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カブス・鈴木誠也 微妙な判定に困惑し無安打2三振で"誕生日"の祝砲ならず チームは逃げ切って2連勝

[ 2024年8月18日 06:55 ]

インターリーグ カブス3-2ルージェイズ ( 2024年8月17日 シカゴ )

カブス・鈴木誠也(AP)
Photo By AP

カブスの鈴木誠也外野手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地でのブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場したが、3打数無安打、2三振、1四球に終わった。チームは7投手の継投でブ軍の反撃を2点に抑え、3―2で勝利。これで2連勝とした。

鈴木はこの日も微妙な判定に苦しんだ。ハップの先頭打者本塁打で1点を先制した後の初回1死で迎えた第1打席は四球。3回の第2打席は左飛に抑えられた。

5回の第3打席は2点を追加してなおも2死三塁の好機で迎えたが、堂々と見逃した外角への89マイル(約143キロ)カットボールをストライクと判定されて見逃し三振となり、思わず天を仰いだ。8回の第4打席は前の打席の見逃し三振が影響したのか、外角の明らかなボール球になる78・4マイル(約126・1キロ)のチェンジアップに手を出して空振り三振に倒れた。これで打率は・263まで下がった。

前日は延長10回に自身メジャー初のサヨナラ打を放ち、チームメートから祝福でもみくちゃにされた。この日は日本時間では(18日)30歳の誕生日。前日の勢いをこの日の試合につなげたいところだったが、かなわなかった。

今季の鈴木はこうした微妙な判定による見逃し三振を喫する場面が多く見られる。特に微妙な判定で2つの見逃し三振を喫した5月31日のレッズ戦から極端に増えた。開幕から5月30日までの32試合で記録した34三振のうち見逃し三振はわずか12%の4つだけだったのに対し、5月31日からこの日までの65試合で記録した81三振のうち見逃し三振は実に42%の34個を数える。この日の試合を含めた直近9試合だけを見ても、36打数6安打の打率・167と苦しんでおり、その間に喫した10三振のうち6個が見逃し三振だった。微妙な判定もあるが、こうした際どいコースの球にどう対処するかが今後のカギを握りそうだ。

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