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なぜ先頭から3者連続セーフティーバントの奇襲? ビッグボスが明かした狙い

[ 2022年2月11日 21:23 ]

練習試合 日本ハム3―3阪神 ( 2022年2月11日 沖縄・タピックスタジアム名護 )

<日・神>しろまるポーズをとる新庄監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

日本ハム新庄剛志監督が、阪神先発の藤浪に対して初回に指示した3者連続セーフティーバントの狙いを試合後に明かした。

「藤浪君に対してのセーフティーバントって、まあバッターからしたら難しいんですよ。それを、自分のイメージの中では失敗するから、その失敗をベンチの選手たちに"なんで失敗するんだろう"って確認させたかった」

初回は1番上野、2番片岡、3番宮田と3者連続でセーフティーバントを指示した。上野は投ゴロに終わり、片岡は空振り三振、宮田は見逃し三振と結局全員が失敗。そこまでは頭の中で描いたイメージ通りで、その失敗していく姿をベンチの選手たちに見させることに意味があったという。「プロ野球選手なんだから、見ていて俺だったらこうしようとか、ベンチの中でも頭の中で修正する」と指摘した。

また奇襲自体は失敗に終わったかにも見えたが「あとは俺が何をしてくるか分からない。相手のサードのポジションとか、九回まで前に来ていたから。こういうことなんだなって」と相手チームに印象付けることもできた。

相手の藤浪も最速159キロの直球を軸に、揺さぶりには屈しなかった。「でも(打者は)怖いと思うよ。俺なら(転がすなら)一塁側。サード側にできるのかというのか、という僕の確認もあった。159キロ?俺だったらサイン無視するね。マジ怖いんやから。こんな大きなボールが来る感じ」と振り返った。

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