。


15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:32:38.33 :PoruoH2d0

夢は、終わることを知らない。





正しく表すなら、夢は「中断」と「再開」を繰り返す存在。





現実を蝕み、食い尽くし、あたかもこちらが現実だ、さっさと認めろと言わんばかりに主張する。





一度目を開けて現実に戻っても、次に目を閉じれば、また夢はやってくる。





夢の中では絶望に叩きのめされ、夢の外ではまた見る夢への恐怖に怯える。





夢に支配され、頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱されている気分だった。





夢を見るようになってから、私はかばんちゃんの側を離れられなくなった。





セルリアンがいないかどうか不安で、常に周囲を警戒しなければいけなくなった。





精神は日に日に擦り切れ、まともに眠れなくなったことで体力も次第に衰えていく。





私は次第に追い詰められていった。


16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:35:01.08 :PoruoH2d0

「あ、あれ......ここは......?」




ここはどこ?


どうしてこんなに真っ暗なの?


セルリアンの中?


真っ暗な森の中?


かばんちゃんはどこにいるの?


誰もいない。


何も聞こえない。


あるのはただ、一面に広がる黒一色。


真っ暗闇よりさらに黒い、真の暗黒。




「かばんちゃん、どこにいるの?」




私は問いかける。


かばんちゃんの声どころか、返ってくる音一つ無い。


嫌な予感がした。




「かばんちゃんっ!」




私は走った。


かばんちゃんの名前を叫びながら、どこまでも、どこまでも。




「かばんちゃん、どこにいるの!? 返事してーー!!」




「かばんちゃーーん!! 私だよーーー!!」




「かばんちゃーーん!!!」




けど、いくら走っても、ここは一面に暗黒が広がる世界。


私が発する音以外に、聞こえる音は何も無い。


17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:38:04.86 :PoruoH2d0

いつの間にか、私は涙を流して走っていた。




「かばん......ちゃん......っ............どこにいるの......っ」


「かばんちゃんっ............はあっ......はあっ......」




見た目はヒトの姿とはいえ、特徴はサーバルキャットの頃と変わらない。


長時間走るのは得意ではなかった。




「っ............かばん......ちゃんっ......!」


「はあっ............」




やがて体力は底をつき、私はその場でうずくまった。




「かばんちゃ......げほっ......げほっ......!」


「げほっ、げふっ、げっ............かば、んちゃ、げほっ......!」




持ち前の大きな声さえ枯れ果てて、もう上手く出せなくなっていた。




「う、ううっ、ううぅ......」




八方塞がりになった私の目から、涙がぼろぼろと溢れ出る。


私は、かばんちゃんを守れない。


......いや、私には到底無理なことだったのかもしれない。


「さばんながいど」なんて言って、ジャパリパークについて教えて、何も知らないかばんちゃんを助けてあげようと思っていたのに。




何も知らないのは私の方だ。


かばんちゃんを救う方法も。かばんちゃんがどこにいるのかも。私は何も知らない。何もできない。




悔しい。悔しいよ。




「かばんちゃん............」




鎖が心に巻きついて、ぎゅうぎゅうと私の心臓を締めつけるようで、涙と嗚咽に濡れた私は、ただ泣くことしかできなかった。


18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:39:28.85 :PoruoH2d0

「............サー............ちゃん......」




「サーバルちゃん!」


「みゃっ............!!」ばっ




飛び起きた私の目に映ったのは、ジャパリバス、かばんちゃん、そしてちっちゃくなったボス。


いつもの光景。




「おはよう、サーバルちゃん」


「あ、えっと......おはよう、かばんちゃん」


(また、夢......)




