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海未「穂乃果のパンツを盗もうと思います」
パンツを盗んだ海未はいなかったんだな
チノ「ココアさん、何作ってるんですか」 ココア「ティッピーパンだよ!」
チノちゃんをパンにすればチノパンだね。
うーん...?w もう一捻り欲しかったな、ありきたりすぎw
エレン「今日はおでんだろ」ミカサ「いいえ焼き鳥」
ワイはおでんをオカズに飯が食える
(注記)現パロです←これ 進撃の巨人でやる必要なくね?w
原作ではエレンが先に死んだ
まゆ「まゆは今日からクール属性になります!」
このスレから10年近くの時を経て、ドミナントガシャでしぶりんはCuに、まゆはPaに、幸子はCoになったという
兎娘「あー世界中の犬と猫が絶滅しねぇかなぁ」兎弟「えぇ...」
うさぎと鶏を同時に庭で飼育した事有る うさぎは手間かかる上気障が荒く最終的には鶏殺害した
チノちゃん「大変です!変態に囲まれてしまいました!」
2018年のごちうさ安価SSなのに人少ないな。
>>1 二期の3年後、3期の2年前だからな
シャロ「6億円が当たったわ!」
二億ならこうならなかった
クロエ「このフトドキモノ」???「それってあなたの感想ですよね?」
???「うっせ!富士山みてぇな口しやがってよぉ!」
【ミリマスSS】 コロちゃんとコロッケ屋さん
三文字でホラーになるの、凄くない?
鞠莉「なんでウチの彼女連中はお◯ぱいが好きなのかしら」千歌「ねぇ」梨子「ねぇ」
果林「何か問題でもあるのかしら?彼女っていうか普通の仲良し同士のスキンシップよね?」 エマ「友達の胸を吸って甘えたりオムツを交換させるのは普通じゃないんだよ」

2015年02月

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月20日(金) 01:38:07.69 :TxgiKLw70

瑞鶴「親睦会?」

吹雪「はいっ!折角なのでやりましょうよぉ!」

金剛「Nice ideaデース!ブッキー!親睦を深めることは実戦でもきっと役に立ちマース!」

吹雪「加賀さんはどうですか?」

加賀「ご飯が食べられるのなら構いません」

大井「やってもいいですけど、私と北上さんの二人だけの時間を割くようなことがあれば61cm四連装酸素魚雷が黙っていませんけど」

吹雪「だ、大丈夫だと思います...多分」

北上「まぁまぁ、こういう機会も最初で最後かもしれないんだしのんびり楽しくやろうよ。いざ沈んだ時に後悔するのも嫌だし」

大井「いやぁぁぁ!!!!北上さん沈まないでぇぇぇえええ!!!!」

北上「大井っち...例えばの話だよ」


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艦隊これくしょん SS ☆コメディ 10
1: だいやまーく3QFkN49T2.:2015年02月28日(土) 13:25:17.77 :wr7CBBv90
このSSは
「765プロ事務所のとある日常」
のおまけSS(本編の続き)となります。

本編を読んでいないとイミフです。全力でスルーしてください。
また、本編と比較して世界観が一変します。テンション高めです。


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月28日(土) 14:34:23.12 :wr7CBBv90

タ〇リ「彼女たちの日常を......彼らは非日常だと感じ、絶望してしまったようです」

タ〇リ「あなたは、彼女たちの日常と彼らの日常......どちらが真面に見えましたか?」

タ〇リ「私には......」

タ〇リ「どちらも狂っているように見えましたが......」

タ〇リ「しかし、私が日常だと思っていることもまた、誰かにとっては非日常なものなのかもしれません」

タ〇リ「あなたの日常は果たして本当に......当たり前と呼べる日常なのでしょうか?」

てれれれれん! てれれれれん! てれれれれっれんてれれれれん!
てれれれれん! てれれれれん! てれれれれっれん――

‐プツン





P「いや〜! 765プロオールスター初のドラマ出演、最高だったな!」

伊織「......」


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アイマス SS ☆その他 12
2: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:27:10.94 :CU3nptsy0


だいやまーくプロローグだいやまーく



〜音ノ木坂学院、新入生説明会後の舞台裏〜


バタバタ
穂乃果「なんとか間に合ったー!!」

ことり「皆おまたせ〜」

海未「予想以上に長引いてしまい申し訳ありません」


凛「もー! 心配したにゃー」

真姫「生徒会のお勤めご苦労様」

花陽「時間までに全員揃って良かったです!」


真姫「こっちはもう準備万端だけど、穂乃果達は大丈夫?」

穂乃果「うん! テンションもコンディションもバッチリだよっ!」

海未「なら生徒会長のお言葉の方も、もう少し頑張ってほしかったのですが......」

穂乃果「え、えへへ......。ライブのMCは頑張るからさ」

海未「穂乃果の場合、それはそこそこの頑張りで結構ですよ」

穂乃果「へ? なんで? ......あっ、そういうことか!」

凛「???」

花陽「ふふふ」ニコニコ




3: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:29:38.92 :CU3nptsy0



ことり「それにしても、あのファーストライブからもう1年経つんだねぇ」

穂乃果「いやぁ〜、感慨深いですなあ」ウムウム

海未「そうですね。思い返せば、本当に様々な思い出の詰まった1年間でした」
海未「なのに今まで生きてきた中で、最もあっという間に終わってしまった年のようにも感じます」

ことり「色々と懐かしいね〜」

穂乃果「けど去年とは全然違うよ! 3人じゃなくて6人だし、私達のライブを楽しみにしてくれてる新入生も沢山いる!!」

花陽「で、でも、見に来てくれるのは嬉しいけど、誰も部活に入ってくれなかったらどうしよう......」オロオロ

真姫「そんなこと今考えたところでどうしようもないでしょう? 少しでも興味を持ってもらえるように、全力でライブをするだけよ」

凛「おっ! 真姫ちゃんがすんごくやる気満々だー!」

真姫「べ、別にそんなんじゃ......」カミノケクルクル



4: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:31:59.18 :CU3nptsy0



タタタッ
ミカ「穂乃果ー! 1年生、ほとんど全員集まってくれたよー!」


穂乃果「ほんとっ!? ありがと〜!」


タタタッ
フミコ「ヒデコも音響準備OKだって。こっちもいつでも幕開けれるよ」


海未「了解しました。では、私達もそろそろ参りましょうか」

穂乃果「うんっ!」

凛「テンション上がるにゃー!!」>ω</


凛「............」

凛「あれ? 行くんじゃないの?」キョトン...

穂乃果「............」ジィー...
海未「............」ジィー...
ことり「............」ジィー...
花陽「............」ジィー...
真姫「............」ジィー...

凛「へっ!? 凛、何か変なこと言った???」

海未「凛が初めてくれないと行くに行けませんよ」

真姫「ハヤクシナサイヨー」

凛「......?」

穂乃果「ほらほら! リーダーがビシッと喝入れてくれないと!」

凛「にゃにゃにゃッ!?」




5: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:34:48.63 :CU3nptsy0


花陽「凛ちゃん」ギュ!
花陽「凛ちゃんなら大丈夫、ちゃんとできるよ! 私も......部長として頑張るから!」

凛「かよちん......」

穂乃果「MCとか失敗しそうになったら助け船出すし、安心して凛ちゃんの好きなようにやっていいよ!」

凛「穂乃果ちゃん......」


凛「うん! 頑張る!!」
凛「あ、でもグループ名とかどうしよう? まだ全然決まってないよね?」

ことり「今日は部活動紹介なんだし、普通にアイドル研究部でいいんじゃないかな?」

凛「それもそっか」



凛「スーーー......、ハーーー......」ドキドキ


花陽「............」コクリ

真姫「............」コクリ


凛「よしっ!」キリッ!





6: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:39:09.13 :CU3nptsy0


凛「今日は凛達6人で挑む初ライブ、新たなる一歩です!」

凛「せっかく見に来てくれてる新入生達に、μ'sと比べて見劣りするなんて思われないように」
凛「そして、にこちゃん達にも『大成功だったよ!』って胸を張って報告できるような......」

凛「そんな最高のライブにしようっ!!」



凛「1!」


花陽「2!」


真姫「3!」


穂乃果「4!」


ことり「5!」


海未「6!」



凛「新・アイドル研究部!! Music──」


「「「「「「START!!!」」」」」」








7: だいやまーくSnKC1m7x8.:2015年02月27日(金) 18:42:56.80 :CU3nptsy0


↑挿絵的な何かのつもり。


プロローグはここまでです。

以下、"とあるキャラ"の一人称による本編。


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ラブライブ! SS ☆コメディ 6
1: だいやまーくRqQp4rtXlE:2015年02月27日(金) 20:54:09.26 :FM00pFWDO

ガチャ

凛「ねむ......」フワァ

凛「あ...菜々さん。おはよう」

菜々「あ、凛ちゃんおはようございます...」ソワソワ

凛「今は菜々さんだけ?」

菜々「え、ええ。そうみたいですね?」キョロキョロ

凛「...どうかしたの?」

菜々「あ、えっと、凛ちゃん...これ、ナナが用意したんじゃなくて、その、ナナが来たときには既に置かれてたんですけど...」オロオロ

凛「?」ジー



凛「...あ、また手錠だ」


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モバマス SS ☆コメディ 12
2: だいやまーくuCbLPg/WnY:2015年02月28日(土) 12:25:07.18 :o+/q3uzn0

