2017年11月
先端メディア学「感性表現による音声コミュニケーション」続き紹介
2017年11月30日 (木) 投稿者: メディア技術コース
みなさん、こんにちは、
先端メディア学「感性表現による音声コミュニケーション」スタート
を掲載しましたが、その後の様子をお話ししましょう。
音声認識や音声検索には音響特徴の分析が必要です。今週で10回目の授業になりますが、今までに、いろいろな音響特徴の分析法を勉強してきました。
スペクトル
サウンドスペクトログラム
雑音性特徴時系列
スペクトル重心時系列
ケプストラム時系列
スペクトル変化特徴時系列
各種スペクトル類似度
ベクトル空間法による検索
Graphical User Interfaceの作成
簡単な音声対話システム
などです。「時系列」という言葉がだくさん出てきますね。音響特徴の時間変化を表します。音声や音楽は音の三要素つまり音の大きさ、高さ、音色が時間的に変化するものですから、どうしてもその時間変化をとらえる必要があります。ケプストラムというのは対数スペクトルの逆フーリエ変換で、音声認識によく用いられます。声の高さを求めることもできます。ベクトル空間法というのは検索によく用いられる方法で、検索要求と検索対象のベクトルの類似度で検索を行います。
以上の音響特徴を求める方法は、それぞれ、MATLABのプログラムとして作成していますから、ずいぶん蓄積ができました。10回でこれだけマスターするのは、結構なハードワークですが、学生はバイタリティで克服してきました。
これらの技術がマスターできれば、いろいろな音声検索システムや音声分析システムが作成できます。
今後は、これらの基礎的方法を活用して、オリジナルの研究を進めることになっています。どのような研究が生まれるか楽しみにしています。
相川 清明
マレーシアからの日本留学 [その1]
2017年11月29日 (水) 投稿者: コンテンツ創作コース
東京工科大学には、アジアの国々からの留学生が学んでいます。その中で、マレーシアからの留学生も増えつつあります。マレーシアでは日本の文化が人気なので、日本に編入入学を希望する高校生も多いようです。
今回、この留学生たちのための仕事で、プトラジャヤに来ましたので、こうしたマレーシアの学生さんたちの様子をお伝えしたいと思います。プトラジャヤは、クアラルンプールと国際空港の中間くらいにある森林地帯を切り拓いた都市です。首相官邸や外務省、移民局などが移転して来た、新しい行政府でもあります。
NICOGRAPH 2017 にて菊池研の大学院修士 2 年生 3 名が発表(第 2 回/全 3 回)
2017年11月27日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
本ブログをご覧の皆様,こんにちは.
メディア学部准教授 菊池 です.
本日のブログでは,菊池研究室所属の大学院修士 2 年生の 3 名が,2017 年 11 月 10 日(金)から 12 日(日)の 3 日間に渡り岩手県盛岡市で開催された「NICOGRAPH 2017」において日頃の研究の成果を発表してきた様子の紹介の,第 2 回目を書きたいと思います.
(第 1 回目はこちらをどうぞ)
本日紹介するのは,浦野三貴君の「入院患児のためのARを用いたストレス・コーピングコンテンツの提案」に関する研究です.
入院患児は入院生活の中で治療に対する苦痛や,馴染みのない入院環境に対する不安など様々なことに脅かされています.その中で入院患児にとって「遊び」とは,入院中のあらゆるストレスを発散させる代償行為であり,本研究ではその「遊び」にストレスになりうる環境に対する対処である「ストレス・コーピング」とゲーミフィケーションのフレームワークを取り入れた遊びを実現できる AR ( Augmented
Reality )コンテンツを提案しました.
実際に入院環境を模擬的に作った部屋を用いて児童( 5 歳〜 9 歳)に開発した AR コンテンツで遊んでもらう評価実験を行った結果,本研究で提案する AR コンテンツにストレス・コーピング効果とプレパレーション効果があることが明らかとなりました.
おもしろメディア学:八王子キャンパスの素晴らしい自然環境におけるクモの巣と卒業研究
2017年11月26日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
スウェーデン,ウプサラ大学との"3rd UU - TUT Game Workshop 2017"の学生作品発表
2017年11月25日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の三上です
私のほうでは,ゲーム教育カリキュラムについて紹介し,その後3年生と4年生に今年の東京ゲームショウのために開発したゲームや,福岡ゲームコンテストで受賞したゲームを,英語でプレゼンテーションしてもらいました.
