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M―1第19代王者は「令和ロマン」 第1回中川家以来の登場1番手優勝 異例「来年も出ます」の連覇宣言

[ 2023年12月25日 05:30 ]

<M-1グランプリ2023>優勝した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリは優勝トロフィーを手に笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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漫才師日本一決定戦「M―1グランプリ」の決勝が24日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、結成5年の「令和ロマン」が優勝した。史上最多8540組の頂点に輝き、賞金1000万円を手にした。吉本興業勢の優勝は3大会ぶり。高比良くるま(29)は「来年も出ます」と連覇を狙うことを宣言した。

最終決戦で審査員7人の票が1人ずつ発表されると、最後の松本人志(60)を残し「ヤーレンズ」と3票ずつで並ぶ接戦。ラスト1票が入ると、2人は驚きの表情を見せた。この日、松本にスタジオで「汗臭い」と言われた松井ケムリ(30)は「汗臭くても優勝できるんだと分かって良かったです」と感激した。

「不利」と言われるファーストラウンドでのトップバッターが優勝するのは2001年の第1回大会の「中川家」以来、22年ぶり。最終決戦でも1番手で登場し、架空のドラマのネタで堅実に笑いを取った。高比良がオーバーアクション気味に畳みかけていくボケが審査員に高く評価された。

慶大のお笑いサークルに在籍した頭脳派コンビ。日本一となった夏の甲子園と明治神宮大会の野球の慶応旋風に続き、高比良は「慶応の波に完全に乗りました」、松井も「意識していました」と明かした。

松井は父親が大和証券グループ本社副社長で、実家の金持ちぶりをネタにすることもある。それだけに決勝前には賞金1000万円について「あげる」と、折半せず相方に渡す意向を示していた。会見で改めて賞金のことを聞かれると「あげます」と明言。この日の有馬記念で100万円賭けて負けた高比良は「よっしゃー!」と大喜びしていた。

会見では最後に「頂で待つ」と競演ライブでしのぎを削ってきた「ヤーレンズ」にエールを送った。令和のニュースターがロマンを届けていく。


◇令和ロマン 高比良くるま(本名高比良直樹=たかひら・なおき)1994年(平6)9月3日生まれ、東京都練馬区出身の29歳。ボケ担当。松井ケムリ(本名松井浩一=まつい・こういち)1993年(平5)5月29日生まれ、横浜市出身の30歳。ツッコミ担当。吉本興業所属。18年にコンビ「魔人無骨」を結成。「M―1...」にはNSC在学時の17年に初出場し、18年初の準決勝進出。19年に「令和ロマン」に改名。

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