―――事務所―――

ちひろ「おはよう、ありすちゃん」

ありす「おはようございます。橘と呼んで下さい」

ちひろ「今日はどうしたの?ありすちゃん」

ありす「プロデューサーから仕事の話があると言われまして。橘と呼んでください」

ちひろ「そう。プロデューサーさんだったらもう少ししたら来ると思う。橘ちゃん」

ありす「そうですか。ありすと呼ん......いえ、そのままでいいです」

ちひろ「そう。わかった、ありすちゃん」



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モバマス SS ☆コメディ 16
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月27日(金) 14:57:42.75 :+HPtfU9l0.net

灰原「あら、また妙なもの作ってるのね」

阿笠「おお、哀君か」

阿笠「ちょうど今完成したところじゃ」

灰原「で、今度はどんな発明なの?」

阿笠「聞いて驚くでないぞ」

阿笠「何を隠そう、ノーベル賞を受賞するスイッチじゃ!」

灰原「!?」


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その他 SS ☆その他 10
1: だいやまーくZWAJnJ4q9E:2015年02月22日(日) 02:47:27.38 :qLg2Nun/o

P「ふいー、今日も仕事がひと段落したぞ〜」

菜々「いやー、今日も大変でしたね〜」

P「アイドルも増えたしな。中々スケジュール管理も大変だなぁ」

雅「ねぇねぇ......ちょっといーい?」

P「お?雅、どうしたそんな申し訳なさそうに。珍しいな」

雅「モバPにちょっとお願いがあってぇー......」

菜々「お願い?」

P「俺にできることなら......」

雅「ほんとぉ!?実はね、みやびのママが、ど〜〜〜しても事務所を見学したいんだって!」

菜々「あー」

P「そういえば、ずっと言ってたなぁ」

雅「ごめんねぇ。駄目だって何度も言ったんだけど、一回だけでいいからって聞かなくて......だめ?」

P「いやいや、全然いいぞ。......いや、そもそも」

雅「そもそも?」

P「よく考えたら俺全然親御さんと話してない......そういうのはちひろさんにまかせっきりだった!」

菜々「あーそういえばそうでしたっけ」

雅「そうなのー?」

P「よし!アイドル三者面談だ!!皆の親御さんとアイドルを交えて一度話をしよう!!」

菜々「え ゙っ」

雅「わーい!」





安部菜々(永遠の17歳)



月宮雅(18)



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モバマス SS ☆コメディ 22
1: だいやまーく3QFkN49T2.:2015年02月28日(土) 01:52:52.35 :wr7CBBv90
世にも奇妙な物語風に書きました。
あの雰囲気が苦手な方はプラウザバックおなしゃす。


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月28日(土) 01:54:53.09 :wr7CBBv90

タ〇リ「自分にとって当たり前だと思っていたことが他人にとっては、あり得ないことだった」

タ〇リ「――なんていう体験をしたことはありませんか?」

タ〇リ「私はそれでよく、カミさんと喧嘩になることがあります」

タ〇リ「我々はこの社会において、各々の集合体に属し、その中で日々、日常を過ごしています」

タ〇リ「しかし、日常という言葉は非常に単純ですが、内容を比較してみると差異が多々見受けられるものです」

タ〇リ「......もし、様々な日常風景を覗くことができたら面白いとは思いませんか?」

タ〇リ「もしかしたら、その中にはあなたにとって、日常という名の奇妙な物語があるかもしれません」

タ〇リ「おや......噂をすれば、こちらの日常風景からは奇妙な感じがします」

タ〇リ「どうですか? 皆さんもご一緒に......覗いてみませんか?」


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アイマス SS ☆怖い話・欝 7
1: だいやまーくU58YKGDWiA:2015年02月27日(金) 17:26:04.73 :O6fRd3OOO

今日もドラマの撮影が終わり、疲れたのですぐにマネージャーとも別れ、現場からタクシーに乗って直帰するつもりでした

いつもマネージャーが呼んでくれるのはしろまるしろまるタクシーでしたが、今夜は疲れも酷く、私の近くに止まった見たことも無い会社のタクシーを私はいつものタクシーだと思い、乗ってしまったのです

運転手がいつもと違っていたのですが、これまでも何度か運転手が変わったこともあったので、私はまったく異変に気づかずにそのタクシーに乗りました
そして、疲れがたまっていたこともあり、行き先を告げるとそのまま眠りに落ちてしまいました



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その他 SS ☆糞SS 8
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月28日(土) 03:35:52.84 :o1Tus0w70

〜司令部施設〜



提督「今日の出撃メンバーは......」





赤城(今日も私は出番がなかった)


赤城(もうここ数か月出撃していませんね......)


赤城(ああ、あの海に出る時の皆の輝くような顔)


赤城(私も昔はあんな感じだったのでしょうか)


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艦隊これくしょん SS ☆その他 16
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月20日(金) 09:52:15.96 :SBHHnKkDO

みく「おはようだにゃー!」

みく「PチャンPチャン!聞いてにゃ!」

みく「今忙しい......?」

みく「うぅ......わかったにゃ......」

みく「ってぇ!Pチャンソリティアしてるにゃ!嘘はだめだにゃー!!」

みく「それでね、朝起きたら......」


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モバマス SS ☆ero 11
1: だいやまーく6wyBJfmq22:2015年02月27日(金) 22:21:17.00 :POUspbMR0


‐執務室‐



鈴谷「あ゙〜〜〜!暇っ!」


提督「...」カキカキ


鈴谷「ひ〜ま〜!」


提督「...」カキカキ


鈴谷「ひ!ま!」


提督「ええい五月蠅いッ!」バン


鈴谷「やっと反応した〜!」



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艦隊これくしょん SS ☆いちゃコメ 6

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 22:07:25.59 :GhM3D/6x0

@沖縄。波止場。夏。

空を仰ぐと太陽が頂いていた。
漁には遅すぎる時間帯で、波止場に人気はない。
麦わら帽を被った少女を除いては。

彼女はひとり、体育座りで海を眺めていた

チェックのワンピースは涼しげ。
小麦色に焼けた腕が、ひしと両膝を抱きしめている。

彼女の顔をよく見たかった。
しかし目深に被った帽子の所為で、表情は伺えない。


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 22:07:49.79 :GhM3D/6x0

ふっと、柔らかい風が吹く。

風にさらわれた麦わら帽が、宙を流れた。
そして、彼女が現れる。

櫛が落ちそうな黒髪。
露わになった両頬は、チークが入ったように薄紅色だ。
揺れる前髪の間から、両目が覗く。

カラカラとアスファルトを擦って、麦わら帽が私の足元へと流れ着いた。

はたと少女は顔を上げて、私を見やる。
互いの視線が合い、そこで始めて気づいた。

「......おじさん、なにみてんのさー?」

強気な口調と共に、彼女はぐっと目じりを拭った。


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 22:08:19.47 :GhM3D/6x0

沖縄の離島で、私は我那覇響を見つけた。


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アイマス SS ☆シリアス・ドラマ 8

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 22:00:14.36 :Ca4nhVBV0

モバP(以下P)「杏のヌイグルミだ」

P「相変わらず扱いが悪いな。小汚なくてソファーに投げられている」

P「そういえば杏はよくこれを枕替わりにしていたよな」

P「つまりこの汚さは杏のアロマが詰まっているというのか」

P「これはプロデューサーの特権だな」

P「Oh...ベリースイートスメル...シーハーシーハー」


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モバマス SS ☆コメディ 7
1:Swing だいやまーくVHvaOH2b6w:2015年02月25日(水) 12:17:40.45 :ubsnn6FT0

折木奉太郎「......は?」

える「アイドルのプロデューサーを、Pと呼ぶのが今の流行なんだそうです」

奉太郎「さっぱりわからん。つまりお前は、学校をやめてそのプロデューサーとやらになるのか?」

伊原摩耶花「馬鹿ね。そんなわけないでしょ! あんた、ほんとに知らないの?」

奉太郎「......里志。説明してくれ」

福部里志「はいはい。こういうのは僕の仕事だね。最近はアイドルのファンをプロデューサーと位置づけて、Pと呼んでるんだ。そしていいかいホータロー、今この神山市には映画の撮影ロケでアイドルが沢山来てるんだ」

奉太郎「ああ。それなら聞いたな。もっとも俺には、縁の無い話だが」

里志「ふふん。それはどうかなあ」

奉太郎「......なんだ?」


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氷菓 SS ☆恋愛 10
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 16:22:00.95 :Js7ceTF60

みく「みく達もデビューしたいにゃあ!」

莉嘉「私もデビューしたい!」

杏「我々の正義のために〜!」





社員A(以下、A)「またやってるな〜。今年はあの猫耳ちゃんか。名前わかんないけど」

社員B(以下、B)「前川みくさんですよね。シンデレラプロジェクトの」

A「あー。あのプロジェクトか。一緒にいるのは城ヶ崎美嘉の妹か」

A「ははは。さすが姉妹だ。やること成すこと似てるなぁ」

B「え?あの、話に付いていけないんですけど」

A「おお。そうか。そういえば、お前はこれ見るの初めてだったな」

B「初めても何も今年入社したばかりですし」

A「毎年、この季節になるとアイドルの誰かがプロデューサーや社会に対する不満をああやって解消しているんだ」


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モバマス SS ☆コメディ 22
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 15:25:47.22 :O2Dx2VpI0

渋谷凛「お疲れ様です」カチャ

千川ちひろ「おかえりなさ〜い。凛ちゃん、お茶飲む〜?休憩しようと思って今淹れてるんだけど〜」

凛「あ、はい。頂きます」

ちひろ「りょ〜か〜い」

凛「ふぅ......他に誰も居ないのか......ん?この原稿、美嘉が連載してるおもしろ恋愛相談......」ペラ


美嘉:今回の恋に迷える子羊ちゃんはこの子っ!