バラエティ番組に「素人出演者」はなぜ多いのか
2017年11月23日 (木) 投稿者: メディア社会コース
学生に「好きな番組は?」と質問すると、一番多い回答は「バラエティ番組」。毎年同じ質問をしても変わらないので、若い世代に定着していると思っていい。
そこで「最近のバラエティ番組」で気になるのは、お笑いのプロが登場するのはもちろんなのだが、それ以上に「素人」の発言が番組の「面白さ」を特徴付けていることなのだ。バラエティ番組と限らず、一般的に番組を成り立たせる要素として「素人」に頼るというのは、オーソドックスな番組制作作法としては邪道のようにも思えるのだが、それがむしろ主流となっているのには訳がある。それを少し、紹介してみよう。
そもそも「お笑いのプロだったら、いつでも必ず面白いこと言ってくれる」というのがプロに対する期待というものである。それに対して、「素人は偶然面白いこと言うかもしれないが、いつ言うのかわからない」というのが常識的な判断である。
ならば、素人の面白さを引き出すためには、例えば延々と長時間インタビューしてみる、あるいはできるだけ多くの人に会うことにより「偶然面白い」という確率を上げることができるのではないか、というのも自然な発想である。ところが、TVのロケ方式がその簡単なことを阻んでいたのである。
TV放送が始まって(1953年)から70年代に至るまで、ロケ方式は16mmフィルムを使ったフィルムカメラ時代が続いた。しかも、音声を同時に収録することは難しく、かつフィルム1巻(100フィート)で撮影時間は3分弱。1974年に登場した画期的な音声同時録音カメラ「キャノンスクーピック」でも、1巻(200フィート)で6分弱。これでは「いつ面白いこと言うかわからない素人主体の番組制作」など夢のまた夢であった。
ところが、70年代に入るとビデオロケ機器が急激に発展する。詳しいことは別の機会に譲るとして、放送規格のテープ幅2インチポータブルVTRではおよそ1巻20分、それが1インチポータブルVTRでは60分にまで拡大する。こうなるとインタビューというものは、際限なく聞きたいだけ聞けることになる。(あとで編集の手間が膨張するのだが)
最もよく使われた「βカム」というVTR一体型カメラだと、20分のカセットテープが多く使われた。80年代では、例えば同僚のディレクターが「NHK特集」の取材で「カセット100本まわしちゃったよ」などといっていたことを思い出す。そうなると、この方式をエンターテイメント分野にも利用しようというのは、自然な流れである。そして、先行的にこうした制作手法を開拓したのは地方の放送局なのであった。なぜなら予算は少ない、(お笑いなどの)プロ出演者がなかなか来てくれないといった不自由な制作環境を逆手にとって、制作者の意地を見せてやろうという意欲にあふれたディレクターが各地にいたからである(私もそのひとりだったつもり)。
この時代の代表作のひとつが、福井テレビ制作の「俵太の達者でござる」(1993〜2004年)である。概要はWikiに紹介されているが、「探偵ナイトスクープ」で人気者となった越前屋俵太が越前若狭見回り奉行に扮して現代にタイムスリップし、福井県内のごく普通の住民の生活ぶりを訪ね歩く番組だ。1994年には、日本民間放送連盟賞グランプリを受賞している。
私は、この番組の企画者谷雅徳氏(=越前屋俵太)からDVDを送ってもらって見たのだが、今見ても十分面白い。おじいちゃんおばあちゃんの福井弁はよく理解できないところもあるが、それでも面白い。そして飛躍すると、みなさんが大好きな「月曜から夜ふかし」(日テレ)の人気コーナー「個人的ニュースを聞いてみた件」も、この制作手法の延長線上なのだ。渋谷の街角で面白い人に出会うまでインタビューを続けているディレクターは、70年代に重量25Kgの2インチポータブル(?!)ビデオを田舎道で運んでいた私たちの真っ当な後継者と思える。がんばってね。(メモリ録画カメラは重さ数百gだろうけど)
実は、この制作手法は誰でもできる。だから、YouTubeなどで「達者でござる」「月曜から夜ふかし」「家族に乾杯」(NHK)スタイルの動画が多数出て来ても良さそうなのだが、TVの「バラエティ番組」を超えるものは見かけない気がする。なぜなんだろう。いま私の研究室では「バラエティにおける素人効果とは何か」という問題に、卒業研究として取り組んでいる学生がいる。制作手法はわかるのだが、「素人が面白い」と思える本当の理由は何なのか。もう一歩先のこの疑問に、あなたならどう答えるだろうか。 (宇佐美 亘)
AMIKOM大学の見学 (インドネシア訪問その2)
2017年11月22日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
DCC研究会において修士1年生が研究発表
2017年11月21日 (火) 投稿者: media_staff
スウェーデン,ウプサラ大学との"3rd UU - TUT Game Workshop 2017"の報告
2017年11月20日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
NICOGRAPH 2017 にて菊池研の大学院修士 2 年生 3 名が発表(第 1 回/全 3 回)
2017年11月19日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
本ブログをご覧の皆様,こんにちは.
