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朝乃山「大関に戻れるように天国から見守って」先代高砂親方からもらった形見は「爪」

[ 2024年2月5日 17:10 ]

先代高砂親方(元大関朝潮)の長岡末弘さんのお別れの会で献花を行う、手前から朝乃山、朝紅龍ら(代表撮影)
Photo By 代表撮影

昨年11月2日に67歳で亡くなった大相撲の先代高砂親方(元大関・朝潮)の長岡末弘さんの「お別れの会」が5日、都内のホテルで行われた。

日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)や元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏、近大相撲部現監督の阿部智志氏ら約350人が参列。最後の別れを惜しんだ。

愛弟子で元大関の幕内・朝乃山(29)は「近大の大先輩でもありますし、尊敬する親方でした。初優勝して近大でパレードした時の笑顔が忘れられないですね」としのんだ。「"前に出ろ"とたくさん指導されてきたので、それを胸に刻んで残りの現役生活悔いのないようにやっていきたいです・現役でいる限りは結果が全てなので、もう一回大関に戻れるように天国から見守ってくださいと誓いました」。師匠の教えを胸に、目標とする大関復帰への決意を新たにした。

先代師匠から、形見として爪をもらったという。「(昨年)九州場所が終わって帰った時、先代のおかみさんから師匠の足の爪をもらいました。お守りとして保管してあります」。初場所中はお守りを持ち歩いて場所入りし、亡き恩師から力をもらった。「先代のように、人に愛される力士になりたいです」。師匠から弟子へ、思いは引き継がれた。

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