中国人観光客が春節期間に日本で温水洗浄便座を争うように購入して品切れを招き、中国国内の企業も中国市場の温水洗浄便座に巨大なビジネスチャンスを見出している。一部の商業施設では日本の炊飯器や温水洗浄便座などの販売を開始し、また中国メーカーも負けじと価格競争を仕掛けている。業界筋によると、ここ数カ月で中国市場の洗浄便座販売量は前年同期比で倍増した。北京青年報が伝えた。
▼温水洗浄便座、炊飯器の購入ブームが日本から北京へ拡大
朝陽区十里堡の華堂商場(イトーヨーカドー)では目立つ場所に「日本品質の生活」、「訪日旅行者に人気沸騰」、「パナソニックの温水洗浄便座、炊飯器」などの広告が掲示されている。同店では高機能の温水洗浄便座について問い合わせる夫婦の姿が見られた。店員によると、春節後に温水洗浄便座を購入に訪れる消費者が非常に多く、2千-3千元(約3万8800円―約5万8200円)の温水洗浄便座が一番売れ行きが好調だ。購入に訪れた張さんは「これまでにも買おうと考えていたが、余り使い慣れないかと思っていた。最近インターネットで人気なのを見て、多くの人がとても使い心地がよいと評判だったので、一つ買って試してみようと思った」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年3月17日