大学院生3割以上"アカハラ"を経験...中傷、指導拒否
アカハラってのは、「アカデミック・ハラスメント」の略で、大学院なんかで起こる、教授の(主に)学生に対する嫌がらせのことである。
大学院では、学部よりも教授との個人的な関係が深くなるので、いろいろと問題がおきやすいのである。
以上は、上の記事にある一橋大大学院生自治会の調査だが、大学院にいた経験のあるものからすると、数字はあまりあてにならないと思う。
というのは、アカハラ(セクハラもそうだが)というのは被害者の自己申告だからである。多くの場合、加害者はそんなつもりでなくても、被害者が受けたと思えば、受けたことになってしまう。
大学院で教鞭をとる大学教授というのは、もちろん先生にもよるが、研究者9割、教育者1割(教育者0の人だって珍しくはないだろう)程度の意識しかない人が大勢いる。だから、学生の気持ちを考えて指導したり、懇切丁寧に教えてくれたりしない人も多い。
誤解のないように言っておくが、大学院なんてそんなもんで、それはそれでいいと思う。大学院生はもう立派な大人なのだ。手取り足取り教えてもらわなきゃ満足出来ない人の来るところではない。
学生の方にも、はっきりいって実力云々以前の問題の人だっている。何しろ、大学を卒業してから、まだ勉強しようという奇特な人たちだから、人間性に難のある人間だって少なくない。そんな相手に指導拒否したって誰が文句を言えようか。大学院は小学校ではない。
「研究成果を盗用された」ってのも、何かの誤解である可能性がある。もちろん、論文やレポートの剽窃は論外だが、院生というのは教授の研究の手伝いをしつつ学んでいくというのが基本だから、その成果がなんらかの形で教授の論文などに盛り込まれることは珍しくはないのだ。
ここまで、教授側に都合のいいことばかり書いたが、もちろん感情的な嫌がらせはあってはならないことだと思う。こういう訴えが出ること自体、少なからずそういう感情的な嫌がらせがあることを示しているのだと思う。もちろんセクハラなんかは論外である。
そういう感情的な嫌がらせは、大学内の派閥や思想、宗教などに起因していることが多い。特に、派閥というのは、指導教授同士が仲が悪いとか、研究の方向性が違うなど、子どもじみた理由で学生にまで被害が及ぶことは珍しくない。分かりやすくいうと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というやつである。
教授同士が仁義なき戦いをやるのは、見ていて面白いし(失礼!)勝手にやっていていただいていっこうにかまわないのだが、その下にいる将来のある院生にとっては迷惑きわまりない。それが、大学院入試の結果に影響を及ぼしたり、就職に関係したりするから文句が出るのである。
そもそも、大学院なんてのは実力の世界であってしかるべきだ。実力重視でフェアにやっていれば、多少怒鳴りつけようと、指導拒否しようと、誰も文句は言わないのである。「○しろまる○しろまる×ばつ先生の弟子だから・・・」そんな会話が聞こえなくなれば、この問題もおのずとなくなるだろう。 (追記) (追記ここまで)
アカハラってのは、「アカデミック・ハラスメント」の略で、大学院なんかで起こる、教授の(主に)学生に対する嫌がらせのことである。
大学院では、学部よりも教授との個人的な関係が深くなるので、いろいろと問題がおきやすいのである。
嫌がらせの経験があるかとの設問に、約35%の73人が「ある」と回答。「周囲にあった」と回答した34人を加えると、全回答者のうち、半数以上が在学中に何らかの問題に接していた。
最も多かったのが「ひぼう、中傷などの言葉の暴力」(32人)、次に「指導の不十分や指導拒否」(31人)で、研究成果を盗用されたと回答した学生も6人いた。
中には、女子学生7人が性的関係を要求されたとするなどのセクハラ被害の声もあった。
以上は、上の記事にある一橋大大学院生自治会の調査だが、大学院にいた経験のあるものからすると、数字はあまりあてにならないと思う。
というのは、アカハラ(セクハラもそうだが)というのは被害者の自己申告だからである。多くの場合、加害者はそんなつもりでなくても、被害者が受けたと思えば、受けたことになってしまう。
大学院で教鞭をとる大学教授というのは、もちろん先生にもよるが、研究者9割、教育者1割(教育者0の人だって珍しくはないだろう)程度の意識しかない人が大勢いる。だから、学生の気持ちを考えて指導したり、懇切丁寧に教えてくれたりしない人も多い。
誤解のないように言っておくが、大学院なんてそんなもんで、それはそれでいいと思う。大学院生はもう立派な大人なのだ。手取り足取り教えてもらわなきゃ満足出来ない人の来るところではない。
学生の方にも、はっきりいって実力云々以前の問題の人だっている。何しろ、大学を卒業してから、まだ勉強しようという奇特な人たちだから、人間性に難のある人間だって少なくない。そんな相手に指導拒否したって誰が文句を言えようか。大学院は小学校ではない。
「研究成果を盗用された」ってのも、何かの誤解である可能性がある。もちろん、論文やレポートの剽窃は論外だが、院生というのは教授の研究の手伝いをしつつ学んでいくというのが基本だから、その成果がなんらかの形で教授の論文などに盛り込まれることは珍しくはないのだ。
ここまで、教授側に都合のいいことばかり書いたが、もちろん感情的な嫌がらせはあってはならないことだと思う。こういう訴えが出ること自体、少なからずそういう感情的な嫌がらせがあることを示しているのだと思う。もちろんセクハラなんかは論外である。
そういう感情的な嫌がらせは、大学内の派閥や思想、宗教などに起因していることが多い。特に、派閥というのは、指導教授同士が仲が悪いとか、研究の方向性が違うなど、子どもじみた理由で学生にまで被害が及ぶことは珍しくない。分かりやすくいうと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というやつである。
教授同士が仁義なき戦いをやるのは、見ていて面白いし(失礼!)勝手にやっていていただいていっこうにかまわないのだが、その下にいる将来のある院生にとっては迷惑きわまりない。それが、大学院入試の結果に影響を及ぼしたり、就職に関係したりするから文句が出るのである。
そもそも、大学院なんてのは実力の世界であってしかるべきだ。実力重視でフェアにやっていれば、多少怒鳴りつけようと、指導拒否しようと、誰も文句は言わないのである。「○しろまる○しろまる×ばつ先生の弟子だから・・・」そんな会話が聞こえなくなれば、この問題もおのずとなくなるだろう。 (追記) (追記ここまで)
コメント
コメント一覧 (2)
んですが、ぼかあ大学出とらんし、ゼミってのも一回(だったかな)
しか出席してないから皆目様子がわかりませぬ。
だから、社会人はそんなの社会に出れば当たり前だとかいうかもしれません。
でも、会社員の派閥争いでクビになることはまずありません。
深刻さでいえば、学生の方が上です。