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下田裕太 愛妻パワーで日本勢トップ2位 昨秋結婚のタレント金久保芽衣から声援受け世界陸上出場アピール

[ 2024年2月5日 04:50 ]

第72回別府大分毎日マラソン ( 2024年2月4日 大分市高崎山・うみたまご前〜ジェイリーススタジアムの42・195キロ )

下田と妻・金久保芽衣
Photo By 提供写真

青学大出身の下田裕太(27=GMOインターネットグループ)が昨秋に結婚を発表した新妻のタレント、金久保芽衣(27)の声援を追い風に2時間8分24秒で日本勢最高の2位でフィニッシュし、25年陸上世界選手権東京大会の代表入りに大きくアピールした。優勝は2時間7分58秒のワークナー・デレセ(28=佐賀・ひらまつ病院)だった。

35キロを過ぎてトップ集団は4人。下田は「優勝を狙ってどこかで仕掛けようと思い、早めに飛び出した」と37・5キロ地点でスパートした。優勝したデレセには26秒及ばなかったが、日本勢最高の2位でゴール。「積極的にレースをした中で、まあまあの結果。感覚がつかめたので次は(生きる)」とタイムより駆け引き面での収穫を口にした。

日本人トップはどん底からの反撃ののろしだ。青学大時代の箱根駅伝で3年連続区間賞。2年時に出場した東京マラソンでは、初マラソンで2時間11分34秒で走り脚光を浴びた。だが実業団入り後は18年の北海道マラソン44位、19年の東京マラソンは32位と低迷した。背水の思いで臨んだ20年の東京マラソンで2時間7分27秒の自己ベストをマークし、この日は日本人最高位をつかんだ。

昨年10月にタレントの金久保芽衣と結婚を発表。アスリートフードマイスターの資格を取得した新妻から食のサポートを受ける。この日は30キロ地点で声援を受け、スパート前の力水になった。これで来年9月の陸上世界選手権東京大会代表入りにもアピール。「まだ届かない部分があるが、しっかり精査して6分台、5分台のタイムを目指して世界陸上代表を狙いたい」。再浮上へ自信を深めた。

だいやまーく下田 裕太(しもだ・ゆうた)1996年(平8)3月31日生まれ。静岡県小山町出身の27歳。加藤学園から青学大に進み2〜4年時の箱根駅伝で3年連続8区区間賞を獲得し青学大の総合4連覇に貢献。16年東京マラソンで初マラソン2時間11分34秒。2018年にGMOインターネットグループ入社。1メートル69、54キロ。

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