* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版、専用データベースなどで内容を確認してください。
* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。
* 一部記事についてはもう少し詳しく紹介できます。関心を持ったら、saito@ajf.gr.jpへ連絡下さい。
製粉事業への参入企業が増えたことで製粉業界の勢力地図は一変し、既存の独立事業者は投資を増やすことを余儀なくされている。一方、消費が増大しているにもかかわらず、事業の収益性は楽観できないままである。
「いくつかの製粉業は活況を呈している。特にアフリカ市場では、有機的に成長しており、明らかに経済の牽引役とみなされている」と、欧州のある小麦トレーダーは、プレイヤーが雨後の竹の子のごとく増える様に言及しながら、アフリカでの製粉事業の将来性について率直に熱く語る。
農業分野に特化した投資ファンドを運用するUnigrainsの経済・戦略調査部の責任者であるCeline Ansart-Le Run氏の調査によれば、サハラ以南アフリカにおける製粉能力は、2014年から2017年にかけて360万トン、率にして12%増大して、3,400万トンに達した。
その要因としてFrance Export Cerealesのカサブランカ事務所長であるYann Lebeau氏が挙げるのが、「マクロ的にみれば、人口増加により、日々食料を必要とする人々が増えている。一方、アフリカの農業生産力は不足しているばかりでなく、世界市場において、小麦が最も安価な食用作物であるということが背景にある。サハラ以南アフリカの家計の購買力が高くない中、パンはそれほど高価なものではないので、このような算定は容易に導くことができる」。(以下、略)
大竹秀明、AJF作成の参考訳があります。必要でしたらajf.gr.jpへ連絡ください。
Céréales : la guerre des moulins