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エキセントリックな子供の名前で取り上げた、DQNネームとかキラキラネームのことだが、すごくいいアイディアを思いついた。

名前を一生のものとするから、親の責任が重大になるし、他人のことながら気になるのである。ならば、成人以降、本人の自由に名前を変えられるようにすればいい。

もともと日本では、生まれたときにつけられた名前を幼名といい、元服すると名前が変わるものだった。例えば、紀貫之の幼名は阿古久曽(アコクソ)。「我が子、ウンコ」である。

現代でも戸籍上の名前を変えることは珍しくても、芸名・ペンネーム・雅号などの方が本名よりも知られていることは珍しくない。第一、結婚すれば戸籍上の姓が変わるのは普通なので、名前を変えることも事務処理上はそんなに難しいことではないだろう。

銀行の口座名義とかパスポートとか免許証とか、変えるのが面倒なのは大人になってからだから、その前に変えるのは結婚して姓を変えるよりもずっと簡単なはずである。

これなら日本の伝統に沿っているし、親がどんな名前を付けようとも、本人が気に入らなければ変えるだけなので問題ない。もちろん、変えたくなければ変えなくてもいい。ピカチュウだろうがミッキーだろうが安心して付けられる。

面倒なのは学校の先生だけだが、そこはガマンするよ。

え?学校で他の生徒にいじめられるって?

大丈夫。そういう名前が増えれば多数派になるからいじめられない。

昔「高木」ってごく普通の苗字なのに「ブー」っていじめられてる奴がいたじゃないか。名前が変わっているかどうかなんて関係ない。責められるべきはいじめる方でしょ。
(追記) (追記ここまで)

コメント

コメント一覧 (2)

    • 1. 二可
    • 2011年11月02日 22:46
    • 吉川弘文館の歴史文化ライブラリー、「読みにくい名前はなぜ増えたか」
      佐藤稔と言う方の著書で何年か前に読みました。ちょいといいにくいことを敢えて書かれた箇所もあり、なかなか興味深く感じました。

      中国、台湾などでは、こういったキラキラなのは出ていない、出てこないんですかね?
    • 2. 中川@やたナビ
    • 2011年11月03日 00:31
    • > 吉川弘文館の歴史文化ライブラリー、「読みにくい名前はなぜ増えたか」
      > 佐藤稔と言う方の著書で何年か前に読みました。

      吉川弘文館ってのが不思議な感じですが、どんな内容なんでしょ。

      > 中国、台湾などでは、こういったキラキラなのは出ていない、出てこないんですかね?

      どうなんでしょうね。
      中国人は結構簡単に名前を変えちゃうし、人がどうだろうと関係ない人が多いですから、キラキラな名前でもあまり問題にならないでしょうね。
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