【美嘉ちゃん、好きな人にアピールする方法で手っ取り早いのない!?いろいろ試したけど、鈍感なカレってばもう駄目っ!気付かない!こっちの好意なんて霞の如くっ!ちょっと曇ってんな......ぐらいの!俺、仙人じゃないから食えんし......みたいな!それから】

PN・イチャイチャしてアンチエイジング


美嘉:うん、長い★ゴメンネ!かなりカットしちゃったけど、熱いソウルは伝わったよ★そうだね......そこまで鈍感なら、もう素直に自分の気持ちをぶつけちゃいなよ。そんな人に対してね、素直な娘が得してるって場面、何度か見たことあるんだ。もうアピールうんぬんじゃなくて、涙の一つでも見せて、愛の鼓動を感じさせちゃえば完璧!愛のままにわがままに★そして、PN通りイチャイチャしてアンチエイジング!アハッ★オトナな感じになっちゃった!あとねあとね



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モバマス SS ☆いちゃコメ 21
2: だいやまーくivbWs9E0to:2015年02月16日(月) 00:54:31.43 :rhfJBOjF0


ディレクター「はい、いかがでしょうか」

P「・・・」

P「いくつか・・・条件があります。」

P「ひとつ、私もプロデューサーとして参加します。彼女たちだけでは対処できないこともあるかと思います。」

P「ふたつ、調査と体調管理のために1ヶ月猶予をください」

P「みっつ、参加する芸人の方、スタッフの方は次の日が空いている人をお願いします」

P「また、最低1名の医療従事者に監督をお願いします」

P「よっつ、収録前に宣伝だけでなく1曲歌わせてください。」

P「リスクの高い案件です。この条件が飲めなければ断らせて頂きます。」

ディレクター「いいすよ」

P「わかりました。後日改めて書面で確認させていただきます。」



3: だいやまーくivbWs9E0to:2015年02月16日(月) 00:59:22.11 :rhfJBOjF0


事務所

このみ「急にミックスナッツを集めて・・・いったいどうしたのよ」

育「またみんなでおしごとできるの?やったぁ!」

ひなた「えへへ、久しぶりだねぇ」

真美「でもみなりんがいないっぽいよ〜?」

P「あぁ、それはわざとだ」

P「実は今度ミックスナッツで『佐竹飯店ベスト10を当てるまで帰れま10』という番組に参加することになった」

全員「!!??!?」



93: だいやまーくJnlik0MEGA:2015年02月16日(月) 20:59:23.21 :t05PldsJ0
ミックスナッツ


馬場このみ(24) Da


中谷育(10) Vi


木下ひなた(14) Vo


双海真美(13) Vi



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ミリマス SS ☆コメディ 20
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月23日(月) 17:39:19.36 :ASAYPKAwo
短編二つです


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月23日(月) 17:40:03.02 :ASAYPKAwo




8/3 13:12 船見結衣 宅



京子「じゃーん!」

結衣「......お、ジグソーパズルじゃん。どうしたの?」


京子「へっへー私やったことなかったからさー。結衣とやろうと思って買って来たんだ」

結衣「ふーん......。そういえば私もやったことないかも......」

京子「マジ? 結衣こういうの好きそうじゃん」

結衣「否定はしないけど......。っていうか京子こそこういうの嫌いそうなのに、よく買ってきたな」

京子「なにおう! これでも地道な作業は得意なんだぞ!」

結衣「じゃあ普段から地道に勉強してくれよ」


京子「さて、じゃあ開封しよっか」

結衣「話聞けよ」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月23日(月) 17:41:51.89 :ASAYPKAwo

結衣「ところでどんなやつ買って来たの? やっぱミラクるん?」

京子「いや普通のじゃ面白くないと思って......」ゴソゴソ

結衣「うわぁ、めっちゃ嫌な予感するわ」


京子「......じゃん!」

結衣「えっ、うわぁ真っ白!?」

京子「ふっふっふ、ホワイトパズルってのを買ってみました」

結衣「よく知らないけど、無地って難しいんじゃないの? 色とかであたり付けられないし......」

京子「大丈夫大丈夫、何とかなるって」

結衣「その自信はどっから来るんだ......」


京子「ほらほら、難しいこと考えない。よっしゃザザーッと」ドサー

結衣「ピース数......500? 額縁の大きさからしてそこまで多くもなさそうだけど......。うーん」

京子「結衣〜細かいこと気にしてないでさ。やってから考えようぜ?」

結衣「それもそうか......」


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ゆるゆり SS ☆コメディ 2
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月26日(木) 13:00:40.52 :GwF4t3d50.net

俺「よろしく!うわぁー、ワクワクするなぁ!」

SFC「えへへ、じゃあ早速だけど一緒に遊ぼう!」

俺「うん、遊ぼう!」

ガチャ、パチン

SFC「マリオワールドだね!」

俺「うわー、画面綺麗だなぁ!あ、回転ジャンプでブロック壊せるんだ」

SFC「すごいでしょ?ホラ、その緑の恐竜に乗ってみて!」

でっていう!

俺「おおー、敵食べちゃうんだ!おもしろい!」

SFC「マントも使ってみて!」

俺「Bダッシュして・・やった!飛んだ!」

SFC「俺くんは上手だね!」

俺「SFCはすごいなぁ!ずっと遊んでたいよ!」

SFC「ありがと///」


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その他 SS ☆ほのぼの・しんみり 17
1: だいやまーくpysihcVNJQ:2015年02月25日(水) 17:54:30.90 :fy106a3b0

<執務室>


カリカリ...

提督「......」ムスッ カリカリ

扶桑「......」カリカリ

扶桑「......あっ......」

提督「......」ムッスー カリカリ

扶桑「......」オロオロ

提督「......」ムカムカ カリカリ



読む →
艦隊これくしょん SS ☆いちゃコメ 15
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月27日(金) 01:24:25.66 :F+BnLZox0

モバP 「ふぅ......今日も仕事疲れたな...まだ仕事残ってるから残業だけど...」

ギュッ

モバP 「ん?」

楓 「...」

モバP 「楓さん?」

楓 「...」

モバP 「俺の袖なんてつかんでどうしたんですか?」

楓 「...」ジー


読む →
モバマス SS ☆いちゃコメ 35
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月26日(木) 21:27:53.22 :bTpVsjsd0

エピソード5後


ベイダー「どうでしょう」シーコー

ダース・シディアス「いや待て、怒りで強くさせてから仲間に引き入れた方が...「しかし素質はあります閣下。もしダークサイドの力に目覚めされられるなら私がルークのパダワンとなって責任をもってより強く鍛えましょう!」

シディアス「そうか......好きにするがよい。しかしルーク・スカイウォーカーたち反乱軍がどこにいるかさえ分からぬ状況だろう?」

ベイダー「そこは>>3で見つけます」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月26日(木) 21:37:39.76 :aNg9YdEAO



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ファンタジー SS ☆コメディ 5
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月12日(木) 01:01:10.15 :1WVHckZXo

―温泉―

カポーン

蘭子「フフフ、我が魔力が滾るようだわ!(あー、いい湯だなー)」

かな子「お仕事も兼ねて温泉旅行に来れるなんてラッキーでしたね」

芳乃「確かにー。あの方にはー、本当に感謝をー」

蘭子「ふむ、我が友への恩恵か。何を捧げるべきか......(うーん、プロデューサーへのお礼か。何が良いかな?)」

かな子「ここのお土産屋さんだと、温泉饅頭とかかな?」

芳乃「それはー、あの方への供物では無く―、そなたが食べたいものではー?」

かな子「も、もう! 芳乃ちゃんってば、そんなんじゃないんだから!」

キャッキャウフフ



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月12日(木) 01:01:45.18 :1WVHckZXo

ガララ

かな子「あれ、誰か入ってきた?」

蘭子「招かれざる客か?(ここって、今私たちの貸切ですよね?)」

芳乃「しかしー、悪しき気配ではないのでしてー」

スタスタ

モバP「おお、流石は名湯。絶景か......な............?」

蘭子「キャッ!?(何事!?)」

かな子「Pさん!?」

芳乃「ほほー、これは異なことー」

P「うわあああぁぁぁ!!!???」



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モバマス SS ☆ero 18
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月26日(木) 00:30:14.23 :mJ/6sGoM0

冬ということは忘れてください



「「「ただいまー!!」」」

P「おう みんなおかえり」

薫「せんせぇ!見て見て!」

P「なんだ?薫」

薫「こんなに大きいザリガニ捕れたよ!」

ザリガニ「...」クワァ

P「おお、大きいなぁ」

千佳「千佳のもおっきいよ!」

ザリガニ「...」クワァ

P「千佳のもなかなかだな」


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モバマス SS ☆コメディ 23
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月26日(木) 09:31:36.04 :ohlxcxaa0.net

喘息少女「うそ...家に...忘れて来てる...ダメ...くるしい...」

喘息少女「どうしよぅ...私...死んじゃうの...?」

俺「やれやれ」

喘息少女「あなたは...誰?」ヒューヒュー

俺「苦しいんだろ?黙ってちょっと待ってな...」シコシコピュッピュッ

俺「さ、飲んで」

喘息少女「これは...?」

俺「万能薬さ」ウィンク


2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月26日(木) 09:31:57.71 :yuPo+7Er0.net
ヒューヒュー俺がしゃべった


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その他 SS ☆糞SS 13
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月11日(水) 14:37:03.43 :3q9is8YOo

ちょっと前

美也「ちょっとにぃに!早く起きてよ!」

橘「う〜ん......ってもうこんな時間!?なんで起こしてくれなかったんだ〜」

美也「みゃーちゃんと起こしたよ?全くそんなんだからにぃにはいつまでたってもモテないんだよ......」

橘(ん?モテない?)

