アフリカ Africa 2014年3月

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[FT]インド、アフリカに注目 ITと農業が有望

nikkei.com

2014年3月13日 7:00

インドがアフリカの新興市場への関心を強めている。

マッキンゼーがこのほど発表した報告によると、インド企業はアフリカのIT(情報技術)サービス、農業、インフラ、医薬品、消費財の分野に集中することでアフリカでの収益を2025年までに1600億ドルへと4倍に増やせる見通しだ。

それは希望的観測ではない。今週、ニューデリーで開かれたインド産業連盟とインド輸出入銀行主催の会議でも同様の声が聞かれた。

マッキンゼーによると、03年から12年までの対アフリカ海外直接投資においてインドは米国、アラブ首長国連邦(UAE)、フランス、英国、中国に次いで第6位だった。ただし、中国の投資は他国を経由している場合が多く、実際よりも小さな数字にとどまっている。

インドはアフリカで特に通信、医療、農業の分野における主要投資国で、シャルマ商工相によると、インドは08年以来、インフラそのほかの開発連事業に対し100億ドルの投資を約束している。

アフリカ全体の貿易に占めるインドの割合は2000年から13年の間に6%へと倍に上昇した。その間、欧州の割合は47%から33%へと低下した。

アフリカで4種類のブランドの頭髪関連商品を販売しているゴドレジや発電機など幅広い商品を手がけているタタの事業が減速する兆候はない。

インド企業に加えインドに製造拠点を持つ外国企業もインドの工場からアフリカに輸出している。英国の重機メーカー、JCBや自動車のマルチ・スズキなどだ。

バークレイズをはじめ銀行もインドとアフリカの貿易、投資の増加に注目、利益の確保をめざしている。これらの銀行はアフリカ・ビジネスについてまだ始まったばかりだと判断している。

ヨハネスブルクに本社を置くバークレイズ・アフリカ・グループのテミ・オフォング氏は「インドとアフリカの関係はたいへん長く深い。アフリカとの関係は5年で考えるような話ではない。アフリカは今後20年、30年と成長し続けるだろう」と述べた。

(2014年3月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

「アフリカ、進出するなら今」 世銀のゲイブ・タタ氏

asahi.com

2014年3月14日05時00分

ゲイブ・タタ世界銀行アフリカ地域総局民間セクター開発担当局長は13日、東京都内でのセミナー後のインタビューで、「欧米諸国など多くの国がすでにアフリカに進出しているが、日本は出遅れている。進出するなら今だ」と話し、日本企業による投資を促した。

クレディS:投資バンカーを配属、アフリカの起業家に照準

Bloomberg.co.jp

更新日時: 2014年03月14日 11:58 JST

3月14日(ブルームバーグ):スイス2位の銀行、クレディ・スイス・グループは、アフリカの起業家に売り込みをかけるため、複数の投資バンカーを配属している。同行はアフリカで富裕層向け資産運用業務の構築を目指している。

クレディ・スイスのマネジングディレクターでアフリカ担当市場リーダーのジョン・ライト氏(チューリヒ在勤)はケープタウンでのインタビューでこれらのバンカーについて、資本調達や貿易金融、M&A(合併・買収)などのサービスを提供すると述べた。

ライト氏は「当行にはプライベートバンキングを手掛ける投資バンカーのグループがある。通常、手数料収入が500万ドル(約5億1000万円)を超えるレベルの顧客のみに提供されるプライベートバンクサービスをこれらの起業家たちに提供するのが彼らの任務だ」と述べた。

各国で脱税の取り締まりが進む中、欧米の顧客は資金を引き揚げているため、クレディ・スイスやUBSなどのスイスの銀行は新興国の富裕層顧客の獲得で競合している。クレディ・スイスはコスト削減のためアンゴラやコンゴ(旧ザイール)などアフリカの規模の小さい市場からは撤退しつつあるが、南アフリカ共和国などの国々は規模とリスクという点で同行の基準に合致すると、ライト氏は説明した。

