商務部(省)は20日午前、定例記者会見を開いた。沈丹陽・商務部報道官はこの中で、中国大陸部の投資者は2015年、世界の155カ国・地域の域外企業6532社に対して直接投資(金融を除く)を行い、対外投資額は7350億8千万元で、前年を14.7%上回ったと語った。12月の対外直接投資は865億元で、前年同期を6.1%上回った。中国の累計対外直接投資は12月末までに5兆4千億元に達した。新華網が伝えた。
2015年、中国の対外直接投資のフローが1億ドルを超えた国・地域は54あり、そのうち10億ドル以上は、中国香港とケイマン諸島、米国、英領ヴァージン諸島、シンガポール、オランダ、オーストラリア、カザフスタン、ルクセンブルク、ラオス、インドネシア、ブラジルの13カ国・地域だった。「一帯一路」(1ベルト、1ロード)にかかわる49カ国に対する中国企業の直接投資は合計148億2千万ドルで、前年同期を18.2%上回り、総額の12.6%を占めた。主な投資先としては、シンガポールやカザフスタン、ラオス、インドネシア、ロシア、タイなどが挙げられる。
2015年、中国香港とASEAN、EU、オーストラリア、米国、ロシア、日本の7主要エコノミーに対する中国大陸部の投資は868億5千万ドルで、同年の総額の73.6%を占めた。ASEANと米国に対する投資は成長が速く、それぞれ60.7%と60.1%の成長を見せた。香港への投資は8.3%増加した。(編集MA)
「人民網日本語版」2016年1月22日