「サーバルちゃん、泣いてるの?」


「え?」


「だって、涙が......」




かばんちゃんに言われるまで気がつかなかったけど、私の頬には確かに幾筋かの涙が流れていた。




「な......泣いてないよ。これはその......あくびで出ただけだから」


「......そう」




もう何回目かも分からない嘘をつく。




「それじゃ、ここから早く出発したいから、バスに乗ろうか」




夢から目覚めた私はまだ夢うつつの状態で、言われるがままにジャパリバスに乗った。


昨日は確か、さばくちほーのフレンズに会いに行ったから......次に目指すのはこはんのはずだ。


19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:41:42.65 :PoruoH2d0

前の座席に座ったかばんちゃんは、静かにバスを運転し始めた。




「無理やり起こしちゃったけど、もっと寝ていたかった? 着くまでまだ時間がかかるから、バスの中で寝てていいよ」


「ううん、私は大丈夫だよ。むしろ――――」




起こしてくれて、ありがとう。


そう言いたかったけれど、直前になって口を閉じた。かばんちゃんに不思議に思われたくなかったからだ。


ジャパリバスの車内は、無人のように静かだった。私が何一つ話さなくなったから、かばんちゃんも声をかけづらいのだ。


かばんちゃんはボスの代わりにハンドルを握っているから、前より自由におしゃべりできないけれど、それでも私たちは、バスの中でいつもたくさんの話をしていた。


出会ったフレンズの話。


周りの景色の話。


ジャパリまんの話。


私が動物だった時の話は、かばんちゃんにしかしていない。


今は何も話す気が起きず、ただただ気怠い。


それに加えて、頭にずきずきと痛みを感じる。


バスの中で横になろうにも、頭の痛みは治まらず、余計に意識がそこに集中される。


それでも、寝たらまたあの夢を見ることになるので、そうなるよりはよっぽどいいのも確かだった。




「っ..................ううっ......!」




バスの中で横になってからしばらく経っても、痛みは一向に治まる気配はない。


......それどころか、痛みが少しずつ増していっている。


頭を刃物で突かれるような痛みが、奥深くまで突き刺すような痛みに変わっていた。




「ぃ............っ!」




言うつもりは無くても、痛みが走ると条件反射のように苦痛の声をあげてしまう。


両側から挟み込むように手を置いて、少しでも痛みから気を逸らそうと、私は必死になっていた。


20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:43:17.54 :PoruoH2d0

「――――サーバルちゃん」




かばんちゃんの声が聞こえて、私ははっと我に帰る。


こちらを向いてこそいなかったが、声色からは様々な感情が滲み出ていて、バスのハンドルを握る手に、僅かに力が入っているのが分かった。




「頭、痛いの?」




その問いが何を意味しているのか、この時の私には分からなかった。おそらく、かばんちゃんは私のことを試していたのだと思う。私が嘘をついているのか、ついていないのかを知るために。




「わ、私はへーきだよ。気にしないで......」


「っ............!」




その時、私は確かに、かばんちゃんの息が詰まり、微妙に空気が揺れ動いたのを感じ取った。


やりきれない感情が鼻先まで詰まって、息をしようにも上手くできなくなる、そんな動き。




「......あのね、サーバルちゃん。今から言うことに、正直に答えてほしいんだけど」


「何?」




「サーバルちゃんは、どうして――――」




がたっ!




「うわっ!?」


「うみゃあっ!?」




突然、バスが大きく車体を揺らした後、やがて死んだように動かなくなってしまった。




「どうしよう、動かない......」


「何かあったの? バス死んじゃったの?」


「ドウヤラ、タイヤガ挟マッタミタイダネ」




外へ出て確認してみると、ボスの言った通り、バスの後輪が地面の溝にはまり、動けなくなっていた。


21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:46:06.41 :PoruoH2d0

「どうすればいいの、ボス?」


「バスヲ押シテ、溝カラ出スシカナイネ」


「ええ、できるかなあ......」


「二人でやればきっとできるよ、やってみよ!」


「え、でも」




かばんちゃんは心配そうな顔をしていた。




「サーバルちゃん、体調は......」


「私は全然平気だよ! だから早くやろうよ、ね?」


「う......うん」




かばんちゃんはまだ疑っているように見えたけど、私が無理やり押し通して、最終的に渋々承諾した。




「じゃあ、いくよ......せーのっ」


「「えいっ......!」」




難なくバスを押し出してかばんちゃんを安心させようと、私は持っている力を全部出すくらいの意気込みでバスの背中を押した。が、二人の努力も空しく、どんなに押してもバスは微動だにしない。結局、力を入れて始めてからほんの数十秒で、私たちはその場にどさっと座り込んでしまった。




「はああ......やっぱり、重たいね............」


「み............みんみぃ............」




この調子じゃ、到底動かせそうにない......とため息をついていた、




その時。




ガサッ


「!」ぴくっ


「かばんちゃん、今何か音がしなかった?」


「え、そう? ぼくは何も聞こえなかったけど」


ガサッ ガサッ


「ほら、やっぱりするよ。ガサガサって......」


22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:49:44.94 :PoruoH2d0

「あ」


「サーバルちゃん......?」


「う......し......ろ......」


「......!!」




私もかばんちゃんも(そしてボスも)、お互いバスに夢中で全く気がついていなかった。かばんちゃんの背後から、セルリアンがわらわらと出てきていたのだ。




「セルリアン!......とりあえず、今はここから逃げよう!」


ガサッ


「!!」




逃げようとするかばんちゃんを遮ったのは、さらに別のセルリアン。背後だけじゃない。四方八方が埋め尽くされ、私たちは完全にセルリアンに取り囲まれていた。
数は少なくとも十体以上。さらに部の悪いことに、さばんなちほーでかばんちゃんが初めて出会ったのより少し大きいサイズの個体だらけだった。




「............サーバルちゃん、悪いけど協力してくれるかな? ぼくが松明に火をつけてセルリアンを引きつけるから、そのうちに――――」


「――サーバルちゃん?」


「あ、あ、あぁ............」




喉の奥に何かが詰まったように、私は上手く呼吸ができなくなった。バスの側面に背中がついて、これ以上動けなくなる。
じりじりと、少しずつ、確実に近づいてくる恐怖。無機質無感情な一つ目が、こちらを覗き込むように目を向ける。




怖い




怖い




怖い




怖い......!




