2015年は世界と中国にとって重要な意義を持つ年だ。この1年、中国外交は積極的・有為の基調をどう継続するのか。国際問題専門家に話を聞き、今年の中国外交の4大注目点を整理した。新華網が伝えた。
■しかく注目点1:記念・前進
2015年は世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、中国人民抗日戦争勝利70周年でもある。「第2次大戦勝利70周年記念」はすでに第69回国連総会の議事日程に入っており、中国はロシア、フランス、モンゴルとそれぞれ記念行事の共同開催を決定している。
過去を記念するのは、未来においてより良く前進するためだ。「これらの記念行事は今年の中国外交の目玉となる」。中国国際問題研究院の阮宗沢副院長は「中国は世界各国の人々と共に、平和の維持、第2次大戦の勝利の成果と戦後国際秩序の維持に尽力する」と述べた。
■しかく注目点2:周辺・最重要
2013年の周辺外交活動座談会、2014年の中央対外事務政策会議の招集後、国内外の少なからぬ国際問題研究者が「中国外交における周辺外交の位置づけの一層の高まり」と解説している。2015年、中国周辺外交には少なくとも次の課題や問題がある。
▽ASEAN、南アジア、中央アジアなど周辺地域諸国との互恵・協力とコネクティビティを深化し、協力・ウィンウィンを共に図る。
▽「大周辺」を経営し、アジア太平洋自由貿易圏の構築を推し進める。