[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

15年ぶり開幕7連勝のBL東京にモウンガあり 1トライ2G1PGにトライ演出も

[ 2024年2月24日 20:04 ]

ラグビーリーグワン1部第7節 BL東京27―7横浜 ( 2024年2月24日 東京・秩父宮ラグビー場 )

<BL東京・横浜>前半、PGを決めるBL東京・モウンガ(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

BL東京は昨季3位の横浜を27―7で下し、開幕7連勝を飾った。旧トップリーグ時代の08〜09年シーズンに開幕8連勝を記録して以来の快進撃で、2季ぶりのプレーオフ進出に前進した。

チームの屋台骨を支えているのが、今季加入した元オールブラックスのSOリッチー・モウンガだ。この試合でも先発フル出場し、判断、スキル、スピードで魅せるプレーを連発。それでも「前半はチャンスを作れていたが、決めきれない場面があった」と反省が口を突くから恐れ入る。

前半16分、相手キックから攻撃に転じた場面では、守備陣形が整っていないのを見抜いて大外のWTB桑山淳にキックパス。右ウイングは敵陣中盤まで一気に前進し、CTBマクカランのトライをアシストした。膠着(こうちゃく)状態が続いた後半19分には、味方キックがチャージされて招いたピンチで、逆に相手SHのキックをチャージダウン。さらに自ら拾い上げると、75メートルを1人で走りきって2試合ぶりのトライを挙げた。

「相手はラインスピードを上げてくるのは分かっていたので、(キックパスは)準備していたプレー。(トライシーンは)キックモーションに入ったのが見えたので、チャージに行った。ただ疲れていたので、走りきれるとは思わなかった」と振り返ったモウンガ。発する言葉には常に謙虚さがにじむが、桑山淳は「リッチーがドンピシャのところに蹴ってくれた」と10番を称えた。

この日、対面で対峙(たいじ)した田村優より小さな1メートル76、83キロの世界的司令塔。リーチ主将の負傷交代後はリーダーシップも発揮し、フッカー原田も「僕が言わなくてもリッチーらがやってくれた」と称えるなど、その存在感は増すばかり。3年契約を結び、この期間は黒衣に身を包む栄誉を捨てて古豪復活に死力を尽くすモウンガは、「(自分の活躍が)次の世代の選手につながるならうれしい」と話した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年2月24日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /