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ポケモンを探して彷徨い歩く人が増えているが、その一方で半紙に漉きこまれた、半紙モンスター(略称半モン)を集めるのが静かなブームになっている。

半紙といっても、そのへんの文房具屋で売っている、国産の機械漉半紙に半モンはいない。唐紙と呼ばれる中国福建省産のものにおいてのみ発見される。非常に小さいので、見つけるのは難しいが、半紙についているゴミみたようなものを丹念に探すと、思わぬレア半モンが見つかることもある。

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この半紙、かつては1000枚で1500程度で買え、安くて漢字も仮名も篆刻もいける万能半紙だったのだが、最近は人民元高と中国の人件費高騰により7000円近くする高級半紙になってしまった。半モンコレクションもなかなか金のかかる趣味である。

さて、それでは僕のコレクションを3つほど見ていただこう。

1・蚊(レア度★)
半紙モンスター(蚊)
入っている頻度が高く、初心者でも見つけやすい。
福建省は暑い所だから、蚊のような小虫が多い。おそらく、うっかりとまって、そのままプレスされてしまったと思われる。
種類としてのレア度は低いが、さまざまなポーズを取っているので、根強い人気がある。

2・謎の虫(レア度★★★)
半紙モンスター(謎虫)
幼虫だか成虫だか、そもそも昆虫かどうかすら分からないが、きれいに漉きこまれているので、水中にいたと思われる。
謎の虫自体のレア度は★★★だが、上からペチャンコになっていることが多く、このように横を向いているのは珍しい。
こいつの正体が分かる人は教えてください。(ホタルの幼虫かな?)

3・おたまじゃくし(レア度★★★★★)
半紙モンスター(おたまじゃくし)
レア中のレア。どこからどう見ても、立派なおたまじゃくし。長年半モンを探しているが、他に見たことがない。きれいに伸びていて、眼・口も確認でき、いまにも泳ぎだしそうだ。
おそらく、漉くときに使う水に入っていたか、作業所のクソガキが悪戯で入れたかだろう。 (追記) (追記ここまで)
タグ :
#半紙モンスター

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