メディア学部准教授 菊池 です.
本日のブログでは,菊池研究室所属の大学院修士 2 年生の 3 名が,2017 年 11 月 10 日(金)から 12 日(日)の 3 日間に渡り岩手県盛岡市で開催された「NICOGRAPH 2017」において日頃の研究の成果を発表してきましたので,その様子を紹介したいと思います.
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図.NICOGRAPH 2017 の会場となった盛岡市・アイーナ
3 名が発表しましたので,ブログも全 3 回に分けて書こうと思います.
本日紹介するのは,「Journal Track」に採録になりました蛭間和也君の研究発表です.
NICOGRAPH における「 Journal Track 」とは,芸術科学会論文誌への投稿として論文を投稿し,論文誌の査読要項に則って採否が決定されます.
採録された論文は論文誌に掲載されると同時に NICOGRAPH にてフルペーパーとしての登壇発表となるというものです.
芸術科学会論文誌への投稿を前提としていますので,査読も厳しく行われます.
今回の NICOGRAPH 2017 では,蛭間和也君の研究論文が見事に Journal Track への採録を果たしました.
インドネシアで開催されたConmedia2017で招待講演して(インドネシア訪問その1)
2017年11月18日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
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UNMの学長,Conmediaの実行委員,ADADA前会長といっしょに.
卒業研究「プロダクトデザイン」の今年度メンバーも全員がアイデアの採択案決定
2017年11月17日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
後学期が始まり、10月は主にアイデアスケッチのディスカッションを経て、11月初旬に全員が採択案を決定しました。今年のテーマもバラエティーに富んでいます。ちょうどこの日は配属した3年生の歓迎会も行いました。
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以後、3Dモデラーでのモデリングに入り、途中、3Dプリンタでの形状確認も行います。卒研生はPCに向かうことが多くなり、どちらかというと個人作業が多くなりますが、卒業研究の結論としての提案物の質を少しでも高めるための毎週のゼミでのディスカッションは続きます。
メディア学部 萩原祐志
声の高さの科学
2017年11月16日 (木) 投稿者: メディア技術コース
人が発する音声のうち高さを感じるのは、声帯の振動をともなって発声される有声音です。有声音では、声帯振動が1秒間に何サイクル起こるかが音声を聞いた時の高さに関与しています。声帯振動が1秒回にたくさん起こるほど高い声になります。一般的に1秒間に50回〜500回も起こります。この回数を基本周波数と呼び、基本周波数が高い音ほど高い音に聞こえます。
空き箱などに輪ゴムをかけてはじいた時や、ギターの弦などと同じで、声帯の長さ(膜様部長)や張力により出る声の高さが変わります。長さが長いほど低い基本周波数の声になるため長い声帯を持つ人のほうが低い声が出しやすいです。同じ人が高さを調整するには声帯を引き伸ばしますが、張力が増すにつれ声が高くなります。歌手などで低い声から高い声まで広い範囲の声を出せる人がいますが、人によって構造上どれくらい引き引き伸ばせるかが異なることも出せる範囲の違いに影響を与えています。
ところで、話し言葉では声の高さ調整はどういう役割を持っているでしょうか。音声を使って何か言葉を発した場合、あいうえおのどの音を出しているか以外に、基本周波数の変化のパターンも重要な情報を伝達しています。