橘(たしかに僕はクリスマスから恋愛に対して苦手意識を持っていたけど......)

橘(それってつまり女性を避けてきたってことだよな......)

美也「それでね、まんま肉まんは......ってにぃに聞いてる?」

橘「はっ!」

美也「え?」

橘(もしかして僕は男が好きなのか!?)



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アマガミ SS ☆いちゃコメ 2
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月26日(木) 18:03:27.74 :pThrK4U6O

千早「忘れてたわ」

春香「そっか」

千早「ええ」



春香「一週間前から事務所のカレンダー見てウキウキしてたように見えたけど」

千早「......」

春香「......」

千早「き......」

春香「き?」

千早「給料日、だから」

春香「そっかぁ」

千早「ええ」


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アイマス SS ☆コメディ 20
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月24日(火) 17:36:31.48 :q2XOKceqr.net

男「ふぅ、今日の部活は疲れたなあ」

メカ妹「そんなに頑張ったの、お兄ちゃん」

男「ああ、くたくただよ」

メカ妹「そうなんだ。それなら私がマッサージしてあげる!」

男「お、いいのか?」

メカ妹「うん! お兄ちゃんの為だもん! 頑張っちゃうよ、私!」


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姉 ・ 妹 SS ☆糞SS 3
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月13日(金) 13:21:19.34 :FetPf//t0

まゆ「Pさんはどうしてプロデューサーを始めようと思ったんですか?」

P「ん?いきなりどうした?」

まゆ「いえ、少し気になって。」

凛「そうだよ、プロデューサー。」

P「うおっ、凛までいたのか。」

凛「面白そうな話が聞こえてきたからね。」

P「でも、そんなに面白いこともないぞ。」

まゆ「いいんですよ。」

まゆ「まゆはPさんのことなら何でも知りたいんですから。」


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モバマス SS ☆その他 19
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月25日(水) 22:47:35.61 :nOs0pTeS0.net

あかり「不満だよぉ」


5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月25日(水) 22:51:02.77 :nOs0pTeS0.net

赤座あかりちゃんは兼ねてより空を見ることが好きだった

空を見ていると自由と束縛のない世界を約束されている

気がしたからだ

だから赤座あかりちゃんは暇があれば

なんとなく空を見るようになった

そして空を横切る飛行機とかは大嫌いだった

人や物を運ぶその巨大な鉄の塊は

空を穢す何物でもなかった

だからあかりちゃんは飛行機に唾をかけてやりたいほど

飛行機の事が嫌いだった


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ゆるゆり SS ☆気狂い 13
1: だいやまーくZ2EXv0FZUc:2015年02月25日(水) 23:56:06.00 :hy16xXCWo

P「おい、お前ら。いくらなんでも散らかしすぎだぞ」

亜美「はーい」

真美「あとできちんと片づけるよー」

P「ったく、律子がいないとすぐこれなんだからな。ちょっとお前ら、こっち来い」ガシッ

亜美「わー!」

真美「ちょ、ちょっと兄ちゃん!?」


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アイマス SS ☆怖い話・欝 21
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月24日(火) 18:09:34.31 :sKnpFCRX0


提督の第一印象?
......提督だとは思わなかった、ですね。
ふざけた芸人が提督の机に座っているのかと思いました。
端的に言って腹が立ちました。
普通そう思いますよ。誰でもね。

でも、それでも提督は......私たちの......私の提督です。

*―――――――――――――――――*


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艦隊これくしょん SS ☆オススメ! 23
アイマス SS ☆ほのぼの・しんみり 22

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月25日(水) 23:21:36.49 :RC5I4Efp0


ベテ「ワン、ツー! 黒川!ステップが遅れているぞ!」

千秋「...っ!」バッ

ベテ「...ストーップ」

千秋「ハァ...ハァ...」

ベテ「黒川。全体的に無駄な力が入りすぎだ」

千秋「...すみません」

ベテ「もっと余計な力を抜け。入れすぎてもダンスは上手く踊れないぞ。体力の消耗を早めるだけだ」

千秋「......」

千秋(力を抜け...と言われても)



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モバマス SS ☆コメディ 10
1: だいやまーく8HmEy52dzA:2015年02月25日(水) 20:20:10.09 :DLa1I0Qh0
・アイドルマスター・ディアリースターズと物語シリーズのクロスです。
・物語シリーズは続・終物語から五年後設定。
・涼はAランク敗退ルート、愛はBランク下位勝利ルート、絵理はベストエンド後となります。
・参考:「serial experiments lain」


3: だいやまーく8HmEy52dzA:2015年02月25日(水) 20:38:26.54 :DLa1I0Qh0




001



その起動の唸り声は、心臓を動かす胎動の合図。

その駆動の音は、血液の流れる音に酷似していて好ましい。

その打鍵の無機質な響きは、彼等との会話のようで心が弾む。

その15.6インチのディスプレイに映るのは、顔のない人々の声。
そこには年齢も性別も国籍すらも問われない、自由な世界がある。
一般的にインターネットと呼ばれる、プロトコルによりコンピュータ間を繋ぐネットワークによって形作られた仮想世界。
かつては物理的に手を出せない空間として、機密データを保管する為にごく限られた一部の人間が利用する目的で作られたと聞くけれど、それも今は過去の話。
現在では人類の大半が有用なツールとして何らかの形で使用している。

ここは人の意志が介入していながら、誰が定めた訳でもない独自のルールと秩序によって保たれている、不思議な世界だ。
悪意や憎悪といった負の感情も、現世とは比べものにならないレベルで蔓延しているけれど、大抵は常識のある住人たちによって排除もしくは無視される。
それに何も、悪口や罵詈雑言が悪意だけとは限らないのもこの世界の特徴だ。

顔のない彼等は、本音を隠す必要がない。
人間同士のやり取りで良く見られる、おべっかや上っ面だけの褒め言葉を彼等は使わない。
だから、人の本音を垣間見ることの出来る貴重な世界とも言える。

褒めるだけでは人間性は成長しない。
わたしの動画も、アップしていく過程で多くの声援と共に送られてきた指摘や、時には辛辣な言葉を受けて成長して来た。
いかがわしい人間が集うのがネット社会、と言う人もいるけれど、わたしは違うと思う。
確かにそういう人もいる。
けれど、わたしのように、人と対するのが苦手な人間がディスプレイを通して本音を語れる場所でもあるのだ。



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アイマス SS ☆シリアス・ドラマ 4
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月24日(火) 12:32:47.20 :5uoPTViZO

曙「書類仕事ほっぽりだしてどこに行ってんのよ!」

提督「いや、もう残り少ないし、気分転換に港をぶらっと......」

曙「全部終わらせてから行けばいいじゃない!」

提督「ははは、そう目くじら立てるな」

曙「くぅ〜......!ってか!磯臭い!あんた磯臭い!」

提督「ははは、今日は潮風が強かったからな」

曙「こぉんの磯提督ー!」

提督「うむ」


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艦隊これくしょん SS ☆いちゃコメ 3
446: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:26:33.40 :aGU7s5EF0


:::::::::::::::::::::::::::::::::


