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コーキング(シーリングともいう)というのは防水のために材料と材料の隙間を埋めることで、家のあちこちにあります。例えば、サッシとガラスの間とか、サッシと壁の間とか、ゴムみたいなのが詰めてあると思いますが、これがコーキングです。風呂や洗面台にも使われています。

ここにカビが生えやすいのはご存知でしょう。カビが生えやすいだけではなく、年月が経つとコーキング自体が劣化してきます。というわけで、昔住んでいた祖父母の家の風呂のコーキングを詰め替えてみました。

ビフォー。
カビで黒くなっているだけではなく、一部コーキングが切れて壁の外が見えています。写真はここだけですが、実際には風呂全体を施工しました。
ビフォー

まず、古いコーキングを取り除かなければなりません。使うのは大型(L型)のカッターナイフと削りカスを掃く刷毛。刷毛は何でもいいですが、カッターは大きいのじゃないとダメです。

オルファ カッター 大型 万能L型 11BS

水がよくかかる劣化したところは簡単に取れます、そうでないところはなかなかきれいに取れません。ただし完全に取る必要はなく、多少残っていても問題ありません。

で、古いコーキングを取り除いたところ。
コーキングを除去
劣化したコーキング。汚いものを見せてすみません。
古いコーキング
このぐらい劣化していると簡単に取れます。まあ、簡単に取れちゃまずいんですが・・・。逆に劣化していないところは、カッターでV字型に切っていきます。消しゴムよりちょっと固い感じです。

次に余計なところにコーキング剤がつかないようにマスキングテープでマスキングをします。ありあわせので十分ですが、幅が太いほうがいいと思います。
マスキング
このあと、通常はコーキング剤がよく着くようにプライマーというのを塗布するのですが、私はやりませんでした。というのは、入れ替えの場合はどうしても前のコーキングが残るので、プライマーはむしろいらないという話を聞いたからです。まあ、ダメならまたやり直すだけの話です。

さて、いよいよコーキングです。必要なものは、コーキング剤とコーキングガンです。
コーキングガン
コーキング剤は防カビ剤入りを買いました。いろいろなメーカーが出していますが、シリコンならどれも同じです。色は白にしました。値段はだいたい600円ぐらい。この風呂の場合、一本使い切りました。ちょっと目立っているので、色はベージュの方がよかったかもしれません。コーキングガンは500円ぐらいの一番安いやつです。

シャーピー シリコーン シーラント 防カビ剤入り:amazon
近与(KONYO) KHT コーキングガン:amazon

コーキングガンの使い方はこちらをどうぞ。

コーキングガンの使い方:シャープ化学工業

これを隙間にぶにゅーっと入れていきます。コーキング剤が白いので、なんだかパティシエになった気分です。

入れ終わったらヘラか指で均します。時間が経つと固まってしまうので、均し終わったらなるべく早くかつ丁寧にマスキングテープを剥がします。

完成!

匂いは特にありませんが、換気は十分にしたほうがいいようです。施工してから半日程度で風呂に入れます。
アフター

古いコーキングを抜くのとマスキングに手間がかかりますが、初めてでも思ったよりもきれいにできました。お金もそれほどかかりません。見た目が汚く見えるところなので、これを入れ替えただけでずいぶん風呂がきれいになった気がします。

こんなに簡単だったら、おばあちゃんが生きてるうちにやってあげればよかったな。 (追記) (追記ここまで)
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