例えば、東京方言では、同じ「あめ」でも高さのパターンによって違う意味になります。これはアクセントの違いです。
それ以外にも、いくつかの文節をまとめてひとかたまりのフレーズに聞こえるように大きな山ができます。
上図は「アニメもゲームも我慢で勉学に励む。」という文の基本周波数の変化パターンです。わかりやすいように有声音がほとんどになるような文を選んでいます。「アニメも」「ゲームも」「我慢で」「勉学に励む」は文節1つか2つのまとまりです、それぞれ小さい「への字」の山を作っています。1番最初の山が一番高く、右に行くほどだんだん起伏が小さくなっていますが最後の「勉学に励む」で少し山が高くなっています。実は「アニメもゲームも我慢で」と「勉学に励む」で大きなまとまりになっています。音声はこのように階層構造を持っており、基本周波数の変化パターンはそれに対応した複雑な曲線になっています。さらに、基本周波数の変化パターンは、上記のようなアクセントや文の階層構造を伝えるだけではなく、文字情報では表しきれないような込められた感情などを伝えるうえでも重要な役割を果たしています。
授業紹介「コンテンツマーケティング論」
2017年11月15日 (水) 投稿者: メディア社会コース
メディア社会コースの進藤です。
今回は、「コンテンツマーケティング論」の授業をご紹介します。
この授業では、ゲームやアニメ、マンガやライブなどさまざまなコンテンツにかかわるマーケティングについて学んでいます。
こうしたコンテンツを、多くのお客様に買っていただき、楽しんでいただくためにはどうしたらいいかというのがテーマです。
コンテンツは作っただけでは、お客様に届けることはできません。
広告を出したり、お店に並べたりする必要があります。
こうしたことは、クリエイターのかたというよりは、プロデューサーのかたのお仕事になります。
すこし裏方のような感じがするかもしれません。
しかし、すてきなコンテンツを広く知っていただくお仕事はとても意味のあるものです。
みなさんも、メディア学部で「コンテンツマーケティング論」を学んで、プロデューサーになってみませんか。
お待ちしています。
スラバヤ工科大学(インドネシア)博士課程学生が短期留学生として来日
2017年11月14日 (火) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部と交流のあるスラバヤ工科大学から今年も短期留学生がやってきました。
卒業研究の紹介(コム・メディア・デザイン研究室)ー ちらしを手渡しするサイネージ
2017年11月13日 (月) 投稿者: メディア技術コース
当研究室で現在行っている卒業研究テーマについて紹介いたします。今回は、広告中の人物やキャラクターから宣伝のちらしを手渡ししてもらうように感じるデジタルサイネージです。
現在ではデジタルサイネージは駅などに沢山配置されており、静止画像を切り替えるようなものだけではなく、動画映像による広告が多く表示されています。中には人や周辺の環境にインタラクティブに反応するものも現れています。本研究もサイネージにインタラクティブ性を持たせようとした試みです。
本研究で実現しようとするサイネージは、店舗の情報などのちらしを手にしておじぎをしている人物が画面に映っており、スマートフォンで対応するアプリケーションを起動して近づくとちらしが差し出され、スマートフォンの画面でそれを受け取る映像とともにちらしのファイルが転送されるというものです(下図参照)。
卒業研究の紹介(コム・メディア・デザイン研究室)ー なでると透明になる壁
2017年11月12日 (日) 投稿者: メディア技術コース
当研究室で現在行っている卒業研究テーマについて紹介いたします。今回は、手でなぞった部分が透明になって隣の部屋の様子が見え、会話ができる壁です。
家や大学の研究室などで、隣の部屋の様子を覗いたりそこに居る人にちょっと声をかけたいということはないでしょうか?そんなときに壁が一時的に透明になったら便利だと思いませんか?
