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張本美和か伊藤美誠か 5日発表の卓球パリ五輪団体代表に注目集まる 強化本部推薦で決定

[ 2024年2月5日 05:30 ]

伊藤美誠(左)と張本美和
Photo By スポニチ

卓球のパリ五輪代表団体戦要員の男女各1人が、5日に発表される。注目されるのが女子で、張本美和(15=木下アカデミー)と伊藤美誠(23=スターツ)が争う構図となっている。

パリ五輪代表の男女シングルス2人は、男子が張本智和(20=智和企画)と戸上隼輔(22=明大)、女子は早田ひな(23=日本生命)と平野美宇(23=木下グループ)に確定。団体戦に臨む残る3枠目は強化本部の推薦によって決まる。日本卓球協会の要項には「代表候補予定選手とダブルスが組め、団体戦でシングルスおよびダブルスにて活躍が期待できる選手1名」と条件が記されている。

15歳の張本美は昨年の世界ツアーで2勝し、11月の全農カップ大阪大会では決勝で早田ひな(日本生命)を下して優勝。今年1月の全日本では準優勝を果たした。22年3月に624位だった世界ランクが、今では16位にまで浮上。五輪選考レースのポイントでは3位の伊藤に次ぐ4位ながら、日本代表女子の渡辺武弘監督が「予想外」と驚くほどの成長ぶりを示している。

伊藤は東京五輪で金、銀、銅と3つのメダルをコンプリート。実績は十分だが、パリ五輪の選考レースでは出遅れ、今年1月の全日本は6回戦で敗退してシングルス代表の座を逃した。敗戦後には「私はずっとシングルスで優勝したいと思っていた」と涙を流し「団体戦に選出されても出るかは決まっていない」などと話していた。

4日には、張本美が神奈川の一員としてTリーグに出場し2勝を挙げた。一方の伊藤は福島県で開催された「ふくしま浜通り復興スポーツフェス」に参加し、卓球教室などで笑顔を見せた。日本女子団体にとって4大会連続のメダルが懸かるパリ五輪へ、5日にラストピースが決まる。

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