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ウルフ・アロンが東京五輪以来の国際大会V 2大会連続の五輪代表決定的 GSパリ大会

[ 2024年2月5日 02:37 ]

柔道グランドスラム(GS)パリ大会最終日 ( 2024年2月4日 フランス・パリ )

柔道GSパリ大会優勝したウルフ・アーロン(AP)
Photo By AP

男女計5階級が行われ、男子100キロ級で21年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(27=パーク24)が優勝。21年東京五輪以来、2年半ぶりの国際大会制覇で、2大会連続となる今夏のパリ五輪代表入りが確実となった。

全日本柔道連盟はウルフと19歳の新井道大(東海大)を今大会に派遣。両者に明確な優劣が付いた場合は代表を決めるとしていた。低迷が続いていたウルフが金メダルを獲得した一方、昨年12月のGS東京大会では2位に入り五輪代表候補に急浮上した新井は3回戦で敗退。今月中旬にも臨時の強化委員会が開かれ、正式に内定する見通しとなった。

この日のウルフは1回戦から登場。往時の体や技の切れを見せて順調に勝ち上がると、準決勝ではウクライナ選手から切れ味鋭い内股で一本勝ち。決勝では18、21年世界選手権90キロ級王者のシェラザディシビリ(スペイン)から終盤、内股で技ありを奪い、そのまま逃げ切って優勢勝ち。全6試合を本戦の4分以内で勝ちきり、内容面でも完全復活を印象づけた。

東京五輪後は積極的なメディア出演で柔道普及に努めてきたが、一時は体重が130キロ台に達するなど代償は大きく、22年10月の講道館杯で復帰後は不振が続いた。昨年4月の選抜体重別で復活優勝後も国際大会では結果を残しきれなかったが、「ここで勝つか負けるかで決まる。柔道人生を懸けて戦いたい」と誓った背水の陣で優勝。半年後、同じパリで五輪2連覇に挑戦する権利をつかみ取った。

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