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小林陵侑 ラージでも金獲る!2冠へ 「ラージの方が好き。楽しみしかない。メダルが獲れれば」

[ 2022年2月8日 10:46 ]

男子個人ノーマルヒル決勝、金メダルに輝き、ガッツポーズの小林陵侑(AP)
Photo By AP

男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS106メートル)で今大会日本選手第1号の金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が8日、メダリスト会見に臨んだ。

2冠への挑戦権を手に入れ、「楽しみしかない。やっぱり遠くに飛ぶのが楽しくてやっているので、ラージの方が好きです」と笑み。

五輪の金メダルとW杯を勝ち続けること、どちらが難しいかという質問には「W杯で勝ち続ける難しさは、なんでしょうね...絶対的にうまいことが必要になるので、10年間ずっとトップで戦い続けているカミルさんとか、いろんな選手がいますけど、凄いなと。道具が変わっても対応できているのは、対応力が大事だと思う。五輪で勝つ難しさ、この一発。本当にその日、調子がいい人とか、ジャンプは風が当たった人もあり得ますし。どっちも難しい。50人飛ぶ中で、一番上手にきれいに飛ぶのも、1番が目立つが、1位になるのは難しいことだと思っています」と述べた。

風が難しい台で意識することについて「今回の試合の日は意外に風が落ち着いた条件だった。いつでもあまり僕は風を気にしないというか、自分のパフォーマンスに集中しています」と振り返った。

盛岡中央高までは複合選手として活躍したが、土屋ホームの葛西紀明兼任監督に才能を見いだされてジャンプに専念。そして五輪の金メダルにたどりついた。恩師である葛西にメダルを掛けてあげるか?と聞かれ「はい。掛けてあげます」と笑顔を見せた。

今後のジャンプ界へ「今は難しいかも知れないが、たくさんの人が大倉山に試合を見に来てくれたり、たくさん子供が飛んでいる姿を見たい」と語った。

11日からは2冠をかけてラージヒルに臨む。「まだラージが残っている。そこでもメダルが獲れればいいなと思います」と力を込めた。

小林の金メダルは、個人種目では1998年長野五輪ラージヒルを制した船木和喜以来の快挙。1回目に104・5メートルで首位に立ち、2回目に99・5メートルを飛び、今季W杯最多7勝の力を見せつけた。

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