「いや......いや、いや、いや、いや」


「サーバルちゃん、聞こえ――――」




「いやあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「サーバルちゃん!?」


23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:50:54.57 :PoruoH2d0

パニック状態に陥った私は、頭を抱え込んで、狂ったように叫び出す。




「いやっ!! いやああっ!! やだあああああぁぁぁっ!!!」


「サーバルちゃん、どうしたの!? 落ち着いて!」


「やだっ、やめてよっ!! かばんちゃんを奪わないでえぇっっ!!!」


「サーバルちゃん!!」




また、失う。


奪われる。


殺される。


目の前にかばんちゃんとセルリアンが並ぶだけで、あの映像が、あの巨体が、あの黒い黒い漆黒の闇が蘇ってしまう。


頭の中心はぐらぐらして、目は涙で濡れて、手足はがくがく震えて、恐怖に全身が包まれて。


頭がどうにかなってしまいそうだった。


かばんちゃんが私のもとへ駆け寄り、何か声をかけているらしいが、当の私はパニックになっていて何も聞こえない。


そうこうしているうちに、セルリアンは既にかなり距離を狭めていた。


かばんちゃんにも武器のたいまつはあったが、今から取り出しても間に合わない。




襲われるのを覚悟し、かばんちゃんが目を瞑ったその瞬間――




三つの影が、私たちの上空を駆け抜けた。


24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:52:44.41 :PoruoH2d0

ずばっ、ざしゅっと石が砕ける音がしたと思うと、一気に三体のセルリアンが倒れた。




「二人とも大丈夫ですか?」


「その声は......キンシコウさん! ヒグマさんとリカオンさんまで!」


「我々セルリアンハンターが来たからにはもう大丈夫ですよ! 今助けますから!」




ヒグマ、キンシコウ、それにリカオンの三人は、それぞれセルリアンの間を縦横無尽に駆け回り始めた。
そして、目にも止まらぬ速さで、次々とセルリアンに斬りかかった。


片方が注意を引き、その隙に片方が石を割るというように、見事な連携でどんどんセルリアンを倒していく。


あっという間に殲滅し、かろうじて生き残った数体は恐れをなして逃げ、セルリアンの影は辺りに一つも見当たらなくなった。





「ったく、世話かけさせやがって。私たちが通りがかってなかったら死んでたぞ」


「あらあら、二人の声を聞きつけて真っ先に助けに行ったのは誰だったかしらー?」にこにこ


「キンシコウ!!///」


「本当にありがとうございます。おかげで助かりました」


「お役に立てて良かったです。最近この辺でセルリアンが大量発生しているとの情報があったので、重点的にパトロールしてたんですよ」




ああ、よかった......


リカオンと話すかばんちゃんの余裕のある表情を見て、私は安堵の表情を浮かばせた。




でも、結局、私は何も出来なかった。


役立たずだ......


