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柔道羽賀「やるせない」高梨のスーツ規定違反に言及

[ 2022年2月8日 11:30 ]

羽賀龍之介
Photo By スポニチ

柔道男子100キロ級で16年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽賀龍之介(30=旭化成)が8日、自身のツイッターを更新し、「試合の後に道着が小さかったから失格です。だったらやるせない」などと投稿した。7日の北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体の1回目に、女子エースの高梨沙羅(25=クラレ)がスーツ規定違反により失格処分を受けたことについて言及したとみられる。

ジャンプはスーツが空中で受ける浮力に直結するため、国際スキー連盟(FIS)はサイズや空気の透過量などについて厳格なルールを設けている。サイズは体にフィットしている必要があり、体とスーツの間隔は女子の場合2〜4センチ以内と定められている。一方、柔道も道着の袖や丈の長さにルールがあり、選手は試合ごとに専用の測定器などでチェックを受ける。

2つの競技で大きく異なる点が、規定違反の場合の扱い。ジャンプは試技後に無作為の抜き打ちチェックを受け、違反の場合は失格となる。一方の柔道は主催者の用意した道着に着替えれば、試合の出場自体は可能。羽賀も「柔道の場合、試合直前の柔道着検査をクリア出来なければ大会側が用意した柔道着を着用します。その際はメーカーもサイズ感も選べないしペナルティーとしてコーチボックスへの帯同も認められません」と説明した。

柔道の場合はできるだけ相手につかまれないようにするため、ジャンプとは逆に道着が体にフィットした方が有利になるとされる。昨夏の東京五輪でも厳しいチェックが入り、個人所有の道着の着用を禁じられる選手が相次いだ。

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