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広島再加速へ大砲復活! 新井監督の密着指導に応えた末包1試合2発「スッキリ打席に入れた」

[ 2024年8月18日 06:00 ]

セ・リーグ 広島3ー6ヤクルト ( 2024年8月17日 神宮 )

<ヤ・広>9回、先頭の広島・末包がこの試合2本目の本塁打を放ち、新井監督から祝福される(撮影・長久保 豊)
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広島・末包が、トンネルを抜け出した。0―1の4回1死、左腕・高橋の低めスライダーをすくい上げると、高く打ち上がった打球は真っ赤に染まった左翼席最前列へ。27打席ぶりの安打は一時同点の8号ソロ。眠っていたバットから、ようやく快音が響いた。

「自分の中でも、(監督に助言をもらい)スッキリした中で打席に入れたので、良かったと思う」

6日巨人戦の第4打席で二塁打を放って以降、出場7試合、沈黙が続いていたが、気持ちは前を向いていた。台風7号の接近で試合が中止となった前日。全体練習で新井監督から密着指導を受けた。苦しい状態が続き、「打撃フォームを修正しないといけない」と悩んでいたというが、指揮官からはタイミングについて助言を受けて修正を図り、早速アーチで応えた。

「自分的には最後(9回)の打席が一番良かった。昨日の練習の中で、振れる準備というのができたのかなと思う」

2―6の9回には同じく左腕の長谷川を相手に149キロ高め直球を仕留め、左中間席に飛び込む9号ソロ。昨年9月23日の巨人戦以来となる1試合2本塁打だ。助言した新井監督も「いいスイングをしていると思った。自分が何かを言ったとかではなく、打席に立ってスイングしたのは彼なので。どんどんまた(調子を)上げていってもらいたい」と復調に期待を寄せた。

チームは敗戦。2位・巨人とゲーム差なしに迫られたが、大砲が見せた奮闘は、再加速へ明るい材料となった。 (長谷川 凡記)

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