今シーズンは野球ばかり見ている。ヤクルトの試合がテレビ放映される日は、録画してすべて観た。神宮球場にも既に何度か足を運んだ。月曜日はプロ野球の試合がないから、少し物足りなくもあるが、夜の時間が長い。静かな時間に自分を見つめ直したいと思う。 「忙しい ...

本書の「はじめに」で著者の東浩紀は、このように語っている。 むかしのぼくの読者が読んだら、きっと本書の内容は「ふつう」で退屈だと感じることだろう。けれどもいまのぼくは、ふつうの文章が書けないような批評家は、そもそも批評家の資格はないと考えている。(1 ...

月に一度の会議が終わったから今日は家に真っ直ぐ帰る。隣の駅で降りて、一駅だけ歩く。暑くて喉がつまりそうになりながら、重い体を引きずって。喫茶店に寄らずに帰るのは少しだけ寂しい。街との一日が終わってしまう。こうして私たちは別々の巣に帰る。何かが始ま ...