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MAKE SOME NOISE

are we in this together?

2008年02月

武満徹対談選―仕事の夢夢の仕事 (ちくま学芸文庫 タ 26-1) 武満徹の音楽をまだきちんと聴く事ができない。どうしても自分の耳が邪魔をして、武満の感性に到達することができないという思いがある。ストラヴィンスキーが武満の音楽を、「非常に厳しい音楽」と評したのは有名 ...

2月16日(土)...Kと学生会館の個人ブースを借り、Kはフルートを、僕はピアノを演奏する。この個人ブースを借りるのは実に5年ぶりくらいではないだろうか。個人ブースは6畳くらいの部屋で、ピアノがぽつんと置いてある。なんとなく息苦しい部屋で、扉にはまるで牢獄 ...

朝 ラジオの英語混じりのおしゃべりをBGMに 手紙を受け取る それはねじれて 歪んで 闇に紛れた手紙だ Tと書いてあるが 宛先は僕じゃないかもしれない 僕の名前は「Thankyou」で だから常に「Welcome」を求めて彷徨う あたりかまわず感謝をまき散らす迷惑なやつ ...

生きる方法を 一つ一つ見様見真似で覚える 初めから知ってることは 何一つない 一日という 微かな隙間に どうやってたゆたうのか どうやって みかんの河の 向こう側に 鼻の先でタッチしようか 何も知らない が故に真っ直ぐで でも すぐに 雪が溶け ...

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門を叩きなさい。そうすれば、開かれる。」(マタイ7.7) もしも何かがてにはいらないのなら、それは自分が何を求めているのかわかっていないからなのかもしれない。もしも何かを真剣に ...

バロック時代の作曲家バッハの音楽は、その音楽に宗教的な色彩が色濃い。けれども、グールドの演奏を聞くと、そのような宗教的な、あるいは普遍的な感覚というのは皆無とは言わないまでも、ほとんど感じられない。グールドの奏法で特徴的なのは、スタッカート、あるいは音と ...

人の部屋は人の心を表しているとよく話しに聴く。きちんと整頓された部屋の持ち主は、理路整然とした思考を。乱雑な人はその反対をするのかもしれない。僕の部屋はどうだろう。そんなことを思いながら部屋を片付けて見る。いくつもの本の塔が乱立する。わかりきっているこ ...

村上春樹の文体に似ている。一人称。簡潔。シンプル。but村上春樹よりも軽く飛ぶ。地球の大きさや時間の途方もない堆積への、ためらいのない憧れ。だから池澤夏樹は、村上春樹と同じような閉塞感を感じさせながらも、同時にある種の解放感を帯びてもいる。「物質」や「意味 ...

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