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阪神・石井 飛躍へ秘密兵器!「奥さんに怒られるかな...」100万円自腹で回転数&変化量測定器導入

[ 2024年1月17日 05:15 ]

キャッチボールを行う石井(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

新兵器でレベルアップだ。今季4年目の阪神・石井が、昨年12月に最新の測定器を購入したことを明かした。それはボールの回転数、変化量などが即座に数値化できる3Dトラッキングシステムの「ラプソード」。総額約100万円の品。鳴尾浜球場での自主トレ後に購入の意図を明かした。

「去年の(春季)キャンプでスロー(映像)を見ようと思ったら、ビーズリーと(機械の)取り合いになった。待っている時間はもったいないので」

「ラプソード」に加え、スローモーション動画を撮影できるカメラ「インサイト」も購入した。「一番の目的は、手元の環境がどうなっているか見ること」。今春キャンプにも持参し、投球フォームの確認に活用する予定。「フォークは去年のキャンプで良かったけど、シーズン途中で変化量に差が出たりした。そういうチェックを含めて、活用したいと思った」。昨年12月5日の契約交渉では1250万円から2750万円増の4000万円で更改。増俸となったものの高額品の購入は勇気が必要だろう。「奥さんに怒られるかなと思っている」と苦笑いを浮かべた。それでも自己投資することを決めた。

一方で数字や映像だけに頼るつもりはない。「データと戦っているわけではない。対人でどう映るかが大事。試合で戦うのは人間なので」。期待の26歳右腕は打者の反応を最重要視する構えだ。(松本 航亮)

▽ラプソード ラプソード社が開発した3Dトラッキングシステム。レーダーとカメラを組み合わせ、詳細なデータを測定。投球用は球速や回転数、回転軸、変化量などを即座に数値化できる。本体だけで約50万円と高価だが、西武・平良は19年オフに、ヤクルト・木沢は22年オフに購入して春季キャンプに持ち込むなど個人保有も増えている。

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