結論から言うと、死産だった

産中の『胎盤剥離』、それが死亡の原因だったという
助産をしていた侍女の一人によって、そう伝えられた


助産女「お腹の中では、子は胎盤を通じて 空気も栄養も...全てを母体からもらっています」

助産女「本来であれば、産後に胎盤ははがれ落ち、子宮外に排出するものです」

助産女「それを後産というのですが... 今回はまだ子のいるうちに胎盤がはがれてしまいました」


魔王「何故、そんな事がおきるのだ。侍女長が指を刺し入れたせいか?」

助産女「いいえ... それは私でもする産前の処置でございます。万全な衛生管理の元ではありませんが、適切でした」

魔王「では、俺が陣痛の最中に移動させたせいか」

助産女「いいえ...そのように自らをお責めにならないでください」

魔王「責めているわけではない。原因を知ろうとしているだけだ。一体、何故そうなった」

助産女「......はっきりとした原因はわかりません。外的要因があるのかどうかさえ...」

魔王「......」




447: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:28:07.76 :aGU7s5EF0


魔王「理由も分からぬまま... 生まれることもせず、赤子は死ぬものなのか...?」

助産女「......稀ではありますが... 起こりえない事ではございません」


魔王「腹の中では、生きていたのだろう。生まれようとして死ぬと?」

助産女「魔王様......」


魔王「それまで赤子を生かしていたのもその胎盤なのだろう? その胎盤が、何故直前になって子を殺してしまう?」

助産女「......それは」


魔王「満たそうとしているのに。......何が、あの娘を傷つけるのだ」

助産女「.........申し訳ありません。私では... お答え、しかねます......」

魔王「.........」


魔王の部屋の中では、未だに治療が行われている
助産女はその手伝いがあるといい、逃げるように部屋に戻っていった




448: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:30:52.60 :aGU7s5EF0


しばらくして、別の医術者達が駆けつけてきた
侍女達は 心得のある者を数人残して部屋を出てくる

その入れ替わりの中、侍女長も部屋を出てきた
魔王の姿をみかけて、ゆっくりと近づいてくる


侍女長「......魔王様...」

魔王「死産だそうだな」

侍女長「......はい。お嬢様は非常に頑張ってくださいました」

魔王「.........俺には... よくわからない。俺が何か、してしまったのかと思っていた」


侍女長は静かに顔を横に振る
沈痛。まさにその表現がぴったりな面持ちをしていた


侍女長「.........私が思うに...」

魔王「.........?」

侍女長「無事に産気づくまで、流産しなかったことこそ奇跡的です」

魔王「何が言いたい」




449: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:31:18.39 :aGU7s5EF0


侍女長「......お嬢様の境遇。体力としても環境としても......よく、ここまで育ったと」

魔王「生まれてこなかったがな」

侍女長「.........いいえ。胎内でも、宿ったならばその時点で生命は生まれているのです」

魔王「詭弁か、慰めか。そのような物にどのような意味が――」


侍女長「とても愛らしい、男の子でした」

魔王「っ」


侍女長「......胎盤剥離なんて、窒息死のようなものです」

魔王「......」

侍女長「それでも、とても愛らしいお顔をした男の子が出てきました」


侍女長「.........女性の身体なんて、わからないことだらけ。人が人の中で育つだなんて、謎としかいいようがありません」

魔王「.........」




450: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:32:10.91 :aGU7s5EF0


侍女長「子を宿すと... まるでその子が自分で用意するかのように、母体に様々な変化が起こるのをご存知ですか?」


魔王「母体が、子を産むために変化するのであろう?」

侍女長「母親が自分で整えるならば、もっと便利に変化させるんじゃないでしょうか......」

魔王「?」

侍女長「味覚や嗅覚まで変わるといいますよ。まるで、腹子がそちらの方が好みだとでも言うように」フフ

魔王「ふむ。それは確かに、母体にとっては必要性がわからぬ変化だ」


侍女長「......お嬢様のお腹は、よく動いてらっしゃいました。余程、やんちゃな男の子だったのでしょうね」

侍女長「あんな境遇にあった母体のことなんてつゆ知らず、元気に育っていたのでしょう...」

魔王「元気に? 何故分かるのだ」

侍女長「ふふ。赤ちゃんは、3570gもありましたよ? お母さんの体を考えると、あまりに大きすぎです」




451: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:32:47.93 :aGU7s5EF0


魔王「......そんな塊を、10ヶ月も腹に入れていたのか」

侍女長「ええ。落としもせず、弱りもせず......」


侍女長「きっと、余程 お嬢様のお腹は居心地がよかったのでしょうね」クス

魔王「.........そうか」


侍女長「.........きっと、本当に居心地が良かったんです」

魔王「......?」


侍女長「お腹の外になんか出たくないって思っちゃうくらい、気持ちよかったんじゃないでしょうか」

魔王「何を......」




452: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:33:50.89 :aGU7s5EF0


侍女長「お腹の中で、元気いっぱいで、もう満足で」

侍女長「だからきっと、もう一回 お腹の中を味わうために"生"をやり直しにいったんですよ」

侍女長「母体の負担も考えずに、あんなに大きくなるほどヤンチャな子ですもの」

侍女長「きっと、自分でスイッチを切ってしまったんです」


侍女長「『満足だったから、もういいよ。またね!』って...。終わらせてしまったのではないでしょうか......」


魔王「.........」

侍女長「そう思ったら...... 駄目でしょうか?」ニコ...


侍女長「そう、信じて見送ってあげたら...... 駄目なのでしょうか? 魔王様――......!」



侍女長は、静かに大粒の涙をこぼした

真実なんて分からないのなら、信じていたいのだと
信じてあげたいのだと―― 侍女長は、泣き続けた


魔王はその問いに、答えることはできなかったが
その代わりに、誰しもが『信じたい』ことがあるのだということを知った...




453: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:34:51.45 :aGU7s5EF0



部屋ではまだ、処置が続いている
剥がれた胎盤の影響で、母体にも大きな危険があるらしかった

魔王城の医術者の質は、大陸でも一級品だ
母体については、危険だが必ず生かしてみせると医術者が息巻いている


そして、部屋では同時にもうひとつの治療も進んでいた

出産の痛みによるものか......
それとも死産によるショックによるものだったのか、魔王は知り得ない

だが 達磨の口は、叫びのあまりにひどく裂けてしまっていたのだ
部屋ではその治療と再形成の為の処置も、同時に行われていた




454: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:36:26.68 :aGU7s5EF0


::::::::::::::::::::::::::::::::::


それから、約1ヶ月

魔王の部屋の隅にしつらえられた
柵つきの小さなベッドにヒトが集まっている

魔王、侍女長、亡霊鎧
そして医術者と、手伝いの侍女だ


医術者「包帯とガーゼを外しますね」

侍女「消毒と清掃を致します」

医術者「............これで、ひとまず様子をみてみましょう」

侍女長「もう、口を動かしても?」

医術者「ええ。リハビリと思ってゆっくりと開口練習から始めるのが最適です」

医術者「これまで通り経口食は避け――......


医術者は侍女長に今後の注意事項などを伝えていく

魔王がその内容に関心を持たないのを察すると
『詳しくは、後ほど』と侍女長に言い置いて、礼をして退室していった




455: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:37:31.26 :aGU7s5EF0


クッションを背もたれとし、立てかけられるような姿勢の達磨娘
ここのところ、その眼はずっと一点を見つめている

今はすっかり収まった、腹のあった場所だ


魔王「.........」

侍女長「お嬢様......鏡を、ご覧になりますか?」

達磨娘「.........」

侍女長「もう、その口は開くのですよ...?」


達磨は ピタリ、と呼気すら止めた
そうしてゆっくりと目を閉じ、一度だけ 顔を横に振る


魔王「声が出るか。喋れるか。それだけでいい、確認させろ」

達磨娘「............」


達磨娘「......あ、ぁ」




456: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:38:05.99 :aGU7s5EF0


侍女長「! お嬢様......! 良かった...!」

亡霊鎧『はっはっは。やはり美しき女性の声を聞かせてもらうというのは、喜ばしいものですな!』

侍女長「あなたは黙っていてください!」

亡霊鎧『よいではないか。話をしていれば、会話にもはいりやすかろう? はっはっは!』

侍女長「あなたの声で、お嬢様の声を聞き漏らしたらどうするのです!」


亡霊鎧と侍女長の掛け合いは騒々しいほどだった
達磨が一声発しただけで、この騒ぎ


魔王は、自分が謁見室で
同じように「ああ」と呟いた時にも、ざあめきが起こったことを思い出していた


魔王(何もしない者が動き出すというのは、本当に注目を集めるものだ)

魔王(当人にしてみれば愉快なものではないのは知っている)

魔王(だが......、確かに それ以上の反応を期待したくなるのも わからなくない)


もう少し、他の言葉が聞いてみたい
喋れるようになったのであれば、いろいろと聞いてみたいこともあった

そんな事を、つい思ってしまう




457: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:38:54.76 :aGU7s5EF0


魔王「おい」

達磨娘「............」


返事が無い
今までと変わらず、うつろな物思いに耽ったような表情は変わらない


魔王「......お前は、喋れるようになっても... まだ、空想の中にいるのか?」

達磨娘「............」


達磨の顔が、ピクと動く
ゆっくりと目を開き、顔を上げて... 魔王を、見た


魔王「.........ふむ。何かいいたげだな」





458: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:39:24.54 :aGU7s5EF0


達磨は、しばらくぼんやりとした焦点のままで 魔王を見ていた

次第にゆっくりとその焦点が定まっていき......
目が合ったその時に、口を開いた


達磨娘「お...


魔王・侍女長・亡霊鎧「「『.........お?』」」


達磨娘「......おお、か み... さん...?」




魔王「...............は?」


開口一番に、魔王を『狼』と呼んだ
それには皆、頭に疑問符を並べるしかできなかった




459: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年02月06日(金) 23:40:46.10 :aGU7s5EF0


ともあれ、意識があり会話が出来るとわかったのだ

包帯を外したばかりで会話をさせるのもよくないだろうという配慮の元
その日のうちは言葉を求めるのはやめておくことにした


魔王と亡霊鎧は席をはずし、部屋には侍女長と達磨だけを残した

侍女長は、達磨に身体のことや子供のことなどをゆっくりと話すそうだ
達磨がどれだけ自らの状況を把握しているか分からないから、と



夜になると侍女長は、魔王に嬉しそうに報告をしてきた

達磨はひととおりの話を聞き終えると、小さく頷いたそうだ
そして一言、はっきりとはしなかったが...