25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:56:45.49 :PoruoH2d0

「おい」


「............」


「おい、サーバル!」


「えっ!?」


「おまえは大丈夫なのか?」


「あ、えっと............私も大丈夫だよ。助けてくれてありがとう、キンシコウ、ヒグマ、リ――」




ずきっ


「!?」


「......サーバルちゃん?」


「いっ............あぁっ............!」




突然、激しい頭痛を感じた私は、あまりの痛さにその場から動けなくなった。




「うぅっ......」


どさっ




ぐらりと足から崩れて、私の体はかばんちゃんにもたれかかる。




「さ......サーバルちゃん! サーバルちゃん!」




疲労、恐怖、焦燥感......さまざまなストレスが積もり積もった体は、もうとっくに許容量をオーバーしていたのかもしれない。


かばんちゃんの必死に叫ぶ声さえも、どこか遠い世界の出来事のようで。


私は再び目を閉じた。





夢は、いつまでも終わらない。


26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 00:58:04.38 :PoruoH2d0

サーバルちゃんがおかしい。


それが可能性から確信に変わるまで、そう時間はかからなかった。




「ね、かばんちゃん。また手を繋いでいい?」


「うん、いいよ」


ぎゅっ




「............?」


「っ......」




最初に違和感を感じたのは、手を握った時。


いつもより強く、僅かながら震えていたその手は、


まるで、ぼくが離れるのをひどく恐れているようだった。




「サーバルちゃん」


「............」


「サーバルちゃん!」


「えっ............どうかしたの、かばんちゃん?」




しばらく経つと、今度は意識を朦朧とさせるようになった。


目はうっすら半目で、考え事をしているのか、それとも何も考えていないのか分からない顔で、ただ何もない空虚を見つめていた。


話す時も、はきはきした声ではなく「へえ......」とか「そう、なんだ」と素っ気なく、やんわりした返答が返るだけ。


サーバルちゃんがサーバルちゃんじゃなくなったみたいで――――まるで何かに取り憑かれてしまったように見えて、ぼくは怖かった。


27:>>26からかばんちゃん視点です:2018年02月20日(火) 01:01:02.68 :PoruoH2d0

「............かばん............ちゃん......」


「ん......?」


「いや......っ............行か......ないで............」




そして、寝ている時。


サーバルちゃんは何かにうなされていた。


体をがたがたと震わせて、何度もぼくの名前を呼び、目もとには涙をためていた。


左右の手は地面に向かって爪を立て、何かよりすがれるものを探しているように見えた。


うなされているサーバルちゃんに気づく度に、ぼくはサーバルちゃんの頭を優しく撫でる。そうすると、次第に彼女の呼吸も落ち着いてきて、普段通り眠れるようになる。


ぼくにできることはこれくらいしか無かった。サーバルちゃんのように夜行性じゃないから、知らない間にサーバルちゃんが苦しんでいることも、きっと何度もあるだろう。そう思うと胸が苦しくなった。


そういった日々が何日も続いて、ぼくは眠っているサーバルちゃんの顔を見ながら、密かに確信するようになった。




サーバルちゃんは怯えている。




それも、とてつもなく大きな何かに。


28:>>26からかばんちゃん視点です:2018年02月20日(火) 01:03:36.73 :PoruoH2d0

「サーバルちゃん、しっかりして! サーバルちゃん!!」




ぼくにもたれかかったサーバルちゃんは、いくら声をかけても、一向に目覚める気配がなかった。


どうすればいい?どうしたらいい?


