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ドジャース移籍以来、8回1/3で1安打無失点、与四球1、13奪三振のコペック 9月はクローザーか!?

[ 2024年8月18日 05:50 ]

ドジャースのマイケル・コペック投手(AP)
Photo By AP

ロサンゼルスタイムズ紙のマイク・ディジオバンナ記者が、ドジャースに移籍して以来、8試合に登板、8・1イニングを投げ、被安打1、与四球1、13奪三振、無失点のマイケル・コペックについて報じている。

16日のカージナルス戦では9回に1点差で登板、セーブも挙げた。移籍前ホワイトソックスでは43試合、43・2イニングに投げ、2勝8敗、防御率4・74だった。ただし7月10日のツインズ戦ではイマキュレート・イニングを達成。ピッチャーが1イニングを9球で3者三振に抑えることで、シーズン中に数回しか達成されない。

コペックの直球は平均球速は98.7マイルで、ブルワーズの代打ジェイク・バウアーズを三振に抑えた際には101マイルに達した。ドジャースはコペックにスライダーやカッターを織り交ぜるように勧めている。「本当にトップクラスの投球で、左打者でも右打者でも関係ない。100マイルの直球にカッター、ストライクも取れる。打者にとっては嫌な投手だし、我々は今彼をとても信頼している」とデーブ・ロバーツ監督。コペックは、けが人続出のブルペンで救世主となりつつある。

クローザーは37歳の右腕ダニエル・ハドソンだったが、15日のブルワーズ戦で8回に3失点して敗因となった。ハドソンは昨季は膝の手術で欠場しており、典型的なクローザーのような重い負担を背負えない。ドジャースはトレード期限前にブルペンの強化が必要だった。

「コペックのような選手がブルペンに加わることで、どれだけ助かるかは計り知れない。層が厚くなり、特に僕やブレーク(トライネン)、ジョー(ケリー)はもう若くはないから、時々休む必要がある。彼は特別な才能を持っていて、私たちの側にいることは本当に嬉しい」とハドソン。コペックはホワイトソックスでの最初の3シーズンを先発投手として過ごし、その後リリーバーに転向。ドジャースでの役割は日に日に上がっており、投球次第では9月にクローザーの役割を引き継ぐ可能性もある。

ロバーツ監督は「どうなるか見ていこう。まだ時間はある」と話している。コペックは「僕たちはここでチャンピオンシップを狙っているし、いろいろと要求されるのではなく、チームの中でフィットする役割を自然に任せてくれる。だからすごく楽しい」と話す。

今季の年俸は300万ドル、FAの資格を得るのは25年シーズンオフ。ゆえに来季もドジャースで重要な役割を果たすだろう。球団は先発投手に戻す可能性も否定していない。コペックは「長い間先発としてプレーしてきたから、リリーバーに専念する準備ができているかどうかはわからない。でも、今はリリーバーとしての役割を与えられているし、優勝のために自分の役割を果たせるのは幸せ」と話している。

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