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【世界卓球】"伊藤美誠監督" 第5試合で敗れた張本美和を笑顔で出迎え 「過去最高に中国を苦しめた」

[ 2024年2月24日 23:49 ]

卓球・世界選手権団体戦第9日 ( 2024年2月24日 韓国・釜山 )

女子決勝、中国戦の第1試合で張本美和(手前)にアドバイスする伊藤美誠(左)(共同)
Photo By 共同

女子決勝で日本は5連覇中の中国に死闘の末に2ー3で敗れ、5大会連続の銀メダルとなった。ライバルを追い詰めたが、71年大会以来、53年ぶりの世界一にわずかに及ばなかった。

日本は張本美和(15=木下グループ)、早田ひな(23=日本生命)、平野美宇(23=木下グループ)でオーダーを組み、伊藤美誠(23=スターツ)と木原美悠(19=木下グループ)が応援に回った。

22日のルーマニア戦で5大会連続メダル確定に貢献した伊藤は準決勝の香港戦で応援に回ったが、試合中メンバーに的確なアドバイスを送り、その献身ぶりがネット上で「伊藤美誠監督」と話題沸騰。伊藤のアドバイスには一部のネット上で批判の声も上がっていたが、この日もタイムアウトとなるたびに各選手へ的確に冷静なアドバイスを送るなどチームを支え、常に声援を送って鼓舞した。

53年ぶりの世界一へ2-1と王手をかけたものの、早田が世界ランク1位・孫穎莎に、張本が同3位で東京五輪金メダリストの陳夢に敗れて逃した。第5試合を任された張本が敗れてベンチに戻ってきた際には伊藤は笑顔で出迎えた。その後も笑顔で選手たちと話し、張本にも優しく声をかけていた。

試合後のインタビューでは「私が出場している中でも本当に過去最高に中国を苦しめた。私自身も試合に出ている以上に楽しかった」と振り返った。

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