突然の事態に頭が混乱する。




「とりあえず、どこか安全な場所で休ませた方が良さそうですね......」


「......そういえば、この森を抜けた場所に『こはん』がありませんでしたっけ?」


「はい、ビーバーさんとプレーリードックさんが住んでいる......」


「そうそう、そこです。あそこならサーバルもゆっくり休めると思いますよ」




キンシコウはぼくに言った。こんな時でも、彼女は相変わらず冷静だ。ぼくにはその姿がとてもたのもしく感じられた。




「ただ、ここからだと少し距離がある場所ですけど......」


「それなら大丈夫です、ジャパリバスが......」


「............そうだ、動けなくなってるんだった......」




セルリアンやサーバルに気を取られてすっかり忘れていたが、ジャパリバスはタイヤが挟まり、いまだに動けないままだった。このままだとどうすることもできない。


普段なら何かいい方法が思いつくのに、肝心な時に限って、何も良いアイデアが浮かんでこない。




「うう......どうすれば......」




「............おい、リカオン。ちょっとこれ持っててくれ」ぱしっ


「えっ、別にいいですけど、何かするんですか?」


「......バスを押し出せばいいんだな?」


「えっ、ヒグマさん、やるんですか!?」


「あ、あまり無理しない方が......」


「つべこべ言うな。黙って見てろ」




ヒグマはバスの後部に手をかけると、両手に思いきり力を加え始める。


その途端、ずずず......と動きだし、バスはものの十秒ほどであっという間に押し出された。目の前の出来事に、キンシコウとリカオンまで驚いている。


29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:05:20.06 :PoruoH2d0

「す......すごい」


「本当に一人で持ち上げるなんて......」


「こ、これくらい余裕だ。ほら、せっかく動けるようにしたんだ。さっさと行きな」




ぼくたちの反応に満更でもない顔を一瞬浮かべ、すぐさま慌てて目を背けたヒグマは、ぼくに声をかけて促した。


素直じゃないけれど、ぼくのことを思って言ってくれているのが伝わってきた。




「キンシコウさん、リカオンさん、ヒグマさん。本当にありがとうございました!」


「......じゃあな」


「またね、かばんさん。サーバルを助けてあげてね」


「気をつけてくださいねー!」


「はい!」




三人の優しいフレンズに見送られながら、ぼくはバスを走らせる。




目指す「こはん」まで一直線だ。


30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:07:14.58 :PoruoH2d0

「......行っちゃいましたね」


「大丈夫ですかね、かばんさん」


「あの子は強いから、きっと大丈夫ですよ」


「一人であのでかいセルリアンに立ち向かったくらいですから、芯の強さは並大抵じゃ無いですよね。まあ、いくらなんでも無茶だとは思いますけど......」


「いいじゃない。大切な人を守ろうと全力で戦うなんて......」


「............」


「......ヒグマ? どうかしたんですか?」




「............うっ」くらっ


「ちょっ、ヒグマ!」


「はぁー......やっぱだめだ。キンシコウ、すまないが運んでくれないか」


「......やっぱり無理してたんですね」


「何も一人で持ち上げなくても......ぼくたちも手伝ったのに」


「......なんとなくな」


「え?」


「要は、かばんさんに少しでも良いところを見せたかったってことですね」


「そんなこと言ってないだろ!!」


「ふふ、冗談ですよ、冗談。担ぎますから、しっかり掴まっていてくださいね」


31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:08:02.21 :PoruoH2d0

「............あいつがあんなに落ち込んでるの、初めて見たな」


「かばんさんが、ですか?」


「ああ。出会ってから日が浅いってのもあるだろうが......それだけ大切な仲間が苦しんでいるのを見るのは辛かったんだろう」


「あいつは確かに強い。けどそれは、守りたいと思うフレンズ――サーバルがいたからなのかもな」


「......ふふ」


「......何がおかしいんだよ?」


「まさかヒグマが他人にそこまで同情するなんてね」


「なっ............別にいいだろ。我ながら変だとは思うけど」


「それはおそらく、ヒグマにも守りたいと思うフレンズがいるんじゃないですか?」


「そりゃ、まあ......」ちらっ


「それって、もしかしてぼくたち......?」


「いっ、言わねーからな!!///」


「もう、素直じゃないなあ......」


32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:08:52.15 :PoruoH2d0

再びバスに乗ったぼくは、ひたすら道を走り続ける。




ビーバー達の住む「こはん」はなかなか見えず、その焦れったさにぼくは苦しめられた。




時折、後ろで横になっているサーバルちゃんの声が聞こえてくる。
恐怖に怯え、苦しみを滲ませ、か弱く震えたその声が。





「サーバルちゃん......」




「アワワワワワ......」




「ラッキーさん、サーバルちゃんの苦しみを和らげられる方法はないんですか?」




「検索中......検索中......」





藁にもすがる気持ちでラッキーさんに聞いても、検索中という言葉を何度も繰り返すのみで、一向に回答は得られない。
残念だけど、こういう時に限って役に立てないのはラッキーさんも同じらしい。




一刻も早く、助けないと。




でも、もし、助けられなかったら?




答えのない問い、考えたくもない最悪の事態が頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返す。ハンドルを持つ手も自然と震えていた。





そうこうしているうちに、バスは森を抜けた。


33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:09:59.80 :PoruoH2d0

ばっと太陽の光が差し込み、それに伴って視界が開け、バスはなだらかな丘に差し掛かった。あちこちに咲いた草花と、遠くにそびえ立つ雄大な雪山の景色は、何の煩いも無い人間が見たとしら、息を飲んで見とれるに違いない。
......もっとも、今のぼくはその例外に当てはまるのだが。




バスを道沿いに走らせながら、ぼくは事故を起こさないよう注意しながら辺りを見回して、ビーバーさんたちが建てた、小さな木造の家が見当たらないか探した。




「......あっ、あれだ!」




森を抜けてからそう時間はかからず、ちょうど土地が低くなっている場所に、それなりに広い湖と、そのほとりに建つ家を発見した。




「あっ、かばんさんじゃないスか! お久しぶりっス!」


「ビーバーさん、助けてください! サーバルちゃんが......!」


「うええっ!? ど、どうしたっスか?」




事情をかいつまんで説明すると、ビーバーさんはぼくにサーバルちゃんが休めそうな木陰のある場所まで案内してくれた。ぼくはサーバルちゃんをバスからゆっくりと降ろし、落とさないよう慎重に運ぶ。




「サーバルちゃん大丈夫? ぼくの声、聞こえるかな?」




木の根元にそっと寝かせたサーバルちゃんに、ぼくは恐る恐る話しかけた。




「............んん..................っ」


「......!」


「ぁ......かばん......ちゃん......?」


「サーバルちゃん......!」


「私..................あれ、ここは......?」


「サーバルちゃんはそこで休んでて。ぼくが水を持ってくるから」




ぼくはサーバルちゃんに代わって水辺へ向かい、両手になるべく多くの水を掬う。
それを彼女の口元まで持っていくと、少しずつ、ちろちろと舌を使って飲み始めた。




「ん......」


「そうそう、ゆっくりでいいからね......」




両手で作った器から水が無くなるまで与えたら、またぼくは水を掬いサーバルちゃんの目の前に持ってくる。
そんな行為を何回も、何回も繰り返した。実際は数回しかしてないはずなのに、ぼくにはそれが、とてつもなく長い時間に感じられた。