キャップ・ジェミニが昨年6月に発表したリポートによると、投資可能資産が100万ドル以上のアフリカ人の数は12年に9.9%増加し約14万人となった。

原題:Credit Suisse Lures Africa Entrepreneurs With InvestmentBankers(抜粋)

人種差別:英国内サッカー選手57%が目撃 24%が被害

毎日新聞 2014年03月18日 22時49分

サッカー界の反人種差別を訴える調査グループ「Kick It Out」は18日、イングランド・プレミアリーグなど英国の国内リーグで現役プロ選手の57%がスタジアム内で人種差別的な発言や行為を目撃し、24%が実際に人種差別を受けた経験があるとの調査結果を発表した。

プレミアリーグなどの全クラブを対象に2013年8月から12月まで調査を実施し、匿名で200人の回答を得た。このうち32%が黒人や人種的マイノリティー(少数派)の選手だった。(共同)

女性器切除:医師ら2人、英国で初の起訴

毎日新聞 2014年03月22日 11時03分(最終更新 03月22日 11時31分)

【ロンドン小倉孝保】北東アフリカを中心に残る女性器切除(FGM)の習慣が英国の移民女性に広がっている問題で英検察当局は21日、ロンドンでこの処置をした医師ら2人をFGM法違反の罪で起訴した。英国初の起訴で、司法当局の厳しい姿勢を鮮明にした。

起訴されたのは、ロンドン・ウィッティングトン病院の医師、ダーマセナ被告と同医師に処置を指示したモハンマド被告。医師は2012年11月、出産直後の女性に、モハンマド被告の許可を得て処置をした。モハンマド被告は女性の家族や親類とみられるが、関係は不明。

FGMはソマリア、エジプト、スーダンなどに残る習慣で、結婚前に性交渉しないことや性欲を抑えることなどが目的とされる。主に10代前半の女性が処置され、不衛生な場所で医学的知識のない者が処置を行うことがあるため障害が残ったり死亡したりするケースがあり、国連などは女性虐待として撲滅を目標に掲げている。

英国は1985年、特別法を制定し国内でのFGM処置や、処置のため子供を海外に送ることを禁止した。ロンドンだけで過去3年半に2世や3世を中心に移民女性約2000人がFGM関連の治療を受けたとされる。

★アフリカビジネスニュースより★

横浜でアフリカ文化をフル体験!今年もフェスティバル開催

2014年3月31日 22:00

●くろまる日本との架け橋が基本理念

第7回アフリカンフェスティバルよこはま2014が4月4〜6の3日間、横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1-1-1)を会場に開かれる。入場無料。

アフリカンフェスティバルよこはま実行委員会が主催、後援は外務省、経済産業省、神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市、横浜市教育委員会、横浜商工会議所と、ボツワナ、ブルキナファソ、マラウイなど20か国以上の大使館などが名を連ねている。

日本とアフリカとの文化の架け橋を基本理念に始まった。50か国以上に10億人以上の人々が生活しているアフリカ大陸だが、砂漠や灼熱の暑さ、野生動物といったイメージが強く、実際の生活について詳しく触れる機会は多くない。

●くろまるボランティアスタッフも募集

実際に行ってみたくても、なかなか難しい場所だけに、日本に居ながらにして気軽にアフリカ文化に触れることのできる同フェスティバルは毎年好評。各国の駐日アフリカ大使館をはじめ、企業や個人、NGOなどから様々なブースが出店される予定だ。

具体的には、情報満載の各国大使館コーナー、アフリカ写真展、アフリカの音楽や踊りのステージ、アフリカンファッションショー、アフリカ民族楽器・ダンスのワークショップなどが催される。

さらに、アフリカンゲーム体験、クイズへの参加や、アフリカの手工芸品、衣料品・食品などを販売するアフリカンマーケット、アフリカの料理屋飲み物を販売するフードコートと、アフリカを訪れたような気分にさせてくれる。

昨年は期間中に、延べ15万人の来場者でにぎわったといい、それだけアフリカ文化に対する関心が高まっている現れといえる。現在、ボランティアスタッフ募集中。詳しくは、ホームページをチェック。

http://africanfestyokohama.com/