恐らく『ありがとう』と、口にして...... そのまま眠ったらしかった


何に感謝をしたのかは、わからない
魔王が部屋に戻った時には、達磨は 黙って宙をみつめていただけだ


魔王(感謝をする者が、ああも悔しげな瞳をするだろうか)


達磨に聞きたいことが、ひとつ増えた





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1: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月14日(水) 13:58:00.84 :oIuSJycL0


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魔王城 謁見の間


朝から玉座に座らされ、やたらと幅の広い肘掛に頬杖をついて ただ時間を費やしている
3段低い場所でかしずいている者を眺め見ると、慌てたそぶりで視線を地に落とした

魔王(俺は今、どんな顔をしているのだろうか)

数人ずつ、次々と謁見希望者が前に並べられ それぞれ口早に好きなことを好きなように述べあげていく


「魔王様、わが国で今年16を迎えたばかりの器量のよい娘が・・・」
「竜王の眼とよばれる奇跡の能力をもった我が姪こそ・・・」
「隣王国より親書をもって参りました、貴族の娘たちを集めた舞踏会への是非とも御招待を...」

魔王「......」



2: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月14日(水) 13:58:50.97 :oIuSJycL0


新王として、魔王の玉座に座するようになって2年
ほぼ毎日のように、謁見を求めるものはこのようなものばかり

成人の儀を終えたばかりの魔王に対し、政治的な交渉手段として捧げられる多くの娘たち
そのどれかを選べば、政治の流れも同時に選ばれる


臣下A「魔王様、そろそろどれか選んでみてはいかがです。よき伴侶、美しき娘を側に置いて子を作るのも この国の安泰のためには必要な......」

臣下B「いえいえ、なにもすぐに后を選べとはいいません。魔王様はまだ若いのですから。ですが国交易が捗らない事には、この国の行く末も......」

顔色を伺うように、どうにか俺の首を縦にふらせようとする臣下たちのやり取りも聞き飽きた

この世界にも、この国の行く末にも 興味などない
先の先王は賢く、強大な力を持ってこの国を支配してきた
その先王の急死により残された莫大な遺産はどう扱おうと手に余るものだった
鍛え上げ、練りこまれたその"力"ですらも 成人の儀..."継承の儀"によって引き継いでしまった




3: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月14日(水) 13:59:27.45 :oIuSJycL0


そう
俺は最初から 全てを与えられて王になった

望めば、望むものが手にはいる
できないことなどない
従わないものがいるとしても、それを屈服させることすら容易だった

だから 興味などない
いまさらとりたてて 欲しいと手を伸ばす必要もなかった
全てを手に入れてしまったあとは 何を欲しがればいいのかすらわからない

だから決まって 返事はひとつ


魔王「要らぬ」


誰もが隠した溜息は、折り重なって 謁見室に重く沈んだ空気をつくりだした




4: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月14日(水) 14:00:23.14 :oIuSJycL0


亜寒帯地方に絶対的な支配力を持つ 強大な独裁政治王国、『魔国』
その王位正当継承者...... 『魔王』

そいつは世界にも 権力にも 金にも女にも 何に対しても興味を持てなかった


「やはり、『無欲の魔王』には何を差し出しても無駄なのか...」

誰かの小さな呟きに顔を上げる
数人、慌てて顔を逸らしていた
きっとあの呟きに同意をした者が、悟られまいとしているのだろう

だが無意味だ。そう呼ばれてもなんの感慨すら浮かばないのだから


そう。俺は『無欲の魔王』と呼ばれるほどに
この世界の何もかも「関心の持てない面倒事にすぎない」と、思っていた


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


13: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:45:45.95 :4V70RNmz0


::::::::::::::::::::::

謁見の間で、例の呟きが聞こえた後
重苦しい雰囲気が張り詰めていた

興味など何ひとつ持たなかったが きっと俺はひどい顔をしていたのだろう
その翌日である今朝 ひきつったような笑顔で臣下から助言があった

臣下B「魔王様。連日の謁見で少々お疲れでしょう...。 今日は謁見希望者も少ない見込みですので、どうぞ休息などお取りください」

「要らぬ」という言葉を掛けられるとでも思ったのか、臣下はそういうやいなや礼をして部屋を出ていった

休息。何をしていいものやらわからないまま、俺は身支度が終わると城を出て敷地内のとある森に足を伸ばした

そこを選んだのに、特別な理由などない
あるとすれば、自然に人気の少なそうな場所を選んでいたというだけ




14: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:46:24.89 :4V70RNmz0


森を歩いていると、少女の姿をみつけた

魔王(この森に、人間... それも少女が?)

少女は手付かずで自然のままに咲き誇る花々を摘み集めているようだった
俺がいることにも気づかず、油断しきった背を向けてせわしなく花を探しては摘んでいる


魔王「......何者だ。誰の許可を得てこの森に立ち入っている」

少女「!」ビクッ

魔王「話せ」

少女「えっと...あの。花を、あつめていました」

魔王「集めて、どうする」

少女「その... 売るんです」

魔王「......」




15: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:47:18.60 :4V70RNmz0


花売りか。身なりからして貧しい子供...
確かにこの森の中でならば多くの花を摘むことも出来るし、他の花売りと場所を競い合うこともないだろう

だが

魔王「この森は俺の森だ。花とはいえ、勝手に持ち出すのを見逃すことも出来ぬ」

少女「......あ... ごめん、なさい」

魔王「......」

少女「......」

少女は目を閉じて、手を両脇に垂らしたままぎゅっと握って棒立ちになった

魔王「どうした」

少女「......え。 あの... 叩かないの...?」

魔王「なんと?」

少女「あの、その。花を盗ったから...」




16: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:53:16.27 :4V70RNmz0


少女は緊張した様子で、身体を強張らせていた
口調が時々崩れそうになるのを なるべく丁寧に言い換えようとしている様子も見て取れる

こういった様子は見慣れているのでよくわかる
つまりこの少女は 怯えながらも、俺の機嫌を損ねぬように気を張っているのだろう
誰も彼も、よくもまあそんなつまらぬことを気にするものだ


魔王「...持ち帰ったわけではないし、知らなかったのだろう。知っていて、なお持ち帰りたいならば それなりの事を覚悟する必要はあるかも知れぬが」

少女「......持ち帰りたい、です」

魔王「そうか。ならばその覚悟も頷ける」

少女「でも私は、まだ15で...」

魔王「......?」

少女「あと1年たたねば、身体も売れぬ年齢なのだと聞いています」

魔王「.........」




17: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:53:45.15 :4V70RNmz0


少女「叩くだけでは足りないなら あと1年まって欲しいです」

魔王「1年待つと、どうなる」

少女「身体で代価をお支払いできるようになります」

魔王「馬鹿な」

少女「え?」

魔王「支払う金がないのはわかる。だが幼いうちは叩かれて許しを乞い、育てば身体で支払うと? 親にそう言われているのか」

少女「私に親はいないの。えっと... 孤児、っていうんです」

魔王「そうであったか。では、誰にそのような生き方を習った」

少女「......町にいる、駐在軍の人に 教えてもらいました」

魔王「なんだと?」

少女「そうして日銭を稼ぐのです」




18: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:54:51.95 :4V70RNmz0


魔王「......その金、たいした額にはならないだろう。何を買う」

少女「はい。駐在軍の方からパンをいただくかわりに、その日に稼いだ銭を渡すのです」

魔王「な。 ......お前は、配給品を買っているのか?」

少女「ハイキューヒン...? パンのこと...ですか?」

魔王「.........」


首をかしげて魔王の言葉を待つ少女

魔王は国のことに興味はないとは言え 仮にも王の座にある
ともすれば周辺諸国の話も 嫌でも聞かされている
あいまいな記憶をたどり 町の情報を思いだす

人間の町は確かにすぐそばにひとつある
魔国の領地に一番近く、常に警戒の張られている... 貧しく物々しい町だったはずだ
おそらくこの少女、そこの町から来ているのだろう




19: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:58:26.93 :4V70RNmz0


魔王(軍の配給品は、王国が農耕をろくに行えない辺境の地に無償で届けていたはず。物は届くが、目は届いていないということか)

自分自身、自国の内情になど目を向けていないのだからそれを責める気にはならない
荒れ果てた土地で、どうにか私腹を肥やしストレスを吐きたい軍の人間の心理も理解できる

だから魔王は、そんな"悲惨な状況を危惧する"ことはしなかった
ただ、目の前の少女にはどこか気をとられる気がした


魔王(生きたくとも、賢く生きる方法をしらない少女...か)


生きることの価値を見出せない魔王にとって
それは同類するものなのか、相反するものなのか

そんな疑問がうっすらと浮かび上がるころには
魔王は既に『自分の役割として自分の敷地内を守る意義』など、どうでもよくなっていた

もとより最初から興味があったわけではない
そうするべきだと言われて、していたことにすぎない... この少女と、同じように






20: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月15日(木) 13:59:09.21 :4V70RNmz0