34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:11:26.47 :PoruoH2d0

「......ありがとう」





しばらくして、サーバルちゃんはぼくの方に目を向けて言い――またすぐに逸らす。
まだ本調子に戻ったとは言い難いが、顔つきはさっきと比べるとだいぶ良くなっていた。
ただ、その顔に浮かべる表情は......笑顔で取り繕うことすらも諦めた、衰弱しきった顔色だった。




「いいんだよ。ぼくはサーバルちゃんが良くなってくれれば、それで............」


「うん............」


「............」




話すことが無くなると、またぼくたちは黙ってしまう。サーバルちゃんはあまり目を合わせようとしないし、ぼくは何も言い出せない。静寂を埋めるかのように、二人の間に風と水のせせらぎが通り抜ける。


ぼくはサーバルちゃんの横にぺたんと座って、彼女の髪をすっと撫でた。ぼくは苦しかった。サーバルちゃんが薄目になって気持ちよさそうな表情をするのが、唯一の救いだった。




こんなこと、今まで無かったのに。サーバルちゃんはいつも元気で、いつも笑顔で、いつもぼくを楽しませようとしてくれた。ぼくはそれにずっと支えられていたから、どんなに困難があっても乗り越えることができたのに。


今のサーバルちゃんは、まるで別人だ。
こんなに元気がなくて、疲れ果てて、弱った姿なんて、見たことがない。


ぼくは一体、どうすれば......




「カバン、チョットイイカナ」




しばらくして、腕に巻かれたラッキーさんが、ぼくに向かって話しかけてきた。二人きりで話したいと言われたので、ぼくはサーバルちゃんから少し離れた場所に移動した。




「今日ハココデ一泊シヨウカ」


「えっ............」




口を開けるやいなやの提案に、ぼくは驚いた。
もともとラッキーさんには、いままでに出会ったフレンズさんと再び会うために、これまで旅をしたルートをもう一度回ると予め伝えていたし、今日だってその予定のスケジュール通りに動いていた。
こんな状況とはいえ、ラッキーさんの方から予定の変更を提案するなんて、ぼくは思ってもみなかったのだ。




「サーバルノ苦シミヲ和ラゲルタメダヨ。カバント二人キリデユックリ過ゴスノガ、今ノサーバル二トッテ、一番気持チガ落チ着クダロウカラネ」


「ラッキーさん......!」




どうやら、さっきぼくがバスの中で見つけて欲しいと言った「サーバルちゃんの苦しみを和らげる方法」を、ラッキーさんはずっと探し、自分なりの答えを見つけてくれたみたいだ。


35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月20日(火) 01:12:57.16 :PoruoH2d0

「......確かに、ラッキーさんの言う通りです。分かりました。ぼくがなんとかしてサーバルちゃんを元気にしてみせます」


「ヨロシクネ。ソレカラ」




ラッキーさんは一旦間を置いた。




「サーバルガ何ニ苦シンデイルノカ、チャント聞カナキャダメダヨ」


「......はい」




ぼくが返事をすると、二人の会話は終わり、辺りは再び静かになった。




そう、分かっていた。
サーバルちゃんが何かに怯えているということに。
それなのに、何度聞いても、サーバルちゃんは平気なふりをして答えようとしない。




『サーバルちゃんは、どうして――――』




バスの中で言おうと思って、途中で中断されたあの言葉。




『どうして、教えてくれないの?』




今思えば、とても残酷な言葉だ。
サーバルちゃんの言葉を信じていないということになるのだから。
それでも、サーバルちゃんが何かを隠しているのは、もはや否定する方が難しかった。
ぼくだって怖い。
サーバルちゃんでさえ怯えてしまうような何かに、果たしてぼくは立ち向かうことができるのか。
再び彼女の笑顔を取り戻すことができるのか。
それを考えると、ぼくはとても臆病な気持ちになってしまう。


けど、今はそんなことを考えてなんかいられない。
あんなにサーバルちゃんが苦しんでいるのに、何もしないなんてできるはずがない。




「かばん殿ー!」


「あ......プレーリーさん!」


「お久しぶりであります! 元気でありましたか?」


「ぼくは元気............んむっ!?」


「ん......ぷはっ。プレーリー式の挨拶であります!」


「あ、ああ......そんなのありましたね......(いまだに慣れない......)」


「かばんさん! サーバルの様子はどうっスか?」


「ひとまずは落ち着いたと思います。まだ元気は無いですけど......」


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その他 SS ☆恋愛 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月24日(土) 17:16:37.66 :WinSanok0

東京某所、鉄道某線、某日のある満員電車内でのよくある、いつも通りの日常で、今日も一人の女性が痴漢被害を受けていた。

女(もうやだ、何でこう毎日満員になるのかしら。給料も安いしさっさと今の会社やめて、フリーで生活できるようにホントなりたい)

女(今日だってこんなに天気いいのに、ガッタンガッタン電車に揺られなきゃいけないのよ。後輩ちゃんは入社早々、寿退社で辞めていったし......ハァア。疲れるなー、ん?)

