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客を犯罪者扱いする店:思いて学ばざれば

以前、母から「なんでも買える商品券はないか」と聞かれた。僕は商品券というものは、図書券とか文具券みたいに、買えるものを限定するものだと思っていたので「それは日本銀行券っていうんだよ」と答えたら「そんなはずはない。前にもらったことがある」という。調べてみたら、カード会社が発行したものや、デパートが発行したものがあった。何のためにそんなものがあるのか理解できなかった。

例えば、図書券を子供にあげる場合は、あげる相手に対して「この金で余計なものを買わず、本を買う足しにしてくれ」とか「本は素晴らしいものだから、君も読むように」などというメッセージになる。だから、文具券とか、図書券はまだ理解できる。

だが、カード会社やデパートの発行したものは、日本銀行券で買える大部分のものは買える。つまりメッセージ性はない。

しかし、商品券で買えるのは日本銀行券で買えるものの大部分であって、すべてではない。しかも、使える店が限定されてしまう。日本銀行券なら、売っているものなら何でも買え、国内の店ならどこでも買える。どう考えても「なんでも買える商品券」が存在する理由は見当たらない。

もちろん、母から「なんでも買える商品券」を聞かれたとき、なぜ日本銀行券ではいけないのか聞いた。その時の答えは曖昧だったが、どうも「なんとなく失礼だから」らしい。

しかし、もらう側になって考えてみると、失礼とは思えない。買う場所を限定される方がよほど失礼だ。第一、現金以外のものを財布に入れて持ち歩くのは面倒くさい。

失礼かそうでないかという点でいえば、「図書券」などの商品を限定する商品券も失礼だ。僕に現金を渡すと、ロクでもないことに使うと思われているということか。だったらビール券は何だ。ビールを飲んでアル中になれということか。

もらう方は失礼だなんて少しも思っていないのに、渡す方が失礼だと思うのは何故なんだろう。
(追記) (追記ここまで)
タグ :
#商品券
#ギフト

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