ずっと透明だと部屋に分かれている意味がないですから、必要なときだけ透明になってその後はまた元に戻るのがいいですね。そこで、下の一連の図のように、壁の一部をてでなぞるとその部分が透明になって隣の部屋を見ることができるようになり、しばらくすると勝手に元の壁に戻るような仕掛けを創ることを試してみました。
学会でのポスター発表とデモ
2017年11月11日 (土) 投稿者: メディア技術コース
先端メディアゼミナールの成果を学会発表
2017年11月10日 (金) 投稿者: メディア技術コース
実験の被験者
2017年11月 9日 (木) 投稿者: メディア技術コース
私の研究室では、音と聴覚に関する研究を行っているため、話したり聞いたりする実験を頻繁に行う必要があります。ある実験では、いろんな文章を読み上げてもらった声を録音します。別の実験では、様々な音を聞きながら作業をしてもらって様子を観察します。単純に音を聞いてもらって印象評価のアンケートに答えてもらうというケースもあります。
実験というのは、ある特定の条件で結果が再現されるだけでは価値が低いので、いろんな人に話してもらったり、いろんな人に聞いてもらったりすることが重要です。研究予算が無尽蔵にあれば、大勢のアルバイトを雇って実験に参加してもらうのですが、日々の研究ではなかなかそうもいきません。そうすると、どうしても研究室のメンバー自身が被験者として実験に参加する必要が出てきます。研究室には現在18名の学生が在籍していますが、みんなそれぞれ、お互いの実験の被験者として協力しあっています。
学会の発表などを聞いていると、「実験は、男性10名女性2名の被験者を対象に行った。被験者は全員20代前半である」なんて説明がよく出てきて、研究室の人に頼んだんだなあ、というのがわかります。理工系の研究室では、どうしても男性比率が高くなってしまう傾向がありますね。たまに「被験者の男女比は50%ずつ。年代も10代から70代まで均等に分布している」なんて発表を見ると、頑張って被験者を集めたなと感心してしまいます。
今年も11月になりました。卒業研究の仕上げのためには、これから1ヶ月ぐらいのあいだが実験のラストスパートです。気兼ねなく協力を頼めるようになるためには、まず何より研究室全体が仲良くなっておくことが重要ですね。そういうわけで、先日研究室の飲み会を開催しました。同じ研究室なのに今ひとつ話す機会が無かった人とも仲良くなり、これで心おきなく実験ができそうです。
(大淵 康成)
いますぐ教育無償化
2017年11月 8日 (水) 投稿者: メディア技術コース
先月の総選挙でも議論になった教育無償化が注目されています。3人の子供を育てた親として、もっとも必要だと思うのは大学の学費の無償化です。大学教員としてのポジショントークではないか、と言われれば否定はできません。でも、なるべく客観的に一人の親として振り返ると、どう考えても保育園・幼稚園無償化よりも大学・大学院無償化の方が、金額・期間の両面からはるかに大きな助けになります。
無償化の財源として消費税充当が言われていますが、個人的には、国債発行により普通に国が「投資」するべきと思います。ただ、今日はその話ではなく、いますぐに恩恵がある大学学費無償化の話をします。
着任のご挨拶
2017年11月 7日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
本年10月にメディア学部に着任した助教の長谷川です。
コンピュータの歴史はまだ100年ぐらいなので、HCIの歴史もそれより短いわけですが、これまでにマウスやグラフィカルユーザインタフェースなど人間の知的活動を拡張することを目的として、さまざまな発明がなされてきました。現在では、ARやVRもHCIの研究対象です。
私自身は、コンピュータによりユニバーサルにアクセスできるインタフェースとして、人型のキャラクターの研究をしています。これはHCIのなかでもヒューマンエージェントインタラクション(HAI)として細分化されている分野です。
次回は、具体的にHAIの研究内容の一部を紹介できればと思います。
卒業研究の紹介(コム・メディア・デザイン研究室)ー 色により注文する料理
2017年11月 6日 (月) 投稿者: メディア技術コース
当研究室で現在行っている卒業研究テーマについて紹介いたします。今回は、色で食べたいものを伝えることを試みるものです。
漠然と食べたいもののイメージがあっても、具体的な料理名に特定するまでにはなっておらず、店や注文をなかなか決められないという経験はないでしょうか?また、なんとなく茶色いものが食べたいとか、緑のものが欲しいというように、食べたいもののイメージが色で浮かぶようなことがないでしょうか?食べ物の色は、味やカロリー量となんとなく結びついたイメージがあるため、色が食べたいものと結びつくことがあると思います。
この研究は、そうしたことを例にとって、はっきりと言葉にすることができない曖昧なイメージで頭のなかにあるアイデアを、曖昧なままで伝えることが出来ないか試そうとするものです。
深夜の受験勉強ははかどるのか?(集中力の話し1)
2017年11月 5日 (日) 投稿者: メディア技術コース
参考文献
[1] 吉田集而、"眠りの文化論"、平凡社(2001)
[2] 山内兄人、"ホルモンの人間科学"、コロナ社(2006)
[3] 白川修一郎、"光と人間の生活・健康"、人間生活工学Vol.4, No.3(2003)
[4] JAMT共済ネット 連載「睡眠」http://www.e-kensa.org/aroma/sleep/article_06.html
「外国人留学生のための就職フォーラム」実施報告
2017年11月 4日 (土) 投稿者: メディア社会コース
10月上旬に紅華祭が八王子キャンパスで華々しく開催されましたが、実はその陰でひっそりと、
「外国人留学生のための就職フォーラム:KIBI Open Matching Challenge in Hachioji 2017」
というイベントが、片柳研究所棟地下一階のプレゼンテーションルームで催されていたことを皆さんはご存知でしたでしょうか?