女(今、私お尻触られてる? もしかして痴漢?)

女が確認するため視線を流れる都会のビル群から窓に映る後方の自分へと移した。

やせ型で無造作にカットされた短髪。長年着古されたと思われるチェックシャツにメガネと冴えない男性がいた。

その男をジロジロとチェックしていると、窓を経由して男性と目が遭った。男はバツの悪そうな顔を一瞬浮かべた瞬間、臀部にあった不快な感触は消え去った。

女(絶対今この男触ってたでしょ。触るのやめたからいいものの......ついてないなぁ)

女が安心したのをつかの間、再び臀部に先ほど同じ感触が流れた。それは規則正しく臀部の上部から下部へと、下部から上部へと流れるものではなく、時には円を描くように、時には臀部の強度を細かく確かめるように揉みこまれていった。まさに餅つき職人の業
のようであった。

女「......あの、やめてください」

女はこういった事象に慣れているのか、言葉の大きさは遠慮気味であるがハッキリとした口調で先ほど確認した男に向けて言った。

しかし、感触は止まらなかった。

女「いい加減にしないと訴えますよ」

今度は窓に映る男性に目を合わせながら言いのけた。だが、男性は今度は目が合っても知らん顔であった。

念のため臀部をまさぐっている手の持ち主が、後ろの男であることも確認した後、今度は強く言った。

女「痴漢をやめてくださいと言ってるんです!」

男「何を言っている。私は痴漢ではない」


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その他 SS ☆その他 0
2: だいやまーくUEry/CPoDk:2018年02月25日(日) 23:30:13.43 :eW7GRVSC0

育「あ、千早さん。おはようございます。」

千早「おはよう、育。律子を見なかった?」

育「今日は見てないよ。」

千早「そう、じゃあここで待ってようかしら...よいしょ。」

育「あ、それコーヒー?」

千早「ええ、寒かったからコンビニで買ってきたのよ。」

育「ふうん。」

育「...」

千早「どうかした?」

育「ね、それおいしい?」


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ミリマス SS ☆ほのぼの・しんみり 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月24日(土) 19:41:03.99 :RM7uS8uI0

ブリッ

遊馬「ほら」

カイト「出番だ。回収しろ」

ゾロゾロ...

遊馬「黒いオボット?」

カイト「影の軍団だ」

遊馬「影の軍団?何だそりゃ」

カイト「従来のオボットはゴミ回収は可能だが犬の糞または野糞を無視する傾向がある」

遊馬「あー...そういやオボットってウンコには目もくれないよな。それと影の軍団が何か関係あるのか?」

カイト「こいつらはオボットが無視する糞を回収させる目的で生み出された新型だ」

遊馬「そうか!影の軍団ってのはオボットができない役割をサポートするってわけか!」

カイト「そして実験の最終段階として糞を回収させている」

遊馬「へえ...カイトも色々と考えてるんだな」

カイト「あの戦いが終わり俺も暇だ。他にやる事がない」

遊馬「だよな。俺も見学していいか?暇なんだよ俺も」

カイト「別に構わんぞ」

遊馬「じゃあシャークにウンコさせようぜ!」


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その他 SS ☆糞SS 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年02月22日(木) 18:12:04.18 :ZJSq+gdno

みく「Pチャン!Pチャン!」

P「どうした?」

みく「問題だにゃ!2月22日はなんの日か知ってる?」

P「2月22日?そんなの知ってるに決まってるだろ」

みく「さっすがPチャンだにゃ!」

P「グリプス戦役が終結した日だろ?」

みく「は?」

P「聞こえなかったか?グリプス戦役が終結した日なんだろ?」

みく「いや、グリプスなんちゃらとか知らんし」

P「え?だって今日は......」

みく「Pチャンのどアホー!!」

P「ど、どうしたんだみくの奴」


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モバマス SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しが深夜にお送りします:2018年02月20日(火) 21:43:09 :U2RNGShM

