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最近、『今昔物語集』の電子テキスト化の作業をすると、疲れるようになった。目が疲れるというより、全身に疲れが溜まり、ちょっと長めの説話を入力すると、20分ぐらい横にならないと、疲れがとれない。以前はこんなことはなかったのだが。

もともと目が悪いので、あまり気にならなかったのだが、どうも老眼が原因らしい。これが篆刻をやると如実に分かる。ちょっと暗くなると、印面がチラチラとしてくる。目を近づけるとなおさら見えない。

不思議なことに、PCだけを使っている時には疲れをあまり感じない。PCのモニター自体が発光しているからだろう。電子テキストの入力は、活字本を見ながらなので、目がつかれるのではないか。

そこで、机の照明を買い換えることにした。今まで使っていたのは、20年ぐらい前に人からもらった、小さな蛍光灯の電気スタンドである。

amazonを見てみると、多種多様なものがある。値段も数千円から数万円まで、ピンキリ。机上を照らすという単純な道具なので、レビューをみてもあまり参考にならない。家電量販店まで見に行こうかとも思ったが、あいにく近所に品揃えのよい家電量販店がない。

僕にとって、デスクライトといえば、山田照明のZ-Lightである。子供の頃、あの自由自在に動かせるデスクライトが憧れだった。この際、子供の頃からのあこがれを買ってしまおう。
Z-LIGHT:山田照明

さすがに照明器具の専門メーカだけあって、ラインナップが幅広い。どれを買っていいかさっぱりわからん。あまりに値段がお高いのは遠慮するが、なにしろ憧れの一品、ショボすぎるのもいかがなものか。

カタログで比較してみると、どうもZ-10Nというのが一番オーソドックスらしい。写真でみた感じもいい。値段は1万円弱。高くもないし、安くもない。
Z-10N:山田照明

というわけで、来ました。中身はこんな感じ。もちろんLED。

やることは、スプリングを2つ付けるのと、クランプを机に付けること、あとは電源に刺すだけ。それにしても、ついにデスクライトまでACアダプタになったか・・・。
本体
クランプ。これを机に付けるのだが・・・。
クランプ
これが大変良く出来ている。上の丸い部分が、スタンドを挿す場所なのだが、これを回すとクランプを開いたり閉じたりできる。つまり、机の下に入り込む必要がないのだ。

クランプの横に六角レンチが見えるが、これはアームの固さを調整するためのものである。基本的にクランプそのものを付けるのに工具は必要ない。

ただし、このクランプは机のような水平面にしか付けられない。垂直面に付たい場合や、壁に付けたい場合、クランプが使えず台を使いたいときは、別売り品を買わなければならない。クランプの種類は非常に充実しているので、使えないところはほぼないと思う。
オプション:Z-LIGHT

机に付けてみた。机の上が、なんだか雑然としているのは気にしないでくれ。

昔のZ-LIGHTと比べると、非常にスマートに見える。僕の自転車(モールトン)に似ているという理由でシルバーにしたのだが、パイプの太さも同じぐらい。各パーツの動きも重すぎず軽すぎず、気持ちよく動く。
Z-10N

さて、使ってみた。

こうかはばつぐんだ!

買ってから半月ほど経ったが、本当に疲れなくなった。最高に明るくすると少々明るすぎるので、少し暗くして使っている。

電源ボタンはシェードの右端にある機械式のボタンで、これを長押しすると、明るさがゆっくり変化する。再点灯しても明るさを記憶していて、同じ明るさになる。ダブルクリックで、最高の明るさになる。

だから、しょっちゅう明るさを変える必要のある人には向かない。また、色温度(色の赤さ)を変えることもできない。そのような機能を必要とする人には向いていないと思う。

[フレーム] (追記) (追記ここまで)
タグ :
#照明

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