〔参考:http://www.teu.ac.jp/information/2017.html?id=181 〕
このイベントは、ジャパンスタイルデザイン株式会社(JSD)とメディア学部インストラクショナル・メディア・プロジェクト(IMP)との共催の形で、10月7日(土)-8日(日)の2日間で実施されました。なお、メディア学部からは、IMPのほかに就職担当特任講師の大原先生にもご協力いただきました。
その名の通り、外国人留学生を主対象とするイベントで、セミナー・ワークショップ・模擬面接などを織り交ぜつつ、日本での就職やインターンシップに必要な"日本独特の"ビジネスマナーや商慣行を理解してもらうという趣旨のもとに開催したものです。以下の写真は、イベントの様子の一部です。
[画像:23]
セミナー(JSD) パネルディスカッション
[画像:45]
グループワーク 休憩時の歓談
[画像:67]
ミニ企業説明会 面接シミュレーション
〔図〕 イベント風景
個の学習を目的としたセミナーとは別にワークショップ形式の協調学習を取り入れることで、フォーラムに参加した約20名の留学生間の異文化コミュニケーションも図ることができました。また、このフォーラムの趣旨に賛同していただいた多くの企業・NPO・自治体の方々にも講演や模擬面接などにご協力いただき、非常に実りのあるイベントとなりました。いま流行りのアクティブラーニングを、留学生向け就職支援というテーマにおいて実践展開した形です。
さて、最後に、このイベントの撮影に協力してくれたIntebro(メディア学部の映像制作プロジェクトグループ)の頼もしい3名の学生の写真と、イベント終了時の参加者の集合写真を掲載して終わりにしたいと思います。
[画像:89_3]
〔図〕 Intebroの撮影スタッフ(左)とイベント終了時の集合写真(右)
以上
文責:メディア学部 松永 信介
(2017年10月28日)
大学院科目「自然言語処理特論」
2017年11月 3日 (金) 投稿者: メディア技術コース
大学院第3クォーターで現在開講している自然言語処理特論について紹介します.
そもそも自然言語処理とは,私たち人間が日常で読み書きや話す際に使用する日本語や英語などの自然言語をコンピュータが処理することです.スマートフォンでメールを作成する際に当たり前のように使っている「かな漢字変換」やGoogleやYahoo!などの検索エンジンによる「情報検索」,しゃべってコンシェルやSiriなどの「音声対話システム」,日本語から英語に翻訳する「機械翻訳」など,自然言語処理技術は様々な形で実社会に応用されています.
メディア学部には自然言語処理について扱う講義がないことから,本大学院講義では初学者でも基礎的な面から理解できるように,前半は自然言語処理の基本技術について扱います.後半は,テキスト処理を中心とした応用技術を取り上げるとともに,招待講演(AIによる文章自動生成)や研究紹介(コンピュータの言語理解)も予定しています.
現在の履修者は,メディアサイエンス専攻の大学院生以外にもコンピュータサイエンス専攻の大学院生や,大学院進学を予定しているメディア学部4年生もいます.全員,毎回の講義後に提出する課題や事前学習課題(自然言語処理に関連する論文を読んでまとめる)にも積極的に取り組んでいます.研究テーマが自然言語処理と関係のない履修者がほとんどですが,この講義が少しでも修士の研究あるいは卒業研究に役に立てばと思います.
文責:寺岡
1年生の「おむが〜るProject」活動報告(後編)
2017年11月 2日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
第四回:まさかの奇跡!アンケート大漁の巻
「おむが〜るProject」もいよいよ大詰め! 10月8日、紅華祭当日を迎えました。
グッズも準備万端! 展示場所には岸本先生の研究室の一角をお借りしました。そこではアクリルキーホルダーのチャリティー販売やオムライス豆知識の展示を行いました。
Omugirl8
Omugirl7
1年生の「おむが〜るProject」活動報告(前編)
2017年11月 1日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の岸本 好弘です。
メディア学部の学生たちはやる気と様々なスキルを持っています。それぞれのスキルを組み合わせることで、大きな成果を上げるプロジェクトを行うことができます。1年生の内からその経験と自信を持ってもらうために、毎年、1年生だけのプロジェクトを実施しています。授業ではありません。6月から10月にかけて行った今年の自主プロジェクトの報告です。
Omugirl1
▲さんかく学園祭で制作したポスター
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