少女「あ、あの...?」

魔王「ああ、よい。花にも、お前を罰することにも、特に興味はないからな」

少女「え?」

魔王「見逃しておこう」

少女「あ」


俺はそういって、そのまま少女の横を素通りして歩き出した
背後に視線を感じたが、気にもとめずにそのまま立ち去る

その日は、ただなんとなく森を歩き続けてから城に帰った
1日かけて うすぼんやりと心に浮かんだままの自分の疑問を洗い出そうとしてみたが、結局なんの収穫もないまま夜になり、寝所へはいった

魔王(......ふむ。何にも興味はないと思っていたが、まだ自分自身の感情くらいは気になっているものなのかもな)

そんな結論が出たことで、魔王は久しぶりにほんの少しの満足感を得て眠りについた
夢は、見なかった


・・・・・・・
・・・・・
・・・


27: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:08:15.90 :2MQxt6/70


::::::::::::::::::::::::::


翌日

朝、少し早く目が覚めた
昨夜味わったほんのすこしの満足感。その余韻が残っていたのだろうか
何気なく、朝食をとる前に軽く敷地内を歩いてみる気になった

魔王(とはいえ、やはり人のいる場所は億劫だ)

何気なく城の裏手へ回る
すると小さな石造りの倉庫前で、2人の警備兵が話しこんでいるのが見えた。早朝訓練の後片付けだろう

魔王(...見つかると大仰な挨拶の後、下手すると食堂まで警護されるな。戻るか)

クルリ、と踵を返したときだった


新人警備兵「魔王様って、やっぱ怖いっすね」


ガタガタと槍を束ねながら、警備兵の一人がそう話すのが聞こえた
だれにどう思われようと興味はない。そのまま2歩ほど足を進めてから、ふと立ち止まった



28: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:09:23.50 :2MQxt6/70


魔王(......そうだ。自分自身には興味があるのかもしれないと、昨日気づいたばかりではないか)

興味があるのかもしれない
それならば、それを確かめてみるのは悪くない。うまくいけば昨夜のように満足感を得られるかもしれない

そのまま気づかれぬように耳を澄ませてみた


新人警備兵「謁見室で魔王様が焦点を合わせて人を見る所、初めて見たんすよ」

警備兵「俺だって、あの魔王様が誰かを探して睨むようなのは初めてだけどな」

新人警備兵「あの態度で、無言・無表情のまま ゆっくりと視線をあげて...うぅ、思い出しただけでブルっとするっす」




29: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:10:20.47 :2MQxt6/70


警備兵「まぁ、何を考えてるかわからない御方だしな。それだけに威圧感があるよな」

新人警備兵「それっすよ! なんかあの魔王様は、視線をあげるのも 客を殺すのも 同じ態度でいきなりヤりそうな末恐ろしさがあるっす!」

警備兵「はは、んなことはいくら魔王様でも...............っ」

新人警備兵「.........先輩、今 あっさり想像できちゃったでしょ」

警備兵「し、仕方ねぇだろ! 先王様と同じ能力を持っていて、しかも本当に何考えてるかわかんねぇんだ。怒ってても行動されるまでわかんねぇよ、絶対...」

新人警備兵「そうっすよねー。まあ、自分のところの王様なんで頼もしいっすけどね」アハハ

警備兵「まぁ、来客に対して親しみやすい『魔王様』なんてハクもつかねぇしな」ハハ


魔王(............で?)


興味を持てるかもしれないと思ったが、勘違いだったようだ
結局、謁見室で過ごした後と同じように溜息をひとつ残し、そのまま立ち去る




30: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:11:45.09 :2MQxt6/70


朝食を終え、謁見室の玉座につくと 周囲には普段以上に緊張した空気が漂っていた
あの警備兵と同じく、周囲は一昨日の空気をまだ引きずっているようだった


魔王(なかば無理やりに俺に1日の休息を取らせておいて、自分たちが気分転換できていないとは)

魔王(...仕方ないか。あの警備兵達が言っていた通りなのだとしたら、気づかぬ内に威圧的なことをしたようだしな)


これまでは謁見の間、魔王は大抵 頬杖をついて何もない空間をぼんやりと見つめていた
飽きると足を組み、意味もなく靴先を眺めたりする程度しか反応しない

横柄な態度であることは自覚していたが
自分がどう見られるかにすら興味が持てない魔王にとってはどうでもよかったのだ
普段は、謁見者が通され挨拶の口上を述べあげても その格好のまま無言で小さく頷く程度だったのだが...


魔王(何もしないがゆえ、些細なことをするだけで注目されてしまう、か。......困るほどのこともないが、愉快でもないな)

魔王(なにより、いちいち このように過剰反応されるようだと後々が面倒そうな...)




31: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:12:34.35 :2MQxt6/70


自分は今、関心や興味を払っているのだろうか。それともその"振り"をしているのだろうか
その疑問が脳裏をよぎった時、昨日と同じ感覚を思い出した


魔王(つまり、俺自身が自分をどう思うのかには興味があるようだ)


せっかく立ち止まってまで聞いた話だ。少しは役立ててみるのもいいかもしれない
これから少し反応を返してみよう。それで余計な面倒事が減れば僥倖、変わらぬなら止めればいいだけの話...

そんな結論を出すためだけに、随分と時間を消費していたらしい


「......というのも、身内ながら聡明な娘でして。今日は是非とも魔王様のお知恵に触れさせていただきたいとつれてまいりました...。どうぞ娘にも、謁見のご許可を」

気がつけば既に、臣下は今日の1組目の謁見希望者を入室させていた
その男は挨拶の口上を終え、謁見理由を既に述べていたようだ。今は要望を出し、控えて魔王の反応を待っている




32: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:13:34.38 :2MQxt6/70


臣下たちはいつも通り、僅かな魔王の反応を見逃すまいと 沈黙して両隣に立つのみ
魔王はさっそく自分の出した結論に従って見ることにした

といっても、突然に言葉など出てくる訳もなく...


魔王「ああ」


なるべく穏やかな表情で視線を投げかけ、そう一言呟くだけで終わった
だが謁見室にいる全員の心をざわめかせるには充分だったようだ


臣下B(魔王様が、返答なさるとは。これはもしや ついに興味を持たれたか...)

臣下A(初めての好反応! ええいこの者、期待に沿うだけの娘とやらを連れてこいよ...!!)

男「は...ははっ!! え、謁見の許可を頂き......畏れ多くも、魔王様のお目に触れることができ、娘も光栄と存じまする...!!」


男が立ち上がり、興奮してうわずった声で 従者に娘を連れてはいるよう指示をする
それと同時に他の謁見希望者などからざわめきが立ち上り、一瞬で室内は期待と動揺に包まれた




33: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:16:09.71 :2MQxt6/70


臣下B「鎮まれ! 魔王様の御前なるぞ!」

声を荒げて鎮静を図る臣下Bこそ、興奮の色を隠せていない

「お待たせしました!」という誇らしげな男の一声
そのすぐ後に連れられてきた娘に誰もが注視したその瞬間、ようやく場の雰囲気が収まり、皆が一斉に息を飲んだ


魔王(なるほど、美しい)


魔王の前まで優雅に歩み寄り、ゆったりと辞儀をする令嬢
長くしなやかに、腰まで伸びた金糸のような頭髪がスルリと落ちる

次いで、控えめだが充分に練られたと思われる感謝の言葉を述べあげる
落ち着いた、清涼な川の流れをおもわせるような声

実際、ある者は水をかぶったかのように興奮を収めていたし、また別のある者はすっかり心溺れて魅了されていたようだった




34: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:17:37.96 :2MQxt6/70


謁見室内の雰囲気に気をよくしたのか、娘を連れてきた男は上機嫌で語りだす


男「この娘、記憶力にとても優れておりまして...」

魔王(ほう)

男「一度読んだ話などを、ずっと覚えていられるのです。それも大量に」

魔王「それは見事だ。では何か話してみるがよい」


控えて頭を下げたままの令嬢に声をかけたつもりだったが
横にいた男に口を挟まれるほうが早かった


男「いえいえ、魔王さま」

魔王「?」

男「せっかくならば、この娘の記憶力をしっかりとご覧頂きたいと存じます」

魔王「......ほう。つまりどうしたいのだ」

男「どうぞ、夜 お眠りになる際などにお呼びいただければ。眠る前に子守唄のように話をさせていただきましょう。この娘、朝まででも続けていられまするゆえ...」

魔王「............」




35: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:18:49.28 :2MQxt6/70


しまりの悪い笑顔と、わざとらしく歯切れを悪くした言い回し
要するに、この聡明な才能を建前に 彼女を女として俺にあてがうつもりなのだろう


魔王「この娘、どこのものだ」

男「はい、私の4番目の娘でございます。身分ははっきりとしております。たとえ御寝所にいれたとしても不審な思いをなさることもございませぬ」

男「いかがでしょう、魔王様。是非一度、お試しください。もちろん気に入らなければそれまででよいのです」

キッパリとした、自信に満ちた口ぶりが気に入らなかった。実の娘を、政治工作に使うために女として取り扱うこの狸親父
その横で、凛とした美しさを保ちつつも どこか物憂げな視線で床の一点を見つめているだけの令嬢


魔王(娘も、哀れなものだな)




36: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:19:42.92 :2MQxt6/70


いかに美しく、どれほど聡明であろうと 令嬢そのものに興味はもてなかった
だが、この父親の元では宝の持ち腐れ。その有り余る稀有な才能は埋もれるだけであろうと考えると、同情をしてやってもいい気もする

だからといって興味の持てない俺の元に来ても、捨て置いてしまうのは明白
哀れんでこの令嬢を迎え入れたところで、結局はお飾り。喜ぶのはこの狸だけだ

令嬢には悪いが、結果 どうなろうとこの娘は報われぬのだ
それならば、やはり......


