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オリックス育成3位・宮国 憧れ同郷の先輩・宮城追う「一緒にローテーションを」

[ 2024年1月17日 05:20 ]

支配下昇格へアピールを期す宮国

【24年版球界新士録(2) オリックス育成3位・宮国凌空投手】憧れの先輩の背中を追う。宮国は同じ沖縄県宜野湾市出身で、オリックス先発陣の中核を担う宮城の存在に目を輝かせた。

「地元の先輩ですし、チームの先輩にもなる。いろいろ見習いながらやっていきたい」

同郷かつ、中学時代に在籍したチームも同じ宜野湾ポニーズ。ポニーリーグ日本代表に選出された経歴まで、偉大な先輩と同じ道を歩んできた。身長1メートル71の先輩に対し、「僕も身長が小さい方(1メートル76)なので、投球スタイルも似てくると思う。組み立て方も聞いてみたい」。一日も早い支配下昇格を目指し、「同じ舞台で一緒にローテーションを回っていけたらいいなと思う」とその先に1軍での共演を夢見ている。

リリースへと移行する前に左手を高く突き上げる独特なフォームから、繰り出される力強い直球とツーシーム、スライダー、カーブ、フォーク、スプリットと多彩な変化球が武器。2年時点で最速は149キロを計測した。3年夏に右手を負傷した影響で育成契約となったが、昨年末にはブルペン投球を行い、新人合同自主トレもここまで通常通りのメニューをこなすなど「不安はもうないです」と力強い。

入寮時には「家でも玄関とかに置いている。高校時代にも持っていってました」と沖縄で守り神とされるシーサーの置物を持ち込んだ。マウンド、そして先発ローテーションを守り切る投手を目指し、アピールを期す。 (阪井 日向)

◇宮国 凌空(みやぐに・りく)2005年(平17)8月7日生まれ、沖縄県宜野湾市出身の18歳。宜野湾小1年時に宜野湾ベースボールキッズで野球を始める。宜野湾中では宜野湾ポニーズに所属。東邦では1年夏から投手に本格転向し1年秋から背番号1。3年春の選抜に出場。遠投120メートル。1メートル76、78キロ。右投げ右打ち。

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