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水谷隼氏 伊藤美誠の献身に「感動」 東京五輪ダブルス金の相棒「自分でプレーしたかったと思う」

[ 2024年2月25日 00:35 ]

水谷隼氏
Photo By スポニチ

東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼氏(34)が、卓球・世界選手権団体戦の決勝で中国と大接戦を演じた日本女子を称えた。

試合を中継したテレビ東京の「みんなのスポーツ」に現地から出演。「手に汗握る大激闘でした。僕も長い間卓球見てますけど、ここまでエキサイティングな試合は見たことがなかった」と声を上ずらせて興奮冷めやらぬ様子で振り返った。

15歳の張本美和について「1番と5番を任されて、15歳にしてはかなりプレッシャーがあったと思う。それでも最後まであきらめないプレー。あと一歩のところまで、どっちが勝ってもいいような素晴らしい試合でした」と称賛した。

この日出場した早田ひな、平野美宇、張本だけでなく、伊藤美誠、木原美悠に渡辺監督も含めた代表チームが結束しての銀メダルだった。

特に伊藤は東京五輪で金、銀、銅のメダルを獲得しながら、パリ五輪はシングルス代表の座を逃し、団体戦に臨む3枠目は張本美に決まった。補欠としては出場しない意向を示したことから、3大会連続で大舞台に立つ可能性は事実上、消滅。再出発となった今大会で献身的にチームを支える姿が大きな話題となった。

水谷にとって伊藤は、東京五輪混合ダブルスで歴史的金メダルを獲得した時のパートナー。「伊藤選手もいろいろ思うところはあったと思うんですよ。自分でプレーしたかったという気持ちもあったと思う。それでも今回はベンチから選手にアドバイスを送って、チーム全体の士気を高めていて感動しました」と称え、「木原選手は出番少なかったけれど、チームを盛り上げて、ジャパンとして団結力の強さを感じた」と感無量の様子だった。

さらに今後に向けて「長い間、打倒中国としてやってきて、やっとあと一歩、背中というか影を踏めたと思う。これからパリまで半年ありますので、死に物狂いで練習して、届かなかったあと一本を追い求めてほしい」と熱いエールをおくった。

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