魔王「要らぬ」


令嬢はそれまでとはうってかわって、青ざめ強張った表情をした
そんな娘を、今にも舌打ちをしそうな表情で睨みつけ 瞬時に顔を取り繕う男


男「そ、そうですか。これは大変差し出がましいことを致しまして......」

令嬢「.........」




37: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:22:40.87 :2MQxt6/70


俺が反応したことで もしかしたら、という期待をさせてしまったらしい
その期待度が大きかった分 落胆も一層のようで、男は足をよろつかせながら退室していった

おそらくあの娘 帰ったら帰ったで『役に立たぬ、恥をかかせた』などとムチのひとつも打たれ不満をぶつけられるのであろう
そんな恐怖の見える、青ざめ方だった


魔王(俺の試みにつきあわせ、余計な負担を負わせてしまったか)


生まれた先を間違った、己を恨め
そしてその才能、埋もすことなく賢い生き道を探してほしい

せめてもの償いにと、立ち去る令嬢の後姿に そう心中で声をかけた
口に出してしまえば、また期待をさせてしまうだけ...欲しがるフリはできても、実際に欲しいとは思えないのだから




38: だいやまーくOkIOr5cb.o:2015年01月16日(金) 09:25:31.56 :2MQxt6/70


多くのものが与えられる
だが、そのどれをも選ぶ事が出来ない
下手に選ぶ真似をすれば、こうして無為に傷つけてしまうから

やはり、今の俺にできることはただひとつ。ただ一言呟くのが最善なのだ

『要らぬ』、と

断り続けることでしか 今、俺がこの王国を守ることは出来ない
様々なものを手に入れるのは 様々なものを管理することになる

全てを持つ事など、こんな俺に出来る訳がない... 『大事に守る』など出来ない
全てを譲り受けてなお、俺は先王とは違うのだ

それとも

俺にはまだ、何か足りない大切なものがあるのだろうか





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1: だいやまーく14iGaWqIZs:2015年02月25日(水) 19:06:50.64 :KhWmJ8ZW0

P「散歩に行こう」

千早「...どうしたんですか藪から棒に」

P「いい天気だし仕事もないし、千早と歩きたいし」

千早「...まぁなんでもいいですけれど」

P「ありがとう」

千早「もう...」

P「最近運動不足だしな、部屋の片付けしただけで体の節々が痛い」

千早「無理はしないでくださいね、今仕度します」

P「ゆっくりでいいぞー急がないしな」


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アイマス SS ☆ほのぼの・しんみり 12
1: だいやまーくAFMM7tIM/6 :2015年02月25日(水) 00:48:50.35 :jkfd1lJl0.net

私はきりんが好き
きりんが好き

出会ってからそんな長くは経っていない
最初に見たとき、話したとき思ったのは只の小さな同い年

親戚 同級生 友達
そんなありふれた関係で片付く存在だった

きりん「リョウー、ごはんまだー?」
リョウ「もうちょっとで出来ますよー」

でもいつからだろう、何かが違う
それ以上の何かが私の中に沸き始めた

きりん「いただきまーす!」
リョウ「どうぞー」クスクス
きりん「? どうしたの、リョウ?」

その目も その髪も その唇も きりんのもの全てが愛おしく

リョウ「いいえ、さぁたくさん食べてください!」

自分のものにしてしまいたくなる


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その他 SS ☆恋愛 5
1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015年02月24日(火) 17:03:23.05 :ySbynHJ70.net

北方棲姫「モチツキ、タノシイ!」

戦艦棲姫「ヤッタナホッポ、タノシイハ ヨイコト」

南方棲鬼「ワタシモ アトデ ツキタイ」

深海棲鬼「アラアラ ウフフ」


駆逐艦イ級「テ、テキシュウウウ!!テキシュウデッセ!!」

戦艦棲姫「コンナトキニ・・・!!」


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艦隊これくしょん SS ☆怖い話・欝 61
1: だいやまーく5m18GD4M5g:2015年02月25日(水) 10:42:31.07 :WFkbA7550

春香『千早ちゃん、なんか欲しいものある?』

千早『そうね...>>3かしら?』




春香「と言ってたから>>3をあげよう!」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月25日(水) 10:57:29.25 :BYAr5XJEO
等身大やよい人形


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アイマス SS ☆コメディ 11
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月24日(火) 12:14:35.09 :Yi27g91p0

〜765プロライブ劇場〜

高木社長「いやぁ、本当に事故から一年後に検診に来ていただけるとは......あなたには感謝のしようもありません」

?「なに、医師として当然のことです」

社長「しかし、治療代くらいはせめて受け取ってはいただけませんか......?」

?「ここはまだ設立して間もない芸能事務所でしょう? ここのアイドル達が売れ出したら......ということで」

社長「ははは......これは参りましたな」

?「それでは、お大事に――」

ガチャ

小鳥「社長、いまお時間――きゃっ!?」ドンッ

?「っと......失礼」

小鳥「!!」ビクッ


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月24日(火) 12:29:37.70 :Yi27g91p0

小鳥「(な、なにこの大きな人......! それに赤いマントで、強面で......もしや借金取り!?)」

社長「ああ音無くん、心配しなくていい。この人はKAZUYA先生。ドクターKと呼ばれる凄腕の医師なんだ」

小鳥「お、お医者様ですか?」

社長「いやぁ、みんなには言わなかったのだが。私は一年前にちょっとした事故に遭ってね......その時偶然にも居合わせた彼が助けてくださったのだよ」

小鳥「そ、そうなんですか。社長がお世話になったようで......私からもお礼を言います」

KAZUYA「いえ、大したことはしていませんよ」

社長「それで音無くん、何か用だったのかね?」

小鳥「あ、はい。そろそろ劇場の定例ライブのお時間なので......」

社長「おっと、そうだったか............ん! ティンときたぞ!」

K「?」

社長「ドクターK、治療代の代わりと言っちゃあなんだが、是非うちの自慢のアイドル達のライブを観ていってください! 特等席をご用意しますぞ!」


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2015年02月24日(火) 12:43:16.63 :Yi27g91p0

〜劇場内ライブスタジオ〜

最上静香「みなさん、今日は来てくださってありがとうございます!」

北沢志保「精一杯頑張るので、みなさんもついてきてください!」

横山奈緒「早速やけど飛ばしてくでぇ! 一曲目は――!」

お前ら『うおおおおおおおお!!』ヒューヒュー

社長「どうかね? まだ数百人程度のファンしかここにはいないが、彼女たちの熱意は本物だ」

K「うむ......アイドルのライブというのは初めて観ますが......」

静香「〜〜♪」

奈緒「いぇ〜い!」キュッキュッ

K「歌い続ける呼吸を維持しながらダンスも正確に踊らねばならない......これは相当な技術が必要ですね」

社長「うむ。だからこそ彼女らは日々、たゆまぬ努力を続けているのだよ」

志保「〜〜♪」ハァ ハァ


51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月25日(水) 00:39:22.24 :GgrjWNZr0
最上静香(14) Vo


北沢志保(14) Vi


横山奈緒(17) Da



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ミリマス SS ☆シリアス・ドラマ 2

1:以下、名無しが深夜にお送りします:2015年01月26日(月) 18:58:39 :KrQMqte.

帰り道、急に腹痛に襲われた。

今にも決壊しそうだ。

幸い、近くに公園があった。

慎重に、早足でトイレへ。

入り口に清掃中の看板が立っていたが、緊急事態につき無視。

なんとかたどり着いた。

いささか乱暴に個室のドアを開けると、中に女がいた。


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ファンタジー SS ☆その他 10

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月25日(水) 00:26:52.08 :lq8Z9sZ70
だいぶ無理があるバレンタインSSです。
先日立てた"P「バレンタイン掌編」"の第二弾みたいな。話の繋がりはないので前作は読んでなくても大丈夫です。
各話はそれぞれで独立しており、連続性はありません。
今回は「美希編」「真編」「千早編」を用意しました。(前作に「響編」「伊織編」「雪歩編」があります)


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月25日(水) 00:27:27.05 :lq8Z9sZ70

P「ただいま戻りましたー」

P「はぁ。外は寒いし、バレンタインで浮かれまくってるし。......嫌になるな」

P「一人暮らしだから、母ちゃんにすらチョコ貰えないもんなぁ」

P「余計縁遠い感じだなぁ」


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アイマス SS ☆いちゃコメ 3
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015年02月24日(火) 22:39:59.23 :rqMyXrKro

忍「ピーピピピ♪フューヒュヒュヒュー?ピーピ♪ピーピーピーヒュ〜♪」

P「上手いな、メッセージか」

忍「ピューっ!?」

忍「ピュッピピーヒュー、ピユルピピー!?(ちょっと、Pさんいつのまに!?)」

P「それ外してくれると会話がしやすいなあ」


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モバマス SS ☆コメディ 12
リンク集
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