ガヴ「くっそぅ、パソコンの調子が悪いせいで操作が上手くいかねぇ!!」

ヴィーネ「ガヴ、あんた学校にパソコンを持ち込んでるんじゃないわよ!?」

ガヴ「いいだろう...。それにもう放課後だ。咎める奴なんざいまい。」

ヴィーネ「まったく...。あっ、そうだ、帰る前に先生に提出物を出していかないといけなかったわね。ガヴ、ちょっと待ってて?」

ガヴ「あぁ...行ってこい」

タッタッタ


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1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月22日(木) 09:55:58.56 :h2vjf1zp0

千早「今日は仕事も学校も無くて暇ね...」

千早「>>5でもしようかしら。」


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月22日(木) 10:40:52.45 :iY5g/n/20
315プロに遊びに行く


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アイマス SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月23日(金) 23:03:14.84 :eGBUmMmw0

〜山吹ベーカリー〜

山吹沙綾「どうしたの藪から棒に」

市ヶ谷有咲「いい加減香澄にはやり返さねーと気が済まねぇ!!」

有咲「さっきだって!」


―――
―――――


〜学校〜

戸山香澄「あ、おたえの卵焼き美味しそう!」

花園たえ「香澄の唐揚げも美味しそう、交換しない?」

香澄「いいよ! はい!」

たえ「ありがとう、じゃあ私の卵焼きも、不束者ですが」

香澄「いえいえ、本日はお日柄もよく......」

有咲「なにやってんだあいつら......」チラチラ

牛込りみ「あ、あはは......」

沙綾「私たちも交換する? 有咲もやりたがってるっぽいし」

有咲「べ、別にやりたがってなんかねぇ!」

沙綾「はいはい、じゃあ私からはハンバーグ!」

りみ「え、えっと、春巻きいる?」

香澄「あっ! 有咲たちも交換会!? 混ぜて混ぜて!」

香澄「じゃあ、はい! 有咲、あーん!」

有咲「ぜってーやらねぇ」

香澄「そんなぁ......」シュン

有咲「うっ......、......ったく、しょーがねえな......」

香澄「有咲......! はいっ! あーん......」

有咲「あーnむごぉ!!」

香澄「ご、ごめん多すぎた!? はい! 水っ!」

有咲「がぼぼぼぼぼぼぼ!!!」

有咲(こ、殺す気か!!)


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バンドリ! SS ☆コメディ 0
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018年03月16日(金) 21:48:18.19 :UIHe00NRO

ディンゴ「あんまんをくれ」

店員「すみません。ただいま売り切れでして...」

ディンゴ「売り切れだぁ?俺にはちゃんと什器にあんまんが入ってるように見えるが、ありゃ嘘か?」

店員「いえ、先に隣のレジのお客様が注文されていますので...」

ディンゴ「なんだと...?」

隣の客「この闘気............貴様、ディンゴか!!?」

ディンゴ「ノウマンッ...!」

隣の客(ノウマン)「あんまんは私を選んだ。
宇宙の意思が、人類の無意識が、週末に食べたいと望んでいるのだよ!!!」

ディンゴ「部隊の仲間が何人お腹空いたと思っている!?」

ノウマン「お前の部隊が運んでいたこし餡も、このあんまんに使われている。喜べ!
お前もあんまん計画の一翼を担っているのだよ!!」

ディンゴ「ノォウマァァアアーーッン!!」

ノウマンに駆け寄るディンゴ!

ノウマン「(後ろに並んでる客に迷惑だから自分がいたレジに)戻れ。お前は好きだ......」

ディンゴ「くっ...!わぁーったよクソっ!
なあ店員!仕方ねぇ、肉まんをくれッ!」

店員「120円になります」

レジ『独立型店員支援ユニット、エイダです。ポイントカードはお持ちですか?』




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その他 SS ☆コメディ 1
1: だいやまーくLYNKFR8PTk:2018年03月16日(金) 20:07:04.81 :WjF9CJ/H0

学生「おい、なんだあのオッサン」ヒソヒソ

学生「コスプレかしら......?」ヒソヒソ

ハンバーグ師匠「ん? どうした学生達。 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」

ハンバーグ師匠「俺のこと、忘れちまったのか? 俺だよ俺......ハンバーグだよぉ!!」


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その他 SS ☆コメディ 1
1: だいやまーくTiKUvGS/sQ:2018年03月18日(日) 14:21:43.30 :OjXFoY1CO

女の子って頭撫でられると嬉しくなるらしい

そんな話を聞いたので

幼馴染「............」

この目の前でテレビを見つめている無防備な女の子にやってみようと思う

男「ほかくー」

幼馴染「ひゃぁ!? 何よ突然!!」

男「撫でて良い?」

幼馴染「は? 何よ、私がそう簡単にーー」

男「まぁ撫でるんだけどね」

幼馴染「ああ、ちょっとぉ! こらぁ......」

ナデナデ


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その他 SS ☆いちゃコメ 0
リンク集
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